このページは2011年の「プリあら会」日記です。2010年版、あるいは、それ以前の日記を読みたい方はHOMEページを開いて年号をクリックしてください。
12月9日(金)
佐原有紀
 2011年、最後の例会!今年もプリあらでは色んなことがありました。 亜羅仁&有加 さんをゲストにスタート。
 3・11直後も「人々に元気を!」という考えのもと、停電や交通機関の乱れる中、例会は予定通り開催。そんな状況でも、多くの方々が参加してくれました。
 夏には、会場満員のスペシャル企画!『シュートオガワ特別例会』それに続き、米国マジック界のスター!アンドリュー・ゴールデンハーシュさんがプリあらに上陸!アンビリーバボー!!白熱のプリあらでした。
 秋にはプリあらオークション! そして、12月。
 今年最後の例会も見所満載のラインナップです!来年の新体制プリあらに先立って、タジマジックさんとわか葉さんのMCも今回で、ラストになりました。
 会員マジック。登場は、秋山紀夫さんです。
 コインペールを披露。服装や出で立ちはコインペールにピッタリなのですが、なぜかBGMは演歌調のものや「東京スカイツリー音頭」という音楽。ビジュアルと音楽のものすごいギャップは何なんでしょうか(笑)
 魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナー。ビジターマジシャンには、小林恵子さんが登場!三本のロープのマジックを見せてくださいました。
 続いては、ケン正木さん。カラオケマジックで有名なケンさんですが、今回は「落語マジック」を披露。落語家さながらの噺とマジックが同時進行で繰り広げられます。ステージが寄席に早変わり!
 タジマジック&わか葉さんの今年最後の寸劇マジック。なんとすでに42段目です!今回は、浮気性のわか葉先輩の真の彼氏を予言すると言うマジック。すっかりお馴染になった寸劇マジック、来年も楽しみです!
 さて、いよいよ本年最後のゲストマジシャンのコーナー。2011年ラストを飾るのは、丸山真一さんです。
 丸山真一さんは名古屋で活躍するマジシャンで、カードを稲妻の如く操るカーディシャンです。
 とにかくそのカードさばきたるや凄いです!!「カードってそういう使い方をするの?」って思うくらいカードがあり得ない動きをします。丸山さんの、終始ハイテンションなキャラクターは、外国の大会で「お前はパンクロッカーか?」と現地のマジシャンに言われたほどとか!!
 プリあらでのステージもテンションMAX!登場するやいなや、音楽に合わせてカードを噴射!!登場から5秒でステージはカードだらけに。色んな意味でこんなマジシャンほかにはいません(笑)
 ショーはすべてカードのみで構成されていますが、そのテクニックとテンションで飽きさせることはありません。
 この日のプリあらでは、FISMアジア予選を勝ち抜いたアクトを特別に披露。来年、ロンドンで開催されるFISM2012ではアジア代表として出場が決定されたそうです。来年のFISMが楽しみですね。久々の日本人優勝なるか!?
 マジックの途中で、突然大きな声を発するMARUYAMA MAGICは、マジックにもその声にも驚けます(笑!!) また、丸山さんの出されたレクチャーノート『丸山 ですノート』に発表されていると言うメンタルマジックも見せてくださいました。
 この日、丸山さんは海外からの帰国後名古屋に戻り、翌日すぐに東京に舞い戻るというハードスケジュールでプリあらに出演してくださいました。ありがとうございました。
 そして、例会の絞め!2011年の絞めは、会長コーナー!
 2011年のラストを飾る会長コーナーは、誰もやったことのないと言うメンタルマジックを見せてくださいました。これは11月頃の例会から予告していたもので、遂に、この今年最後の例会で、封切られたのです!
 そんな重大なマジックを、なんと「丸山真一風なキャラ」で演じるという会長!!マジックの所々に、「YES!!」とか、丸山さん独特の理解不能な英語を突如として挟み込んでいきます(爆笑)
 「メンタルマジック」と言うと、怪しげで暗く、怪奇的イメージが強いですが、会長のメンタルマジックは、著者『メンタルマジック』(東京堂出版)の中でも書いておられる様に、明るく楽しい、エンターテイメントなメンタルマジックとなっています!
 今回は、会長の見えないところで5人の観客がカードを選び、それをマジシャンの質問と観客の回答のみによって一枚ずつ当てていく、というマジックです。
 が、その質問というのが、「丸山さんの鼻の穴の右と左、どちらが大きく見えましたか?」とか、「タジマジックさんと丸山さんのどちらが好きですか?」など、なんじゃそりゃ!?と思うような爆笑な質問で演じられます。が、その不思議さは尋常じゃありません。
 アマチュアのマジシャンはともかく、プロのマジシャンにとっても全く有り得ない状況でカードが当てられていく。勿論、カード自体は全くのノーマル! 例会後のアフターで、丸山さんも、「不思議でしたぁ」と感心しておられました。
 マジックを見せると、そのマジックのタネや仕掛けの部分へと関心が集中してしまいがちで、悶々とした気持ちを観客側に残してしまいますが、優れた演者のパフォーマンスは、観た後に「観て良かった」というすっきりした気持ちを与えてくれます。
 今回のマジックも、端にマジックだけを観たら、あまりの不思議さで、そればかりが心に残ってしまうと思うのですが、会長の織りなす演出で「楽しかった」という心地よい感覚が残りました。
 今宵の例会は、まさにカード漬け!
 丸山真一さんのカードマジックに会長コーナー。どちらもカードでしたが、そこに、飽きが全く無いのは、そのショーマンシップや演出の力なんだなぁ、と関心しつつ、例会はエンディングに。
 今年のプリあらも多くのゲスト、マジシャン、スタッフ、会員の力によって、普通ではありえない企画が目白押しでした!荒木会長、みなさん、ありがとうございました。
 2012年は何が起こるのか楽しみに、来年もさらに勉強したいと思います!!
11月25日(金)
川崎雅司
 アメリカでは、感謝祭で盛り上がっている中、日本でも、世田谷区梅ヶ丘パークホールの小さな会場で熱気的なShowが始まろうとしていました。
 今日は、おしどりのように息のあったタジマジックさんとわか葉さんの司会で例会の幕が上がりました。
 まず最初は、会員マジックです。「プリあらマジックアワーズ2011」でプリあら特別賞を受賞した実力派の玉置慶子さん、得意とするロープマジックを披露してくれました。カラフルなシルクを扱い、落ち着いた演技の中に技の切れが炸裂しました。
 続いては、魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナーです。今日は残念ながらビジターマジシャンが来られなかったのですが、魔人タジマーさんの突然のフリで、会場にスタッフとして立っていた大道芸人のピーロさんに白羽の矢がたちました。
 でも、流石ピーロさんです。頭と胴体が独立してロボットのように動かす秘儀を見せていただき、会場から驚きの声が発せられました。会場がまだ、驚きでどよめいている中、魔人タジマーとわか葉さんの寸劇マジックへと進行していきます。
 「愛がほしい」というタスキを身につけて恋に悩む女学生姿のわか葉さんのために、高校生姿の魔人タジマーさんが悩みを解決すべく予言の似顔絵マジックを行いました。劇の進行とマジックがより一層定着していました。会長から「寸劇単独ライブを開こう」と、言われる日を待ち望んでいるのかもしれません(笑)
 メインゲストのスティーブ・マーシャルさんです。プリあら例会は3年ぶりで、大きな身体に豹柄のジャケットで登場しました。
 スティーブさん独特の英語と日本語混在の話し方で、会場の空気がガラッと変りました。
 シンプルに1つのダイスカップを用いた「カップアンドボール」からはじまり、藁人形を使ったちょっと怖いマジックでは、ステージ上にあがって間近で見ている観客の女性が、驚愕してしまうほどでした。
 続いて、カードマジックへと進んでいきますが、おちのギャグで、一気に会場を笑いの渦に包みこんでしまいました。
 ここからは、サーカスで5年間ピエロを演じていたスティーブさんの本領発揮です。風船アートやジャグリングを演じ、会場はどんどん盛り上がっていきます。
 ジャグリングの後は、バケツにどんどんコインが溜まるマジック、ESPカードを使ったメンタルカード当て、ロープマジック、紙コップを使ってのマジックへと進行しました。
 最後は、Fred Caps のSalt Magicで、白色の塩が滝のように綺麗で、とても鮮やかでした。
 スティーブさんのマジックは、サーカスでピエロを経験したこともあって、会場の雰囲気をずっと暖かい笑いで満たしていました。また、数多くのマジックを演じましたが、マジックの要素によって会場の観客にスティーブの演技に欠かせない役割を与え、一体となってマジックを完成させた気分にさせてくれました。
 例会最後は会長のコーナーです。
 まず、マジックグッズを製作しているジン工房さんが、先日のプリあらオークションで出展できなかったグッズの紹介です。大型バイスクルの箱がティッシュ箱になっています。
 続いて、2つのライブ&X'masパーティーの話題です。まずKids Showですが、Kids Showのチケットは、1ケ月前にもかかわらず、3回公演中2回公演が完売されました。チケットは残り少ないそうです。
 アルカポネを中心としたミュージカルのようなショーにマジックが盛り込まれている、10歳から15歳までの子供達のみのショーです。練習風景を見ている大人達が感動して涙するほどの話題のショーです。見逃してはなりません。
 X'masショーも準備が着々と進められており、通常だと考えられない価格のチケットで、マジック、ダンスそして会長の荒木バンドなど豪華なショーを堪能できます。
 最後は、ぺるライブ3です。できたばかりのチラシとポスターの紹介がありました。綺麗なぺるさんが海賊や王女様の格好で写っているチラシですが、チラシだけでも価値があります。こちらは海賊をテーマとしたマジックショーです。来年1月ですが、すぐにチケットが売り切れになりそうです。なにやら、パーティゲームの決定版「黒ひげ危機一髪」もどきで、クビが飛んでいく大掛かりなマジックもありそうです。こちらも絶対に見逃せませんネ。
 さて、会長のマジックは以前、10月9日に成功しなかったカードマジックの再挑戦です。このマジックは、とてもシンプルな原理ですが、作品としての欠点を補うための会長独自の工夫が光るマジックです。
 まず、観客の好きな数字を紙に書きます。約半分のデックから1枚観客に覚えてもらいそのカードが、デックのトップから紙に書いた枚数目に表れるというマジックです。
 会長が行うのは並べるという操作だけであり、観客が示すのもカードのある列のみ。この単純なやり取りで、本当に当たるのかと会場は息を呑みました。なんということか、当りませんでした、、、ただ、この原理を少なからず知ってる自分としては、観客50人を前にして、面白おかしく会話を続けながら、このマジックを演じていくのは、至難の業だとおもう。しかも、観客に好きな数字を書かせること、カードを並べた後すぐに裏返しにすることにより、理不尽な手順の欠点をなくし、作品に新たな輝きを与えているということで、さらに高度な作品になっていることは間違いない!!このマジックをこれだけ、自然に不思議に構築して演じることのすごさを実感しました。おそらく日本のマジシャンでは、誰もできないことだと感じました。
 プリあら例会は、メインゲストマジシャンや会長のマジックを間近で見れ、毎回人を幸せにするための多くの事を無償同然で教えてくれていると私は思っています。この会と巡り逢って本当によかったと今回も思いました。次回の例会も楽しみです。
11月8日(火)
関口伸光
 年に1度の名物イベント「プリあら秋のオークション祭り」の日がやってきました!大人気のイベントで、この日が来るのを待っていた人はさぞかし多い事でしょう。会場はいつもの例会の場所とは違って、iStudoで開催です。会場にはすでにたくさんの方が集まってきました。
 このプリあらオークションはそんじょそこらのオークションとは訳が違います。この日、この場所を逃したら一生後悔する事間違いなしの、お宝中のお宝がザックザク!それが数々の出品者の手によって、次から次へと出品されるのですからたまりません。
 急いで会場に向かい、なんとか開始時間の7時半ギリギリに到着。すでに大勢の皆さんが集まり、会場内は熱気に包まれていました。
 いざオークションのスタートです。このイベントにとって重要なオークショニアは荒木会長が務めてくださいます!荒木会長がひとたびマイクを握るとガラっと雰囲気が高まり、会場の熱気もかなりのものです。テンポのよい掛け声でどんどん札が上がってしまいます。今回も盛り上げて頂ける事でしょう。さあ始まり始まりぃーー!!!
 まずはケン正木さん。とっても綺麗なミリオンダラー用コインペイルやバルーンファンタジー、大きくなる輪など、とても上質なマジックグッズを実演を混じえて楽しくご紹介くださいました。
 ケンさんの実演を見て、すぐに多くの札が上がり、あっと言う間にどんどん値が上がっていきました。すごい人気!オープニングを華々しく飾ってくださいました。ケンさんありがとうございます。
 続いての登場はこの方、ミステラさんです。
 今回もたくさんのグッズを持ってきて下さいました。出るわ出るわ・・・まさに宝の山!今では買えない貴重なグッズや、ちょっと怪しいモノ!?など(笑)会場からは『あんなに売っちゃっていいの?』と、逆に心配そうな声も(笑)その位、良いものがとにかくいっぱい出品され、皆さん大喜びです。ミステラさん、いつもありがとうございます!!
 続いては、会員の熊倉さん。熊倉さんはクリエイターをやられているだけあって、オリジナルのお札マジックグッズをたくさん出品されました。他では絶対買えないものだけに、一斉に札が上がり、その人気ぶりが伺えます。やっぱりお札のマジックってどこでも人気なんですよねー。
 次に登場するのは、タイマロさん。先日会員マジックでも披露されたシルクストリーマーや、マリックさんのお父さんが縫い上げたという貴重な「鳩消しマット」。
  なんと奇術の百科事典といわれる「グレータマジック」を出品されました!これにはさすがの荒木会長からも「おれが欲しいなー!」と驚きの声が漏れました!タイマロさんのマジックへの情熱が伺い知れますね。
 しかしこんな貴重なもの売っちゃって後で後悔しないのかこちらのほうが心配になっちゃいますね(笑)
 続いて登場は福田徳彦さん。福田さんをご存知ない方のために・・「顔田顔彦」さんというプロの俳優さんとしてご活躍で、荒木会長プロデュースの『顔田顔彦ライブ』でも多くの方を魅了されました。
 今日は、地方会員の舩越さんの代わりに福田さんが商品の紹介をされています。古典的名作の「パン時計」や「卵カップ」「のべシルク」など、テンポの良い紹介のおかげであっという間に完売です。さすが福田さん!!
 いよいよ魔人タジマーこと、タジマジックさんの登場です!!
 出品された数々のグッズはどれも良いものばかり。タジマジックさん曰く、この日のために買ってきたものもあるのだとか・・・きっとそういうところも、皆を楽しませたいという日頃からのショーマンシップから来るのだと僕は思います。
 後半ではご自分のDVDを格安で出品されていました。今回も会場を大いに沸かせて頂きました。タジマジックさん、ありがとうございました。
 ピーロさんは1点、チェンジングベストを出品されました。ステージ衣装としてもそのまま使え、なんと4色もの変化が可能なそのベストは、ステージをやられる方は1つは持っていたいグッズです。大人気でしたねー!!
 ダーク広和さんは、都合によりご参加頂けませんでしたので、代わりにケン正木さんとタジマジックさんがグッズの紹介をされました。
 そのグッズのどれも涎が出るほどの上質なものばかり。中でも「フレッドカプスのカードモンテ」なんて、約40年前の製品だそうです。こんなの他では絶対に買うことできません!すごいですねー!!その外「キーナンバーの予言」なんて、お亡くなりになられた三瓶さんが300個限定で作った製品だそうで、しかもそのプロトタイプだそうです。超が付くレアものです!!ビックリ!!ダークさん数々の上質グッズの出品ありがとうございました。
 そして、ぺるちゃんの登場です!ぺるちゃんと言えば、トランプ柄で有名ですが、今回も数々のトランプ柄グッズを持ってきてくれました。さすが、ぺるちゃんのコレクションだけあって、どれもかわいいものばかりです。
 他にもマジックグッズではリング、ギロチン等、ステージで実際使っていたものとかも。後半はお馴染みぺるちゃんグッズ!こちらはとにかく大人気で一部の熱狂的ファンの方たち(笑)によって、熱きバトルを繰り広げ、まさにお祭り騒ぎとなりました。
 ぺるちゃんありがとうございました。
 後半2回目のミステラさんに続き、最後を飾るのは大人気の山田工房こと山田秀樹さんです!!
 山田さんのグッズを楽しみにきている方も毎年多いことだと思います。それもそのはず、山田さんの製作されたグッズはとにかく手が込んでいて、見るとすぐに欲しくなってしまうものばかりなんです。
 今回も綺麗で上質なグッズを山田さん自ら実演も交えながらご紹介されていました。1つ品物が登場する度に会場からは『わぁー!!』という歓声が溢れます!
 もちろん多くの札が上がった事は言うまでもありません。山田さんいつもありがとうございます!
 という事で、今年のオークションも大盛況に終わりました!
 あっと言う間の熱き時間でした。落札された数々の『宝』を持って帰る人の目はまさにオモチャを買ってもらったばかりの子供のように輝いていました!いくつになってもこういう感覚って忘れたくないですね。また来年のオークションが楽しみです!皆さんありがとうございました。
10月27日(木)
藤吉成興
 各地域の文化祭などでもマジックショーが催され、読書の秋、食欲の秋とともに深まりゆく季節を感じつつ、いつものようにプリあらの例会へと足を向けました。本日の司会は、佐々木さんに替わって、真っ白なスーツに身を包んだタジマジックさんと隅谷さん。いつもとはちょっと違った感じでのスタートです。
 会員マジックは、82歳になられるという鈴木富夫さん。赤と黒のコンビのジャケットに黒のボウタイでお洒落にキメ、筒とボールのマジック、ロープのマジックを次々と演じられました。発声もハッキリとして声にハリがあり、話のオチもピッタリ。粋な感じの楽しい演技でした。 
 続くはおなじみ、魔人タジマーのコーナー。
 ゲストマジシャンとして登場したのはケン正木さん。体調が回復され、元気なお顔を拝見することができて何よりです。和妻の題材から、扇子と紐を使ったとても不思議なマジックを披露されました。
 タジマジックさんはわか葉さんとのコンビで、始めてから2年ほど続けている寸劇マジック。当てるカードを広く会場に予言したうえでのカード当てです。ちょっとだけ強引に、でも、とてもビジュアルでコミカルに演じられました。
 いよいよ今夜のメインゲスト、ヒロサカイさんの登場です。ゴムフーセンを「ゴムゴムの実」に見立ててひと呑みしてから、腕がグルグル回ったり伸びたりと、ヒロさん自身も照れ笑いするような、ウィットに富んだユーモラスな演目からスタート。まずは、マジックで観客の緊張感をほぐしてくれました。
 緊張がほぐれたところで、ステージに観客を上げて、お札マジックへと続いていきます。中国ロケを行ったというテレビ番組でも演じられた「お札の入れ替わり」です。私はその番組を見ましたが、やはり生で見るほうが良いですねー。ライブでのヒロさんは、時空をドンドン捕らえていき、観客の心はドンドン囚われて行きました(笑)
 観客の心をさらにほぐすかのように、赤色のロープマジックが穏やかな音楽とともに始まりました。よく演じられる演技ですが、鮮やかな技が小川の流れのようにゆっくりと繰り広げられていきます。
 せっかくほぐれた会場の緊張感が一気に高まったのが、ガンタッカー(巨大なホチキスのような工具)を用いてのロシアンルーレット!! 針が入っているのは1個。そしてガンタッカーを選ぶのはお客さん。1個目、2個目、セーフ...ぐんぐん高まる緊張感。最後は、緊張がとけてホッとした瞬間がおとずれました。
 この他にもバラエティ豊かな演目が演じられましたが、いずれもスッキリとして安定した、味わいの良いパフォーマンス。熟練の巧を感じました。
 黒をベースに赤をアクセントとして効かせている今夜の衣装のように、不思議の魅力とエレガントに洗練された技が一体となった素敵なステージでした。この豊かな味わいを堪能できたのはとても幸いです。
 最後は会長コーナーですが、荒木会長も黒のジャケットで、胸に赤いイニシャルがデザインされているというダンディさ。ここでは、来年のプリあら例会も少しリフレッシュするという気になるニュースもありました。マジックは、ヒロ サカイさんが東日本大震災復興支援のためにデザインされたカードを使い、エースの消失と出現から予言したカードとお客さんの引いたカードの一致、最後はカード全体が普通の赤裏のバイシクルカードに変わってしまうという大スペクタクルでした!!
 マジックは生で、しかもとびっきり粋なのを。こう書いてしまうと江戸前の寿司みたいですが。食欲の秋そしてマジックの秋。皆様も堪能されますように。
10月9日(日)
関口伸光
 今日の例会はなんだかワクワクして気持ちが落ち着きません。それもそのはず、大ファンのぺるちゃんが所属する「マジカル☆エッグ」がメインゲストなんですから(笑)しかも、この回に日記を担当できるなんて、ファンとしてこれほど嬉しい事はないですね!隅谷さんご指名ありがとうございます。
 ワクワクしながら会場へ入りほどなく例会のスタートです。まずは会員マジックのコーナー。司会の佐々木さんと隅谷さんの紹介で登場してきたのは、なんとタイマロさん??白いカツラにサングラスと、まるでドクター○○○さんのような格好で登場し、鮮やかなロープマジックを披露してくれました。
 見事な手さばきであっという間に両手にノットが!!簡単にやっていますが、これは超難易度の高い技です。さすがマジック歴30年ですね。
 演技後の講評で登場したのは、なんと円音ちゃん!円音ちゃんはしっかり落ち着いた口調で、タイマロさんの演技を講評しているものだから、すごく見ていて楽しい。最後はダメ出しまで(笑)これにはタイマロさんもタジタジでした。
 お次のコーナーは、大好評の「魔人タジマーさん&わか葉さんの寸劇マジック」 いつもは学生服の格好で出てくるタジマジックさんが何故か、今回は秋葉のオタクファッションで登場!?しかも頭には、さっきタイマロさんがかぶっていた白いカツラとサングラスまで(笑)ここでも大爆笑です!!
 今回の寸劇がこれまた最高に面白いのなんのって・・魔人タジマーさん扮する「田島君」とわか葉さん扮する「わか葉先輩」が2人で「マジカル☆エッグ」を見に、プリあらの例会にやってきたというストーリー。2人は客席側をステージに見立てて観客になりきり、会場内は大爆笑に包まれました。マジックもお客さんとの相性占いをテーマにした演出でとっても不思議でステキでした。
 いよいよメインゲスト「マジカル☆エッグ」の登場です! オープニングのビッグカードモンテに続き、カッシーさんによる3人の紹介が終わると、女王様こと西ゆかりさんがなんと一輪車での縄跳び芸を披露してくれました!
 これには会場からも「オーッ!」という歓声が!連続何回飛んだのでしょう!?すごい芸ですね。あまりに飛びすぎそのまま床に倒れこんだかと思うと、救助に現れたのはなんと看護士に扮したぺるちゃん。続いてドクター役のカッシーさんも。ここからいっきに流れが変わりコミカルな寸劇マジックで会場を沸かせてくれました。他の会場では絶対にできないネタまで!?これには参りました。
 次は会員の川崎さんをステージに上げて、女王様こと、西ゆかりさんが気合を入れると、コテッ!と川崎さんが眠りに・・川崎さんバッチリ空気読めていましたよー(笑)幕の中、ロープで縛られて身動きできないぺるちゃんと並んで椅子に座るシーン(うらやましーい)、幕をとったらなんと川崎さんの上着をぺるちゃんが着ているではないですか。すごい!!いったいどうなってるの!?
 つづいての登場は円音ちゃん。最初から華麗に鳩を使ったマジックを披露してくれました。
 もーう、最高にかわいいー!!そんな可愛い円音ちゃんが次に持ち出してきたのは、なんとギロチン!?シャキーン!とキュウリを真っ二つにしたかと思ったら「このキュウリの役をどなたか・・」で大爆笑。
 しかも「私の大好きな嵐の松潤によく似た人・・・」と言いながら、選んだのは、なんとむっしゅさん!?会場から一斉にブーイングです!!(笑)当のむっしゅさんはそんなのお構いなし、かわいい円音ちゃんに腕をちょん切られ大満足!?(笑)・・・いやいや、無事でよかったよかった(汗)
 最後はマジカル☆エッグと魔法招会のしんざまなぶさんによる、キャッツアイをテーマにしたショー&イリュージョン。楽しくて何度見ても最高です。
 エンディングでは純白のドレスに身を包んだマジカル☆エッグの3人がドリームガールズのテーマ曲で登場し、大きな拍手が起こりました。魔法招会のみなさん、本当にありがとうございました!!
 例会の最後を飾るのは、恒例の荒木会長のコーナーです! まずは、佐々木さんから今年のCBファミリー・クリスマスパーティーの告知があり、同時に出来立てのチケットも紹介されました。そのチケットの素晴らしいこと!!本当は詳しくお伝えしたいのですが、これは実際、手にとってからのお楽しみにしておきましょう!!
 同時にキッズショーの告知もありました。こちらも最高に素晴らしい内容なので、是非とも多くの方に観にいって頂きたいと思います!
 そして、荒木会長のマジックコーナー!カードを使っての予言マジックだったのですが、最後、会長の口から出てきたセリフは、なんと「失敗」の2文字。
 えっ!?一瞬とまどいましたが、次の瞬間、手に持っていたカードは予言したカードになっていました。ここでも「えーー!?」もう頭の中はパニック状態・・・荒木会長のマジックは最後まで気を抜けないんです。僕はてっきり、失敗と見せかけて本当は失敗していない演出なんじゃないかと思ったくらいです。
 柳田さんも以前、例会で同じようなシーンがありましたが、このような場面では動揺して何もできないのが普通ですが、決してそのまま終わらせず、粋なリカバリーで楽しませて終わらせてくれるところは、やはりさすがとしか言いようがありませんね!
 こういう見せ方の部分も含めて全てが、毎回本当に勉強になります。
 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。いつも思うことなんですが、プリあらの例会っていろんな楽しみがぎゅっと詰まった、まるでオモチャ箱のようです。こんなにも楽しい世界が、ここ梅が丘パークホールにあるんです!!
 会場を出ると外は雨、今宵の熱気を冷ますのに、ちょうどよかったのかもしれませんね(笑)
9月28日(水)
川崎雅司
 大型台風が日本列島を縦横断した後、虫の音が秋の訪れを告げています。その中でプリあら例会は、佐々木さん、隅谷さんの司会で幕を開けました。
 まず最初は、会員マジックです。今日は、プリあらアワードなどでもお馴染みの菊池俊幸さんです。
 菊池さんは、大のブルースリーのファンで、今日は、黒色のチャイナ服に身を纏っての登場です。シルクハンカチを使って、出現するのは鳩ではなく、パステルカラーのヌンチャクでした。
 得意の極真空手で、ヌンチャクを出現させては、ヌンチャクをカッコよく振り回し、また、木製バットを一撃で蹴り折ったりと、幅広いパフォーマンスを披露してくれました。
 次は、魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナーです。客席には、渋谷慶太さん、あさおか るいさん、ケチャップリンたび彦さんのお顔が見られました。
 会場の観客が毎回期待している魔人タジマーとわか葉さんの寸劇ですが、今日は、わか葉さんがお休みとのことで、久しぶりの魔人タジマーさんの単独マジックです。
 先日、某大会で緒川集人さんと対決した時に演じたマジックということでかなり気合が入っていました。カードの予言マジックですが、観客2人に別々のデックからそれぞれ自由に引いたカードが、なぜかまったく同じカードでした。しかも、その事象は予めスケッチブックに予言していたという、ミラクルなマジックでした。
 いよいよメインゲストのコーナーです。今日は、三雲いおりさんです。三雲さんは国内のトップクラスで活躍している男性ジャグラーです。黒色のジャケットに、マリオブラザースのマリオが着ている様な、赤色の大きめなズボンの衣装での登場です。
 今日のタイトルは、「ジャグラー・シャベラー・マシンガン」とあって、登場早々からおしゃべりで始まりました。シルクハットを空中に3回転させてかぶったり、腕の上に転がしたりとウォーミングアップ行い、鉄製の円錐型のコップ3個によるジャグリングや箱の横9段重ねへと面白おかしいおしゃべりとともに進んでいきます。三雲さんの高度な技術が炸裂するたびに、会場から、「おー」、「すげー」、「キャー」と歓声が絶え間なく発声されました。
 歓声によって、三雲さんもどんどんボルテージが上がっていきます。観客とのコラボも忘れていません。「観客からお手伝いにひとり」と観客を見渡し、選ばれたのはなんと、ドルフィンカンパニーのあさおか るいさん。るいさんは、ステージにあがると、水を得た鯉のようにノリノリで、出し物は指の上でサッカーボールを回す単純な芸でしたが、三雲さんの弾丸トークとるいさんの予想を遥かに超えてのリアクションで、会場の盛り上がりは最高潮に到達していきます。
 最後の技は、狭いステージにも関わらず、2mほどの高さに座椅子がある一輪車芸です。華麗に一輪車にのった三雲さんの頭が会場の天井に届きそうですが、その状態でのクラブのジャグリングは、神業でした。
 三雲さんのトークは、商品の実演販売者のような声のトーンと親しみのある話し方、そして、高度な技術とが観客に最高な時間を提供してくれました。
 最後は、会長のコーナーです。会長が脚本・演出しているぺるライブ3とキッズショーについてお話がありました。ぺるライブ3は「ペルリアンと海賊」で、ぺるさんは、海賊親分となってショーが進行していくとのことでした。
 キッズショーでは、22人の小中学生の子供達が1920年代の、アメリカ・シカゴの暗黒街のボス、アルカポネを主題としたショーを演じます。
 先日、第一回目の稽古を行ったようですが、子供達に演技指導を行うとみるみる良くなっていき、見ていた周辺の大人が胸熱くなる感動をしてしまったとのこでした。
 それは、会長が子供達一人ひとりの持っている本来の純粋な演技力と魅力を見抜き、また、その力を発揮させるために、何気ない言葉で引き出した結果だと思います。本番までにどこまで、子供達が伸びていき、どのようなステージにしてくれるのか楽しみです。
 今日の会長マジックは、27枚のカードから1枚覚えてもらいそのカードを当てるマジックで、私が小学生のときに覚えた初心者向きのセルフワーキングカードマジックでした。本に書いている通りに行った場合は、マジシャンのカード捌きを見ているうちに観客もタネが想像できる手順です。
 会長は、この作品の短所部分を、予め観客に好きな数字を決めさせることと、表向きにカードを並べた後、すぐに裏向きに揃え集めることにより、観客が絶対に当てられないと思わせる優れた作品に仕上げてしまいました。おもしろい発想だと思います!
 今日は、もう一つカードマジックを見せていただきました。赤色のデックの中から4枚のエースカードを1枚ずつ抜き出していくフォーカインドマジックです。
 もちろん単純な取り出し方ではありません。カードを裏表で切り混ぜたなか取り出していきます。エース4枚を取り出したことは当然のことながら、残りの裏表を混ぜたカードはすべて同じ方向に揃っており、しかも、カードの裏模様がすべて違うものに。そしてさらに4枚のエース自身も裏模様はすべて違うカードになっているというクライマックスでした。レインボーデックを使ったスゴイマジックです!
 今回、会長が演じた2種類のカードマジックは、技術レベルは全く異なります。しかし、観客からは、どちらもとても不思議で、マジックをどう見せるかが大切であることを肌で感じることができました。
 自分の演じるマジックをもっと客観的に考え、より良い演技ができるように勉強したい気分で一杯にさせていただいたところで、例会の幕は閉じました。
2011年1月30日
顔田顔彦初ライブ
2010年7月4日と、11年1月30日に催された「顔田顔彦初ライブ」のスタッフ & キャストで綴る制作日記が、プリあらサイト上にアップしました。クリックしてごらん下さい。
9月13日(火)
松崎 忠
 マジシャンオブザイヤーを受賞し世界的に著名なアンドリュー・ゴールデンハーシュさんのスペシャルマジックショーだったが、信じられない展開で会場は大興奮、更にスケールアップのショーとなった。
 今宵のメイン司会は背広姿の柳田昌宏さん。今日は魔人タジマーさんの誕生日なので前半は「タジマーさんと私のマジック対決をお届けします」と始まった。
 まずは、魔人タジマーとわか葉さんがいつものように学生服でご登場。お手伝い役は会場からうすい君(あだ名)、寸劇の予言マジックである。舞台には中華のメニューとお寿司のメニューが・・・わか葉さんから大ファンのシュート緒川さんが好きだと思われるメニューを選んで下さいと言われて、うすい君がメニューを選んだのだが、メンタルマジシャン魔人タジマーは見事!予言を的中させた。拍手喝采。
 次は柳田さんのマジックと皆さん期待する中「チョット待ってください。今日帰国予定のシュート君は遅れていて、飛行場のラウンジで待機しているので連絡してみます」と、携帯から声が・・・しかし、飛行場にいるはずのシュートさんが、何とここ梅丘パークホールの後方扉から元気良くご登場!
 ・・・皆さんも私も信じられずビックリ!このことは関係者にも知らされておらず柳田さんからのスペシャルサプライズであった。
 柳田さんは、実は熱があり、体調が悪い中、司会・進行をされていた。シュート緒川さんはブラジルでの予定をキャンセルし、師匠の代理で特別に出演してくれることになったのだ。私は8月、プリあら主催のシュート緒川スペシャルマジックショーを見ることが出来なかったので、柳田さんに感謝です!このサプライズバースデープレゼントにタジさんも感激で涙がにじんでいました。
 シュートさんはなんと、最新ネタである「フレーム」というテーマのマジックを演じられた。ルネ・マグリットの絵画と額縁のフレーム二つを使って絵の中にあるものが出現したり、変化し消失するなど。何かユーモラスで楽しく、スピード感あふれ、最後はマグリッドの絵がシュート緒川さんの写真になってしまう。素晴らしいマジックでした。皆さんも私もすっかりシュートさんの世界に呑み込まれていた。
 シュート緒川さんから、昔、キリスト、今はラモス(サッカー)とゴールデンハーシュさんが紹介され、ご登場。さすが生き物系マジシャンと言われるだけあり、本領発揮で会場の皆さん初めからビックリです。
 腕に貼られた蝶のシールをとって手の中でやさしく包むと、驚いたことに本物の蝶に変わって宙を舞った。次はサムライマジック、サムライマジックと繰り返し言って、長い髪の毛を頭上で束ねると、頭髪からミニウサギが出現!会場からは信じられない!の声。
 さらには、暑い暑いと、コップに入ったジュースを上着から出現させて、一服。ここからは、会場の皆さんと一緒に指の運動。イチニ!イチニ!その指先の信じられない速さに唖然!すごい!
 頭脳と指先のたゆまぬ訓練をされておられますね。その指先からさりげなくコインが出現。オリジナルなマイザーズ・ドリームは、手伝い役のお客の身体から出現する、ビッグコイン、超ジャンボコイン。会場は拍手喝采。
 次は、インドのマジックと言いながら、針と糸を出して、そう、あれですが・・・客にゴム手袋をつけさせてゴールデンハーシュさんの舌の上へ針をおかせたり、懐中電灯で口の中を確認させたり、小道具を巧みに駆使し、今までの針と糸とは違う演出で会場を盛り上げてくれました。
 最後は拘束服からの脱出マジック。若手で腕力のあるお客を舞台へ上げて拘束服をきつく、しっかり止めさせた。拘束服の袖には生卵を入れ、力ずくで無理に脱ごうとすると卵が割れてしまう。そのような状態で、ムードミュージックとライティングの中、ゆっくりと拘束服を脱ぎ始めた。途中ではジュースを飲む余裕を見せながら・・・お見事!拘束服からの脱出に成功。
 そんな中、客席から卵はどうした?の声。なんだ、成功させたのにと逆切れ表情のゴールデンハーシュさん。さあ、拘束服の袖から卵を出そうとして取り出したものは・・・。割れんばかりの拍手喝采!驚きの素晴らしい展開のマジックでした。
 引き続き、めったに聞けないインタビュー秘話。舞台上のイスにはゴールデンハーシュさん、シュート緒川さん、柳田さん、魔人タジマーさんの4人。それぞれの国でのマジック文化の話、一番やりにくい国はどこだとか・・・日本で好きな都市は横浜、次に福岡とか。また、好きな食べ物はこってりラーメン、寿司など、日本大好き人間です。マジックが好きになったキッカケはダグ・ヘニングの魔法のようなマジックに魅了されたことからだとか。
 柳田さんからは、ゴールデンハーシュさんが演技中に見せる顔の表情の変化が素晴らしい!と絶賛のコメントが。ゴールデンハーシュさんからは、演技はパーフェクトになるまで練習をする。顔の表情、自分のスタイルをどうプレゼンするか。相手に伝えたいもの。のめり込む気持ちなど。その時の感情を出すようにしている。まさに、マジックを演じる上での原点のお話。
 世界にたくさんのファンを持つゴルデンハーシュさんの心意気溢れるトークで、大満足のプリあらスペシャルマジックショーでした。拍手! 
 追伸)いつもながら、会長、そしてボランティアで会の運営、お手伝いされておられる方々へ感謝申し上げます。
8月30日(火)
川崎雅司
 世界陸上競技で日本人の金メダルラッシュで盛り上がっている中、梅ヶ丘パークホールでも熱気ある例会が始まろうとしています。
 佐々木さん、隅谷さんの司会で例会が始まりました。まず始めは、プリあら会員マジックです。今日は、プリあらマジックマガジンで、マジック探検隊の隊長として活躍中の小澤洋一さんです。小澤さんは毎回、ご自身でグッズを製作しステージマジックを演じています。タキシード姿で颯爽と登場し、破いた新聞の復元マジックを手始めに、中国伝統の人面変や鳩だし、さらに、タバコによるスライハンドを繰り広げ、小澤ワールドを作り出していました。人面変も手作りとあって、3枚ほどしか面が変りませんでしたが、実に上手く演じられていました。
 次は魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナーです。今日は、Wizard Innの若手マジシャンのHarry Suzukiさんが来られていました。
 Harry さんは、カップアンドボールを演じましたが、カップはトマトジュースの空き缶、ボールはプチトマトという身近な物を使ってのカップアンドボールでした。
 カップアンドボールでは、通常最後に小さなボールが大きなレモンなど別の品物に変りますが、Harryさんは、ニンジンを出現させました。実にユニークな発想です。さらに、クライマックスで、真ん中の缶は、新品の蓋のあるトマトジュース缶でした。今後の活躍に期待が持てる若手マジシャンでした。
 次は、お馴染み、魔人タジマーさんとわか葉さんの寸劇マジックです。わか葉さんの女子高校生姿はかなり板に付いてきました。
 今回は、Shootさんに恋するわか葉さんが心の病で、ドクター姿の魔人タジマーさんに診察に行く設定でした。Shootさんへの恋を成就するためには、「Shootさんを超えるマジックを演じること」ということで、演じてくれたマジックは、カードの予言でした。
 魔人タジマーさんとわか葉さんの寸劇は、アドリブが多いということですが、見るたびに安定感とマジックの切れが鋭くなっていると感じました。
 いよいよメインゲストの登場です。今日は、山上兄弟の妹分として活躍しているHIROMIさんとここあさんの2人組の女性マジシャン「プチ☆レディー」さんです。
 まずは、先日のFISMコンテストで演じたマジックを披露してくれました。赤色の燕尾服を纏ったHIROMIさんのお札のスライハンドマジックから始まりました。軽快なBGMに合わせ、テンポよく何も持っていない手から次々とお札が現れ、最後は超特大の1億$札で会場を湧かせました。
 お札の後は、ボールのスライハンドからゾンビボールと進んで行きます。この演技では、ボールやゾンビボールが生きているかのように、2人の間を行き来するなど、1人で演じるのとは違って、マジックのスケールが大きくとてもユニークで、魅力的で、不思議でした。2人の息のあったコンビネーションが会場をどんどん盛り上げていきます。
 ここあさんの11個のリング演技、HIROMIさんの透視マジックと個々の技術力も高く、2人の世界へと引き込まれていきます。
 最後は、イリュージョンマジックです。人ひとりしか入れない箱に、ここあさんが入り蓋をします。逃げ道のない箱に向って、HIROMIさんが無常にも剣を鋭く突き刺して行きます。剣を抜き蓋を開け、HIROMIさんが箱に入りここあさんが消えています。しかし、ここあさんは、無事箱から生還してきました。
 2人組みのマジシャンでは、マジック担当と会話担当に分かれてのコンビが多い中、プチ☆レディーさんのマジックは、互いの高い技術をシンクロさせ、ひとりでは演じられない限界を2人で演じることによって、別の世界のマジックを作り出していました。今後の活躍が楽しみです。
 最後は、会長のコーナーです。荒木会長から12月のクリスマスに催される「Kids Show」についてお話がありました。台本が出来上がったばかりということですが、この「Kids Show」は、1920年代のアルカポネを題材としたMagic and Dance Show とのことです。
 これまでPeru Live、顔田顔彦 Live、キャラメルマシーン Liveと次々にマジシャンとマジックの本来の魅力を100%以上表現するShowのプロデュースを経ての「Kids Show」。キッズとは名ばかりの本格的なショーになるに違いありません。今から楽しみです。
 今日の会長のマジックは、占いのマジックです。
 会場から自分を占ってほしい方募集ということでしたが、プチ★レディのココアさんが自ら志願して舞台に上がりました。
 3つに分けたパケットからココアさんの過去、現在、未来を占って行くのです。未来だけは予言になっていて、絶対に分かるはずのないココアさんの未来があばかれて行きました。
 メンタリストのタジマジックさんが、あり得ない ! と舞台で大きい声を出されているのが印象的でした。
 会長のマジックは、ストーリーの中にマジックが自然と盛り込まれています。そのため起こるマジックの現象がより不思議さを増しているのだと感じました。今回の会長のマジックを見て、ふと、会長の著書の「カードマジックおとぎ話」を思い出しました。全部セルフワーキングですが、洗練されたストーリーの中に、セルフワーキングの長い手順が上手く盛り込まれています。何度も読んでいますが、いま一度ちゃんと読み、マジックの本質とストーリーを結び付ける奥義をマスターしたいと思いました。
8月17日(水)
佐原有紀
  本日のプリあらは、特別です!<爽やかな夏、アメリカから> 世田谷にロサンゼルスの風が吹く。そう!アメリカに在住し、マジシャン・オブ・ザ・イヤーを数回に渡って受賞、世界中のコンテストを総なめにし、まさに、日本が世界に誇るマジシャン、Shoot Ogawaさんが今宵のゲストです!
 日本ではなかなかそのパフォーマンスを見ることのできないShootさんが再びプリあらに上陸!今回はなんと2時間まるまるShoot Ogawaショーを楽しめる特別例会と言うことで、会場いっぱいに席が埋まりました。
 マジシャンでは、藤本明義さん、ミステラさん、キャラメルマシーンさん、藤澤麻友子さん、あさおかるいさん、五十嵐ひとみさんが参加されていました。いつもに増して、開演前からすごい熱気!
 7:15開演。プリあらのオープニングテーマと共にMCのお二人と、タジマジックさんが登場。プリあらおなじみのオープニングです。少々のトークの後、Shootさんの師匠、柳田さんにバトンタッチ。柳田さんのMCでいよいよShoot Ogawaさんが登場です。
 まずは有名なウォンドのアクトです。プリあらでのShootさんの出演は今回で4回目で、このウォンドは毎回やっていると思いますが、何回見ても、あの軽快な音楽(Take on me)にのせた鮮やかな演技は体でリズムを刻みながら見入ってしまいます。
 続いて、カードやコインのマジックをメドレー!これだけの会場のキャパで、コインなど、小さい物を使って、あれだけ観客をヒートさせるのですから、さすがにベスト・クロースアップ・マジシャンオブザイヤーを受賞される方は違います!
 ライヴ中盤には、再び師匠の柳田さんが登場。
 Shootさんとのトークショー形式でのコーナーです。柳田さんとはShootさんが10代のときに出会ってから二十数年の関係で、その間のエピソードを語り合いながら、エピソードにゆかりのあるマジックを演じてくれました。
 著書『緒川集人物語』はShootさんと柳田さんとの出会いから2003年にアジア人として初めて、マジシャンオブザイヤーを受賞するという快挙を成し遂げるまでの道のりを記した本で、度重なるトラブルや苦悩の末に、世界一のマジシャンとして認められたShootさんの過去と素顔を覗くことができます。
 柳田さんとウィザードインの歴史と言っても過言ではない「ニンジャリング」のルーティンをなんと、柳田さん&Shootさんのデュエットで演じられたのは新鮮でどこか微笑ましい光景でした。
 また、お小遣いのなかった、少年時代のShootさんがコインの練習をするのに、ハーフダラーが買えなかったため、代わりに、ワッシャーを工事現場で拾ってきて、コインマジックを練習していたエピソードを披露され、当時を再現するため、ワッシャーでマトリックスを演じられました。ワッシャーで演じているとは思えない鮮やかさでした。
 後半は、テーマを持った作品の連続でした。まずは、ロープのルーティン。これと類似の現象を起こせる、マジックネタがありますが、Shootさんの場合には、全くノーマルのロープでこれをやってしまうのです。実は以前、アイスタジオで、Shootさんのプライベートレクチャーに参加したとき、この作品のレクチャーを僕は受けていたのですが、それでも感心してしまうのですから素晴らしい!
 「Beauty&Beast」という作品は、その名の通り、ディズニー映画からインスピレーションを受けたマジックで、内容もとてもロマンチックなものでした。しかし、更に美しいマジックになるという確信があるらしく人前でやる「Beauty&Beast」のこのバージョンはこのプリあらで最後になるかも、と言うことでした!次回プリあらに出演するときには、バージョンアップした「Beauty&Beast」が見れるかも、ともおっしゃっていました。
 「星に願いを」という望遠鏡を使ったマジックも綺麗だった。望遠鏡をのぞくと星のまたたきが見え始めるところからマジックが始まります。
 Shoot Ogawaさんのマジックは、単なる現象ではなく、マジックに何らかのテーマやストーリーを持たせていて、それが実に美しいものが多く、不思議さだけでは感じられない感動を与えてくれます。
 ラストは、ちょっと違った趣向のコインマジックを披露!五十嵐ひとみさんをステージに招き、たった一枚のコインを使ってやるマジックですが、実はこれは客席側から見るとコインがどこに隠され、どこから出現するのかが丸見えというルーティーンでした。
 客席側からだと丸見えとはいっても、「あぁなるほどねぇ」と言う程度のテクニックではなく、それは到底誰にも真似できないようなポジションにコインを挟んだり、飛ばしたりという、まさに超絶技巧というもので、五十嵐ひとみさんの驚愕の叫び声とShootさんとの掛け合いに笑いながらも、タネが見えている客席からも驚きの声が飛び交う不思議なアクトでした!。
 2時間フルタイムでのShootさんのショーは世界中どこにもないことだそうで、120分という時間を、休憩なしワンマンで、しかもクロースアップで一切飽きさせる瞬間もダレさせる瞬間も無し。Shoot Ogawaさんが一流のエンターテイナーだということを誰もが実感されたと思います。
 日本でのライブがほとんどないShootさんを、プリあらで見ることが出来るのは本当に幸せなことです。感謝したいと思います。日本に居ながらにしてアメリカのエンターテイメントの空気に浸ったプリあら例会でした。。
8月16日(火)
森内俊之名人の69期名人奪還祝賀パーティー/古川 令

 今年は何か良い事がありそうな予感が的中しました。なんと,8月16日のiStudioでの森内名人の祝賀パーティーにお声をかけて頂きました。別に将棋が得意な訳ではありませんでしたが,10年以上前でしょうか,海外駐在中にインターネットで見つけたプリあらのHPのスタッフの中に森内名人(当時は八段?)の写真があり,プリあらの会員になれば森内さんに会えるのか?などと考えていたのを思い出しました。
 その後,森内さんは2002年に名人になられ,いつのまにかHPからも写真が無くなりましたが,ずっと気になっていました。
 今年は羽生善治名人との名人戦で3連勝の後の3連敗という歴史に残る死闘を演じられての4年ぶりに名人に復位という事で,そのお祝いの会に参加させて頂けるとは大変光栄で,荒木会長には心から感謝しています。手ぶらでは参加できないと,お誘いを受けたらすぐに将棋のカードのマジックの制作にかかりました。
 今回の森内先生のお祝いの会は,荒木会長と柳田さんのお二人が主催されたのもので,会長宅のiStudioには40人以上が参加され,マジック関係では,翌日の例会のメインゲストの緒川集人さんを初め,小林恵子さん,ケン正木さん,藤本明義さん,タジマジックさんなどそうそうたるメンバーでした。
 今までは柳田さんと荒木会長が別々にお祝いの会を開催されていたそうですが,「今回は一緒にやろうよ」と荒木会長が柳田さんに声をかけ「是非,やりましょう」と柳田さんがお答えし,柳田さんが外国にいったりきたりの中,唯一森内先生,柳田さん,荒木会長の3人のスケジュールが合う日という事で8月16日になったとの事です。
 パーティーは,急遽司会進行を頼まれたとは思えない柳田さんの軽快な司会で始まり,藤本明義さん,タジマジックさんと若葉さん,ケン正木さんのマジック,そして緒川集人さんの素晴らしいクロースアップのショーと,いきなりマジックで大盛り上がり。

 藤本さんは,森内名人と羽生さんの名前のカードで名人戦の7番勝負の再現,タジマジックさんと若葉さんの恒例のコントマジックで自作のカードの予言,ケン正木さん(息子さんは将棋では森内名人の孫弟子)も名人復位お祝いの手作りカードマジックなど,手作りの演出が楽しさを盛り上げました。しかも司会の柳田さんの突っ込みもさすがでした。
 メインの緒川さんのマジックは,翌日のプリあらでの2時間のショーとは違うルーティンで「凄い」の一言でした。子供時代の河原での思い出話から始まるストーリーで,コインのテクニックも見事でしたが,その雰囲気の作り方は長年マジックキャッスルで培われたものと感心しました。本当に楽しませて頂きました。
 いつものように美味しい料理を頂いて,場が少し落ち着いたところで,僭越ながら持参した将棋の駒のカードを使ったオリジナルマジックを演じさせて頂き,私からのお祝いとして森内名人に差し上げました。最近ほとんどマジックは演じないという森内名人でしたが,テクニック不要でマジシャンも騙せるオリジナルマジックなので,もし使って頂けるなら嬉しく思います。
 その後のサプライズは,プリあらが誇る工芸師の山田さんからの森内名人オリジナルバックのプレゼントです。特殊なプリンターで印刷した写真入りの,山田さん手作りの大小2つのおしゃれなバックで,これにはさすがの森内名人もただ一言,「参りました。投了です。」。それにしても,山田さんの技術には感服させられます。ただ者ではありません(笑)。
 パーティー恒例の佐藤理恵さんの大型ケーキが登場し,会場が最高に盛り上がったところで,森内名人には荒木会長が選ばれた「シトリンスモーキークォーツ」が贈られました。「人生のあらゆるレベルを活性化させ、富や繁栄、成功 をもたらし、見守ってくれる人すべてに喜びを与える力がある」「困難な状況に落ち着いて耐えひらめきを与えてくれる」「持つ人に自信を持たせマイナスな思考をとりさってポジティブな思考に変化させてくれる」などの意味があるようで,その希少性や価値だけでなく,将棋の駒にも似ているところが今回のプレゼントにぴったりでした。
 荒木会長からは,マジック好きだった森内名人のプリあら設立時の逸話などが紹介され,「名人などになってしまったから,今ではマジックは・・」などと,会長独特の言い回しで温かいご祝辞がありました。
 そして最後に,森内名人からのご挨拶がありました。一般論として,マジックの好きな人は目立ちたがりでおしゃべりが好きな人が多いのですが,森内名人は誠実な人柄が感じられ,マジシャンのイメージどころか,厳しい勝負の世界に身を置いている雰囲気さえ感じさせませんでした。
 勝負の世界では,相手を威圧する事が大事という話も聞いた事がありますが,今日の森内名人は柳田さんにいじられる好青年。このギャップはうまく表現できませんが,その場に自分が居るという事のうれしさだけは実感しました。
 森内さんによると将棋の世界では「40才はお肌の曲がり角」で若い人との勝負に年齢を感じる事も多いようですが,まだまだ頑張って頂きたいと思います。
 森内名人は,祝賀会の最初から最後まで,参加者からの写真やサインのお願いにも嫌な顔ひとつせず,丁寧にご対応頂き参加者も大喜び。かく言う私も,今までマジシャンの集まりにはカメラなど持って行かないのですが,今回は初めてデジカメを潜ませての参加でツーショットを撮ってもらって満悦でした。
 今回も荒木会長のご配慮で,素晴らしい体験をさせて頂きましたが,いつもながらの荒木会長の気配りには感服させられますし,プリあらの例会同様,裏方の皆様にも頭が下がります。来年も是非,森内名人には名人位を防衛頂きたく思いますし,またその祝賀会にはお声をかけて頂けるように,次の将棋のマジックを考えようと思います。

7月26日(火)
藤吉成興
 曇って暑さも和らいだ夏の夜。例会の会場に入った途端、いつもとは違う空気が流れているのに気づきました。それもそのはずで、今夜は年に一度の「浴衣デー」です。いつも早めに入場するようにしているのですが、浴衣比率+ハッピ比率がすごく高い。これぞ日本の夏祭りという感じで、気分が盛り上がります。赤い浴衣がほほに映える司会の隅谷さんの発声で例会が始まりました。
 会員マジックは、永世会員のむっしゅ佐久間さん。真っ赤なジャケットでキメ、会長との雑談のなかでヒントをもらったというスリーカード・モンテとポケット・ティッシュを使ったマジックでスタートです。マジックのときの対話がいつにも増してなめらかだったのは、お客さんのあでやかな浴衣姿によるところが大きいのでしょうか。
 そのすぐ後に浴衣コンテストが開催されました。 女性14人、男性4人が出場。青・紺系、緑系、赤系、紫系、黄・茶系、黒系といった、それぞれに思い入れのある浴衣の着こなしを競います。皆さん粋で、「よくぞ日本に生まれけり」といった感慨をいだくのはこうしたときかも知れませんね。
 続く魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナーでは、石井裕さんがお菓子をテーマにしたマジック、ムーラさんとピーロさんというプリあら発のコンビによる息の合ったユーモラスなパントマイムとジャグリングが披露されます。トランプ柄のミニの浴衣に身を包んだぺるさんによるお客さんの選んだカードが風船から現れるマジックのあとは、ケン正木さんの時計をテーマにしたマジックと続きます。この時計をテーマにしたマジックは、プリあら会員の山田さん(通称山田工房)の作成されたテーブルを使って演じられたものでした。
 これらのバラエティ豊かなパフォーマンスの後は魔人タジマーとわか葉さんによる寸劇マジック。荒木会長が前々回に披露されたトパーズを使ったとても不思議なマジックのパロディとなる、宇宙人をテーマにしたマジックでした。
 ここまででもかなり満腹感のある内容でしたが、ここからが本日のメイン。ハッピィ吉沢さんによる「パイレーツ・オブ・マジック」の幕開きです。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマとともに海賊船ブラック・パール号に乗ってキャプテン・ジャック・スパロウがさっそうと登場。会場から歓声が上がります。
 コスチュームもメイクも映画と同じで、手を振るちょっとしたしぐさなどもそのもの。登場シーンでは剣が飛び出しました。それから、ウィスキーのボトルが現れたり、コインやお札が消えたり現れたりするマジック、スポンジボールのマジックと続きますが、これらはパントマイムによるお客さんとのコミュニケーションを交えてのものです。
 ひとつずつのマジックはいずれもよく知られているものですが、そこに音楽、コスチューム、メイクとキレの良い身体表現が加わることでまったく別の次元のドラマチックなマジックに見えます。時に不気味、時にコミカルなキャプテン・ジャック・スパロウの表情も素晴らしい。
 しかも音楽とぴったりペースを合わせてですから驚きです。ハラハラするところ、ちょっと息を抜くところ、シリアスなところ、コミカルなところ、これらのシーンが次々と入れ替わって波のように押し寄せ、会場は大きな喝采の渦となりました。
 ところで、私は最近、ダリエル・フィツキー(Dariel Fitzkey)が1943年に発表した「マジシャンのためのショーマンシップ」(Showmanship for Magicians)という本を読んでいるのですが、これはショーの様々な要素についてひとつずつ丁寧に解説したものです。今夜のショーはこうした理論書のお手本となるようなショーアップされたもので、とてもドラマチックなものでした。
 身体による表現などは基礎的な訓練が繰り返されたもので、真似をしようとしてもなかなか真似のできないものです。一般によく知られているマジックも、アイディアや構成、演じる人の訓練によって、ハッピィ吉沢さんだけが演じられる特別なショーになっていると感心しました。
 今夜の特別な例会を締めるのは荒木会長のコーナー。はじめに浴衣コンテストの結果発表が行われます。
 4位が恰幅のよい男性二人。山田さんと秋山さん。見方によっては昔の東映の時代劇の登場人物のようにも見えます。3位が五十嵐美智代さん。3月の震災では避難所生活も余儀なくされたとのことですが、今夜、緑色ベースの浴衣には花が開いています。
 2位はビジターマジシャンのコーナーでも登場されたぺるさん。
 そして1位は白地に紫の花があでやかに咲く、まりなさん。会長から賞品を手渡され、みなさんの顔が一段と輝いていました。
 その会長は、巨大なサイコロを使ったマジックを披露されました。サイコロの目がまったくわからない状態から一番上の目を当てるというとても不思議なものです。毎回このように不思議なマジックを考えられる会長自体がマジックのように思えてなりません。
 今夜の特別な例会はこのように終わりましたが、帰りの電車の中、家で床についてからも感動は薄れることがありませんでした。そして、私の耳では、はっきりと「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマがリズムを刻んでいました。
7月13日(水)
川崎雅司
 東京は、梅雨明けしたばかり。節電の中、世田谷区にある梅ヶ丘パークホールでは、いつものように例会が開催されました。
 今日は、つい先日アメリカマジックキャッスルでゲスト出演してきたばかりの藤本明義さんがメインゲストです。
 例会の始まりは、佐々木さんと隅谷さん、と、思えば、今日は佐々木さんの代役でタジマジックさんが登場。隅谷さんとの珍コンビで始まりました。
 まずは会員マジックです。いろいろな寄席で活躍しているMr.クマリックさんです。3つのテーマでマジックを演じてくれました。
 1つ目は、小さな洋書から蝶(ちょう)が出現する「超(ちょう)魔術」。2つ目は、縦に繋がったお札が反動(はんどう)で一つになる「Hand (はんどぅ)パワー」。
 そして、極めつけはMr.マリックの決め台詞、カードを切りながらカード当てをする「キテ(きって)ます」。
 と、駄洒落とマジックを巧みに融合させ、会場を笑いの渦に巻き込みました。
 次は、魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナーです。いつものように、魔人タジマーさんがビジターマジシャンを紹介していきますが、今日は、大変多くのビジターマジシャンが来席していました。
 1人目は、キャラメルマシーンです。7/2-7/3にライブを終えたばかりの2人。ライブでは、小田島さんが主でしたが、今日はいつもの様にSadaさんが主で、選んだカードがいろいろなところから現れてくるマジックをみせてくれました。
 続いては、ぺるさん。いつもの明るい笑顔で、カードを返すたびにカードが変っていくマジックでしたが、誰でも知っているグッズ。そのマジックの種明しを見せてくれましたが、最後、そのカードがさらに、別のカードに変るという、どんでん返しに、観客は驚きと満足感に浸りました。
 つづいては、ジャグラーのムーラさん。「子供向けのパフォーマンス」ということでしたが、とても子供向けとは思えない、ショーを演じてくれました。TROPIC BOMBIN ハットを自在に操り、ハットが意志をもったような動きをパントマイムと一緒に、面白楽しく演じてくれました。投げ銭箱があれば、誰もが投げ入れたことでしょう。
 まだまだ、ビジターマジシャンは続きます。次は、柳田昌宏さんです。今日の柳田さんは、プリあら例会の歴史に残るカードマジックでした。観客にカードを引かせ、観客にカードを混ぜさせ、完全に当てることができない状況でのカード当てマジックです。
 手にあった一組のデックが次々とポケットから出現し、手にはいつの間にか1枚。残ったカードが観客のカードではありません。誰もが、一瞬、サッカートリックかと思いましが、稀に見る失敗です。もちろん最後、その失敗を利用して私たちを驚かせてくれました。失敗した後のフォローをどうすればよいのかを学ばせていただきました。
 次は、渋谷慶太さんです。渋谷さんは、花瓶が帽子へと変化する面白いグッズで、マジックをみせてくれました。続いては、常連のケン正木さん。ケンさんは、高座で実際におこなった「なぞかけ」マジックを見せてくださいました。
 なぞかけ マジックは、お題を観客からいただき、そのお題と変化するマジックグッズとを使い、変化後のグッズで、落ちを述べるという融合マジックです。日本らしい新しいマジックスタイルを見せていただきました。
 ラストは、このコーナーのトリである、魔人タジマーとわか葉さんによる寸劇です。
 私は、例会の参加が久しぶりだったのですが、寸劇の衣装の学生服が板につき、アドリブの台詞にも安定感を感じました。この寸劇の中で演じる今日のマジックは、数字のメンタルマジックでした。サッカートリックも取り入れるほど、進化していました。
 そのうち、早着替えマジックが見られるかもしれません(笑)
 いよいよメインゲストの藤本明義さんの演技です。4月にマジックキャッスルで1週間公演した作品をそのままフルバージョンで見せてくれました。
 花火のようなカラフルな光が会場を埋め尽くす中、黒のスーツ姿で登場です。誰もが知っているスキャットマンの音楽が鳴り響き、心躍るハイテンポの音楽で、藤本さんは軽快にスポンジによるシンブルやCDマニピュレーション演技が次々と炸裂していきます。
 観客とコミュニケーションを取りながら行うカードマジックは、会場に来ていた外国人の観客を相手に、しかも英語でまさかのボトルインカードの披露。アメリカのマジックキャッスルで見た観客と同じ世界へと導いてくれました。
 最後に見せていただいたゾンビボールは、ただの鉄のボールが、まるで恋人のように、お互いをいたわり、優しく寄り添い、2人の世界で美しく舞っていました。世界で活躍している藤本さんの技量の高さに感銘を受けました。
 最後は、荒木会長のコーナーです。毎回、会長のマジックは例会の直前に考え、道具も作りたてが多いのですが、今日も使うのは、どこにでもある紙袋、酒類ラベルが張っている同じ瓶、そして国の書いたネームプレートとマジックインクです。
 現象は、全く見ないで、国名プレートと酒瓶を一緒に入れた袋の中身を当てるという古典のメンタルマジックを見せてくれました。
 いつも思うのですが、会長は、マジック自身の持つ長所や良さを完全に理解できるだけでなく、さらに100%以上引き出すための状況を生み出します。
 今回のマジックでは、入国関税を背景とし、マジックインクには、何でも見抜くことができる超高性能ICチップが搭載されているため、袋に何を入れても分かる設定でした。
 会長は、設定だけでなく、設定をさらに生かす緻密に計算された話術により、マジックの良さをさらも何十倍にも高め、マジックの域を超えた感動と満足感を与えてくれます。自分も少しでも多くの会長の考え方が学べればと改めて思った例会でした。
6月21日(火)
むっしゅ佐久間
 今例会のタイトルがおっしゃれですねーーー。題して『糸が見えない絡繰り人形』(メインゲスト:からくりどーるさん)いつも感心しますがメインゲストマジシャンのテーマを的確に、そしてとってもおしゃれに表現する題名の付け方が秀逸です!!
 今回は荒木会長宅のオフ会と、何と初めて垣間見る、例会の反省会まで潜入ルポした渾身のプリあら日記です!!!
 開演一発目、美人MCの治子さんとさっそうと登場した佐々木さん。??マイクが入らない??焦る音響スタッフ?? 何とマイクスイッチの入れ忘れ!!(笑)
 会員マジックは辻純吾さんです。初めて見せていただきましたが良い声をしていらっしゃいました。よく通る声で堂々と説明される姿が好印象。
 マジックは折りたたみカードをステージ用にアレンジした意欲作です。お土産マジックまで用意されていてありがとうございました。
 この日のビジターマジシャンの顔触れが凄いことになっていました。
 毎回発展的にビジターマジシャンが大勢になっています。そのうちにビジターマジシャンだけで超豪華なマジックショーが出来上がる日も近いのでは!!!
 最初は美人アイドルマジシャンのぺるさんでした。現役ホストのイケメンマジシャンをしたがえて、ますます魅力的になったぺるさんが手作りのカードで見事な花嫁マジック。イケメンホストマジシャンせいやさんのカードマジックも見事に決まりました。
 ケン正木さんは、プリあらの素晴らしいマジック道具を制作されている山田さん手作りの華麗な扇子でおしゃれなマジックを演じてくださいました。
 ウィザードインの小林恵子さんは、あでやかなトランプ柄の着物で登場!! 見事なニンジャ・リングは圧巻でした。前に3チャンネルで見たことのあるワンハンドリンキングリングは柳田さん考案だそうです。一発で決めるところは流石でした!!!
 キャラメルマシーンのマジックはジン工房さんのお札マジックでした。ちゃっかりと宣伝付き(笑) 来月にライブを控えたSADA&おだじからライブ告知があり、珍しいおだじ君のマグネットコインで大爆笑を誘っていました。
 魔人タジマー&わか葉さんのおなじみの寸劇マジックは時間当てマジックを見事に決めました。寸劇に似合わず時計が豪華(笑) (あの時計 ほしい!!!) 
 いよいよメインゲストのからくりどーるさん登場!! 今テレビで最高の売れっ子マジシャンが登場しただけで会場は大拍手!!
「デブでーーーーーす!!」
「インチキでございまーーーす」
「練習したんでーーーす!!」
 決め台詞が次々と飛び出すたびに会場は大爆笑大拍手。
 抱腹絶倒の中に見事に決まって行くカードマジック。信じられない場所から出てくる千切れたカード。来月テレビで公開するという、初公開の新ネタを次から次へと披露して下さいました。
 美人アシスタント2人をしたがえて確かな技術に裏打ちされた見事というほかない不思議楽しいショー舞台でした。マジックにキャラとトークが大事だとつくづく思い知らされたステージでした!!
 会長コーナー
 今まで見た会長のマジックの中で最も不思議なマジックを見せていただきました!!!
『トパーズの力!!』
 ランダムに選ばれたカード1枚を表を見ることもなくトパーズの指輪だけで探し出すという、まったく予想も想像も一切寄せ付けない超マジックでした!今でもあのマジックを思うと鳥肌が立ちます!!
 例会終了後、久し振りに会長宅へ潜入。大量のステージ道具をみんなで倉庫に運び込んで、ハルちゃんがビシーーっと整理整頓!!お食事ティータイムの後は、何と初めて拝見したプリあらスタッフ全員による反省会。
 私から見れば失敗とも思えないような細かいミスも、全員で真剣に討議して会長からのアドバイス、そしてサジェスチョン!! 国会議事堂の議員たちに見せたいようなシーン(笑)こうやってプリあらの素晴らしー例会マジックショーが毎回グレードアップしていく理由がよく解りました。
 スタッフの皆さま荒木会長様、本当にありがとうございました!!!
6月8日(水)
藤吉成興
 雨上がりの6月の夕べ、久しぶりに例会に出かけました。6月には、ジューン・ブライドという言葉があります。ローマ神話の女神Juno(英語読みでジュノー)が婚姻や女性の守り神であることに由来すると言われていますが、この例会の前日にはプリあらゆかりのマジシャンの結婚式が開催されています。末永くお幸せに。
 さて、例会の幕開けはピーロさん。この蒸し暑い中、なぜか緑色のコートと黒い帽子に身を固めての登場です。普段と違って身体の方もなんとなく固そうな感じですが、これがピーロさんの新しいチャレンジ。「背に腹を変えた」スタイルで、マジック、バルーン、ジャグリングなどを取り入れた楽しいパフォーマンスを見せてくれます。ユニークでとても面白いパフォーマンスでした。
 続くは超魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナー。まず石井裕さんとあさおかるいさん。ぺるライブなどでダンスの振り付けをされている あさおかるいさんがマジックを?いつの間にマスターされたのでしょうか。次にはやふみさんの不思議なカードマジック、そしてぺるさんの「私の過去」としてこれまでの職歴を紹介しながらのマジックというように、このごろ咲き始めた紫陽花のように色とりどりです。
 タジマーさんとわか葉さんはすっかり定着した寸劇マジック。
 今夜のメインゲスト、南海子さんがタジマーさん経営のマジック銭湯『昭和浴場』に通っていた女子高生のころの思い出を語りつつ、会場全員のこころを巧みに操って誘導するメンタルマジックが披露されました。「その後、南海子さんが昭和浴場に来ることはありませんでした」という切ないエンディングつきで。
 いよいよ「マジック絵本」とタイトルされた南海子&ジュンヤさんのマジックがスタート。婚姻と女性の女神Junoも見守る中、息もぴったりのお二人、お互いを引き立てつつテンポよく次々とマジックを決めていきます。お二人の師匠であるなか。たつやさんゆずりの、お客さんとのコミュニケーションを大切にするマジックのスタイルが素敵です。
 ジュンヤさんはお客さんとロープマジック。南海子さんは、タジマーさんを急きょアシスタントとして、しっとりとしたバラードにのせてリンキング・リング。先ほど切ないエンディングを迎えた寸劇の後には、人と人とがマジックでつながっていくという別のストーリーが展開されました。
 このマジック絵本には続きがあります。お二人のショーを締めくくるのはイリュージョン。南海子さんは炎の中から登場します。そして、箱の中に入って...という状況でなぜかお腹をさすっています。実は第2子の妊娠6ヶ月ということで、今夜箱の中に入るのはジュンヤさん。その箱に大きな鉄の輪を通したり、剣を突き刺したりするのが南海子さん。このハラハラする演技が終わると、会場から大喝采が湧いていました。
 大トリは荒木会長。エニイカード・エニイナンバー(「お好みのカードをお好みの場所から」)という、クラシックでありながら世界中のマジシャンたちがそれぞれに長年研究や工夫を重ねているマジックを荒木会長のスタイルで。
 会場は「エーッ!」という驚嘆の声の渦となりました。クラシック・マジックにはマジック自体の魅力、それに心血をそそいだマジシャンたちの物語、それに新しい工夫を重ねていくことの楽しみなど、汲めども尽きない魅力があると感じました。
 私は、家にたどりつくやなや、マジックの本を開いてしまいました。

 南海子さんとジュンヤさんのお子様が二人ともマジックをはじめ、また新たなつながりができていく。そんなことも想像させる、暖かい雰囲気の例会でした。

5月24日(火)
中村ひでのり
 何だかわからないけど 【 舞台へ上がっただけでみんなが笑ってくれる】「 中村ひでのり 」が今回のプリあら日記をご案内致します。最後までお付き合いください。
 本日のメインゲストは「持ち前の『ボケ』を120%活かし、くだらないマジックを一生懸命やる事で同情に近い笑いをとります!」をモットーとしたコメディーマジシャン『ドリームかずよし』さんがメインゲスト。何だか私のマジックにもちょっと 似ているなーノ!?
 最初の会員マジックは、B会員の西野さん。見た目はエリートサラリーマンの課長か部長クラスといった感じ。ジャズピアノの綺麗なバックミュージックに乗せて落ち着いた雰囲気でファンカードとマニュピレーションカードをお洒落に見せてくれました。客席からは「上手い!」という歓声がノ。確かに鮮やかでうっとりしてしまいました。こんな隠れた才能を持った人が会社の上司だったらいいなー。
 次は魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナー。今日はコンベンションが出来るくらい大勢いらしていた。トップバッターのミステラさんは、誕生日にタジマジックさんから貰ったという「タジマジックデックシステム」を披露!観客にトランプのデックを好きな数だけ持ち上げて貰った所のカードが予測も付かない体の思わぬ所に予言されていてビックリ!!
 2番手はウィザードインの金森駿さん。ステージ用3本リングと赤いシルクを組み合わせた、あまり見たことのない素晴らしい手順を見せて頂いた。
 続いて3番手は人気のぺるちゃん。何とお客さんの悩みを解決するという。観客から手を上げたのは「AKB48のライブチケットが取れない」というあるお客さんのお悩み。これを守護霊様と2枚のボードが解決するという。この浮かび上がった文字の組み合わせに私も含め観客は「へー、なるほどー」と感心していました。
 最後のビジターマジシャンはケン正木さん。 峯村健二さんがワールドマジックセミナー ASIA にて発表された「迷宮シルク」をカラオケマジックにアレンジ!!実はこちらの原案はオランダのマジシャン、マーコニック氏なのだが「えー、この手順でまさかカラオケマジックなんてーー」と瞬きを忘れて感心して見てしまった。
 コーナーの締めくくりはタジマジック&わか葉さんの寸劇。牛乳瓶の底みたいなメガネをかけて「見えない!」と言いながらタジマジックが登場!!この時点で大笑い。お客さんに選んで貰ったカードが中々当たらずにわか葉さんに怒られる。この掛け合いが見ていてとても可笑しい。この後、びっくり箱でお客さんが驚いた後、その中のプリントシルクに何とお客さんのカードが予言されていた!!
 さていよいよメインゲストのドリームかずよしさん登場!!
 今日は新ネタを披露してくれるという。007のテーマ曲に合わせて格好良く登場するが持っていたピストルが壊れたり(Mr.ビーンみたいだ)、ホワイトハウスを消すと言いながら、ボードにサインペンで書かれたホワイトハウスの絵を持ってきて体の後ろで消していた(爆笑)耳の穴からアナコンダ(巨大蛇)が出てくると言い、出てきた[ヘビ]はたばこを吸って[スモーカー]いたり(爆笑)、ミッション・インポッシブルのテーマ曲にのせてのコメディー風お札マジックを見せてくれました。
 約5秒毎に小ネタが次々と入れ替わり立ち替わり繰り出されて場内は大笑い。極めつけはカーテンと第3の手を使った爆笑パフォーマンス。これには正直参りました!!普段笑わない人も思わず笑ってしまうこのパフォーマンスを被災地の人にも見せてあげたかった。
 最後のコーナーは会長のマジック。ここでしか見られない上に二度とやらないのがほとんどだ。今回はアラビアから届いたという魔法のかかった裏表全て真っ白いカード。マニュアル習得に、13年掛かると書かれているらしい。デックの真ん中から2つに分けて片方を反転させフェローシャッフルする。裏表がバラバラになるが一瞬で戻ると言い広げてみせる(ここで笑いが起こる)。
 お客さんにお手伝い頂き4枚選んで貰うが実は薄くマークと数字が書かれているとのこと。お客さんにはそれが全く見えない。しかし訓練した会長にはそれが見えており、マニュアルには時間が経つとお客さんにもだんだん見えてくると言って1枚ずつマークと数字が現れ、何と4枚が普通のカードになった(超不思議)!!
 ただし時間が経つと効力を失うと言い、また白く戻ってしまった。13年掛かって全てを習得し13年後にもプリあらをやっていたらこの続きをまた披露します。と言い残してこのマジックは終わった。
 映像が浮かんでくるようなストーリー展開と漫談のようなトーク、そしてテクニックは相変わらず素晴らしい。楽しいストーリーで、マジックは全く違った物に見えると改めて認識させられました。
 さて今日の例会、メインゲストのドリームさんの演技は賛否両論はあるが私的には好きでした。
( ど)んな時も笑いに(り )屈はいらない。( 一)杯笑って楽しめばいい。 (む)ずかしい事は( か)んがえず、 (ず)っとハッピーな気持ちを持ち続けたい。(よ)い事を、 (し)んじれば、きっと願いは叶うからノ。《( )内の文字を続けて読むとある言葉になります。》
5月10日(火)
むっしゅ佐久間
 梅ヶ丘パークホールのプリあら例会、メインゲストは美人ジャグラーのミス・サリバンさんでした。
 息の合ったMCの佐々木さんとハルちゃん。この日の会員マジックはプリあら専属弁護士「おのんのん」さんこと小野智彦さんでした。
 佐々木さんに「プロの弁護士さんです!」と紹介されていました。マジシャンじゃないんだからアマチュアの弁護士さんなんているのか?と思ったのは私だけ?(笑)
 この日はバラバラに散らかったカードの中から、Aのカードが現れるという弁護士さんらしいマジックとポーカーフェイス。「素晴らしく進化している」と、辛口ケン正木師匠から高評価でした。
 ケン正木さんはじめ、この日のビジターマジシャンは大勢で豪華でした! ケンさんの災害の復興をテーマにしたティッシュペーパーの復活は私の大好きなマジックです。
 石井裕さんのポケットに入ったカードあてもとても不思議でした!! 舞台に上がっただけで観客が大喜びする会員の中村さんの存在感に驚いている石井さんが楽しかったです。
 ぺるちゃんのミルクがジュースに、そしてミルクオレンジに変わるマジックは、今まで見たぺるちゃんのマジックの中で一番輝いていました!! 本人は少し風邪気味だそうです。お大事に、、、。
 キャラメルマシーンはアメリカ帰りのキャッスル仕様の英語マジック。頼りなげな英語で、素晴らしい剣刺しカードの演技でした。ライブの宣伝もしていました。楽しみです!!!
 魔人タジマー&わか葉さんの素晴らしい寸劇マジックはまだまだ続きそうです。
 地震に遭われたスタッフの五十嵐美智代ちゃんに花束を贈呈してくださいました。どこから花束が出現したか全く解りませんでした(笑)
   さてさてこの日のメインゲスト、ミス・サリバンさんのジャグリングパフォーマンス。正直、私は彼女について全く知識が無かったのですが、これは近年まれにみる素晴らしいステージでした!! 超一流のジャグリングパフォーマンスを観客総勢大拍手大歓声で興奮のルツボでした。
 まずは『中国独楽ディアボロ』の演技。
 これはA会員のヒッチーさんの感想ですが、『プリンあらモード会で見たミス・サリバンさんのディアボロは、今まで僕の見たことのある人たちとはまったく違って感動したー!今まで見た人たちはすべて、独楽をどれだけ高く放り投げてキャッチできるかを見せているようだったけど、サリバンさんのは、ものすごく繊細で楽しかったー』
 本当にサリバンさんのディアボロは次元の違う素晴らしさでした。
 そのヒッチーさんを舞台に上げての『5ボール』の演技も目を見張る素晴らしさでした。 演技も素晴らしかったがヒッチーさんとの楽しい絡みも最高でした。
 舞台は、その後、ジン工房さんが上がり、クラブの演技でした。 もうこれは息も告げない素晴らしい演技でした。お客様の盛り上げ方も最高!!!
 ラケットとボールを使ったジャグリングは初めて見ました。もう、凄いとしか言いようがなかった!!! ラストの演目は超高い一輪車に乗ってのクラブの演技でした。
 客席のピーロさんをあげてのお客いじりは最高でした。
 考えてみれば、このような演技にお客様を使うということは非常にリスクの高い事なので、よほどの実力が無ければやれるものではありません。 慣れないお客様がどのような動きをするかは、全く読めないわけで相当の練習に裏付けられた自信なのでしょう。
 流石、世界で認められているトップパフォーマーです!!
 私はローマのナボーナ広場、ベニスのサンマルコ広場、ノルマンディーのオンフルールなどで、たくさんのパフォーマーを見てきましたが、この日のサリバンさんはその中でもピカ一でした。
 こんな素晴らしいパフォーマーを探して来てくれた佐々木さんにタダ感謝です。本当に感動しました!! 観客から怒涛の投げ銭がボックスに投げ込まれました。
 そして最後を締めくくるのは、荒木会長による超ーーー不思議なマジックでした!!
 フリー消去法で最後に残ったカードが観客のタイマロさんの選んだカードでした??????????
 家に帰ってからも頭の中は??????????で、しばらく寝付けませんでした!!
 いつもながらプリあらのステージは素晴らしいのひとことです!! マジックを通じて世界のみんなが仲良くできること、プリあらのモットーです!!
4月24日(日)
佐藤忠
 今年の2月に入会したばかりの佐藤です。若い時に頚椎を損傷して30年ほど調子が優れなく、マジックはあまり真剣にやっていませんでした。
 昨年末より名医の治療で急激に回復してきましたので、10年以上前から入会しようかどうか迷っていたプリあらに思い切って入会させて頂きました。今日は初めてプリあら日記を書きますので、よろしくお願いします。
(会員マジックのファビオ桜井さん)
 一生懸命さと楽しさが十二分に伝わるマジックでした。桜井さんの演技は、他のところで何回か拝見しましたが、ロープマジックで同じような間違えをされていましたね(笑)間違わないと学びませんから、失敗するのもよい勉強だとおもいます。
(タジマジックさん&若葉さん)
 毎回、ゲスト出演して頂きありがとうございます。月に2回の演技の構成やマジックの演目を考えるのは本当に大変なことかと思います。
 殆どお二人とも打ち合わせやリハなしということで流石、一流のプロだーって関心させられます。お二人ともとてもマジックを心から愛しているって感じが伝わってきます。これからも楽しい寸劇+マジックで多いに笑わしてください。お二人の独特の間の取り方がとても参考になります。
(ぺるさん)
 愛くるしい笑顔で登場するだけでなにかとても癒されますし、オーラを感じます。以前に、肉まんをハンバーガーに変えるマジックを見て次の日に早速、買いに行きました。2回とも少しだけの演技だったので今度、ショーあれば観にいきます。
(友情出演:石井てる美さんの英語漫才)
 いやはや発音の綺麗なこと綺麗なこと!漫才として一人二役演じて声の通りもよく、それにとても表情が豊かで思わず引き込まれました。こんどは、外人に道を問われて困ってしまった日本人のシーンなど、皆さん体験していると思うので、ぜひ見せていただきたいです!
(メインゲストのミステラさん)
 本日のテーマ「福袋的なマジックSHOW」:ミステラさんの人柄の良さが演技から充分に伝わったし、噂のチャイナドレスは本当によくお似合いでした。バット折りは練習では4回も失敗したとのことで、本番では大成功してよかったですね。脛は大丈夫だったのでしょうか?
 それにしてもアンコールの瞳の色が変るのにはビックリ致しました。これからも奇抜で個性ある演技に磨きを掛けて欲しいと思います。司会ぶりも見事で、私もミステラさんのように切れのよい喋り方を勉強してみます。
(会長コーナー)
 不思議なダイスマジックでしたー。ギミックダイスでないとのことさっぱり分かりません。派手さはないものの不思議で不思議でしょうがありません。
 私はいろんなところでマジックをみていますが、会長コーナーは見たことも無いマジックをいつもしてくれますし、話しがウイットに富んでアドリブも沢山でてくるので楽しいです。
 私は、恥ずかしながら若い頃に、故村上正洋氏に師事し、マジックを猛練習しましたが、頚椎を損傷し30年以上のブランクがあいてしまいました。なので、マジック会に入会するのはとても緊張しましたが、これからも、どうぞよろしくお願いします。
4月15日(金)
樋口哲弥
 前回の例会は少し遅刻してしまいましたが、今回は15分前に着いたので、開演前にタジマジックさんにお願いしてあったDVDを買ったり、久しぶりにお会いした小野さんともお話しすることが出来ました。こういうひとときもプリあらに参加する楽しみです。
 最初の会員マジックはリオ広沢さんです。去年の夏は和服姿で和妻を披露していただきましたが今日はタキシードでシルクマジックです!お顔の表情も素晴らしく、自信に満ち溢れていました。いつもは失敗とかもあり、それが面白くて会場から笑いが起こったりするのですが、今日はそのようなこともなく、少しがっかり(笑)ですが最後に大きなフラッグが飛び出したときは、さすがにびっくりしました!
 ビジターマジシャンのコーナーはプリあらは初めてというはやふみさん、そしてぺるちゃん、藤本明義さんです。
 はやふみさんは、紙コップに注いだはずの紅茶が消える、はやふみさんオリジナルのマジックで、わかりそうでわからない不思議なマジックでした。
 ぺるちゃんは1本の花を3人の観客がそれぞれ指定した通りの3色の3本の花に変えました。これは奇跡だと思いました。
 藤本さんはマジック・キャッスルに出るということで英語でのマジック。妖怪の名前が書かれたカードを使ってのカードマジックで、藤本さん独特のおしゃべりが面白かったです。
 魔人タジマーとわか葉さんの寸劇は、出るはずだったケン正木さんが急遽欠席ということで、ほとんどアドリブ。どうなることかと思いましたが、わか葉さんが予言したカードをお客さんがカットして選んだカードとピタリと一致!驚きのメンタルマジックでした。
 メインマジシャンのKYOKOさん、今日は2部構成です。
 第1部は、シルク、鳩出し、カードマニュピレーションをなんとも妖艶で可憐に演じます。その姿にうっとりしてしまい夢を見ているような気分でした。ラスト、一輪の赤いバラを抱いたKYOKOさんを見ていて、涙がでそうになりました。
 今日は1部と2部のあいだに地方会員の方の紹介とインフォメーションそして会長のコーナーがありました。
 第2部は、ヘアーサロン仕立てのステージで、 KYOKOさんがイケメン・ヘアーデザイナーに扮してのマジックショーです。
 ジャンボコームやロットを使ってのマニュピレーション。KYOKOさんのキレのある動き、演技にまたしても夢見ごこちになり、いつまでも終わらないで欲しいとおもいました。
 ヘアーデザイナーのはずのKYOKOさんが目の覚めるような美女のお客さんに変身したときは、目が飛び出るほどおどろきました。家に帰る途中、電車の中でずっとその余韻に浸っていました。
 会長のマジック。まず会長が取り出したのがバレーボールくらいの大きな綺麗なグラス。このグラスがカードの廃棄場です。綺麗なグラスを使うとそれだけでマジックが華やかになって楽しくなります。お客さんのカードを使い、そのお客さんがスプレッドしたカードの1枚にシールを貼って目印にします。そしてシャッフルしたカードを2つに配ってゆき、そのどちらかをお客さんがグラスに捨てます。
 それを何回か繰り返して最後に残ったカードを裏返すとなんと、シールがちゃんと付いてました。
 マジシャンズ・チョイスは使ってないのでとても不思議でした!!
 会長のマジックはいつも楽しみにしていて、マジックはもちろん素晴らしいのですがそこで交わされるおしゃべりも楽しくて大好きです。僕もカードマジックをやるので、とても勉強になります。
 プリンあらモード会に入会して11年になりますが、例会のあと幸せな気分で帰れるのがプリンあらモード会の素晴らしさだと思います。荒木会長はじめ運営委員のみなさんにはいつも感謝しています。これからもよろしくお願いします。
3月28日(月)
佐原有紀
 東北、関東地方は、大きな地震に襲われました。『東北関東大震災』。その影響で、多くの舞台、コンサート、イベントの延期や中止が相次ぐなか、3月28日、プリあら例会は、そんな逆境で、マイナスになっている心に少しでも楽しく、明るい風を吹き込もうと、通常通り開催されました。いつものように佐々木さんと隅谷さんの司会でスタート。
 まずは【会員マジックのコーナー】本日の会員は松崎忠さんです。松崎さんはプリあらマジックマガジンにも創刊号から御自身の作品を盛んに掲載されている方です。
 「かえるマジック」をテーマに、「変えるマジック」や「買えるマジック」、「帰るマジック」(オヤジギャグ?)をテンポ良く演技しました。今日のマジックはプリあらマガジンの次号(第9号)に解説を掲載されるということで、興味をお持ちになった方もいたことでしょう。
 プリあらマガジンのアイデアは、プリあら会員限定BBS《プリあらCafe》で、僕が言い出したことで、それを荒木会長が実現のものとされ、編集人の篠原康子さんが今号まで編集されてきたものです。
 日本における数少ないマジックマガジンの中で、最も綺麗で美しいものだと思います。勿論中身も毎号充実!会員の方の投稿記事やプロマジシャンの方々も登場することも!貴重な写真も多数!そして、マガジン冒頭には荒木会長書き下ろしの『会長のコラム』が毎号掲載されています。
 これは、マジックを自分ではやらない、マジックを見るのが好き、という方にも勉強になる、楽しめることが、書かれています。是非プリあらマジックマガジン各号を本棚に揃えてください!!
 例会は次コーナーへ。【魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナー】お一人目は、お馴染み!ケン正木さんです。
 のっけからケンさんの謎掛けギャグ(?)炸裂!爆笑!「こんなことやりに来たんじゃないんですよ」と、、、今日はケンさんの四ツ玉の初級篇レクチャーDVDの中からパフォーマンスを演じていただきました。ノンシェルの四ツ玉です。ケンさんのマニピュレーションは圧巻です!
 続いて、キャラメルマシーンが登場!今日もテンション上がりまくり!エンジン入りまくりのパフォーマンス。お客様を舞台に上げてのマジック。オダジさんとお客様との掛け合いが面白過ぎ。お客様のノリも良く最高でした!
 最後は、すっかりお馴染みになってしまった、タジマジックさんの寸劇マジック(既に第13段目くらい?)今回は、「いつもマジックをやらないタジマの先輩わか葉がマジックをやる」という設定。
 お客様のカードからお客様自身が一枚抜き出し、わか葉さんが、そのカードをスケッチブックにスケッチ!お見事です。
 【メインゲストのコーナー】本日のゲストは、パントマイムマジシャンとして有名な、神雅喜さんです。神さんのパフォーマンスは、過去にも数回見たことがありましたが、その雰囲気に魅力があって、素晴らしいエンターテイナーです。今回も非常に楽しみにしていました!
 シルクハットにタキシード、絵本の中に出てきそうなマジシャン、神雅喜さんが登場。かなりお茶目な、そしてチャーミングなマジシャンです。
 そのステージは物語の世界に迷い込んだかのような雰囲気です。鳩出しやカードプロダクションなど、王道と言うべきマジックも神ワールドでは、普通のマジシャンがやるのとは一味違った雰囲気を醸しだします。神さんのパントマイムとマジックを融合させたパフォーマンスは、一時たりとも目を離させません。
 マジックファンやマニアみたいな人たちは、「それは誰の考案したものか」とか「あのテクニックは云々」なんていう視点でマジックを見てしまいがちですが、神さんのパフォーマンスはその雰囲気や、ドラマが面白いから、そのような視点を与えさせません。まさに一流のパフォーマーなのです!会場全体が、完全にジンマサフスキーワールドにはまり込んでしまいました!!
 そして、【荒木会長のコーナー】毎回このコーナーの冒頭では、司会の佐々木さんが、会長にまつわるエピソードを紹介しています。今回は、「俳優、荒木一郎」としてのエピソード!日本を代表する文豪、森鴎外の令嬢、作家の森茉莉さんは、生前、世田谷区在住だったそうで、よく原稿を邪宗門(プリあら会員の作道さんの老舗喫店)で書いていたそうです。その森茉莉さんが自身のエッセイの中で、俳優として荒木会長を賞賛しているということ!実際にこの文章が掲載されている『森茉莉全集6』を読んでみましたが、この森茉莉という方、相当、映画や芝居がお好きな方の様で、俳優の批評文が沢山あります。
 しかもかなりの辛口!!そんな中で荒木会長の記事を発見!あるドラマの中での会長の演技に対して、「河豚(フグ)の肝臓の毒に一寸当たった人のようにいい気分」「芸が大きい」など、とコメント。芝居を志す僕としては刺激的なエピソードでした!
 荒木会長が登場。最初の話題は、4月のはじめに予定されていた、キャラメルマシーンのライブが、延期になったということ(延期公演は7月2、3日に決定しました!)。
 そして、今、被災地で、他人と生活を強いられている人が大勢いるが、そんな中でも何かその辺にあるものでマジックが出来れば友達になれる。と言うことで、ポケットから取り出したのは一本のロープ!
 今日は、ロープを使ったマジックをやりながらのスペシャル講義なのでした。それにしても、毎回カードでミラクルを起こす荒木会長のロープとリングは実に珍しい!貴重でした!
 【神さんのアンコール】最後は、神雅喜さんのアンコールパフォーマンス!パントマイムのプチレクチャーをしてくださいました。重い荷物を持ったり、押したり引いたり!?「ポイントさえ抑えれば出来ますね!」とおっしゃっていましたが、出来る訳ありません!!やはりプロの技です!!
 地震の影響で、公共交通機関が、気持ちが、日本全体が乱れる中、「今日の例会は、人が来ないんじゃないか?」と少々心配していたのですが、こんな中でもプリあらと言う場所に皆さんが集うと言うことはありがたいことだと思いますし、感動しました。
 それはおそらく、プリあらという存在に対してそれぞれのひとがなにか思い入れを持っているということだと思うし、僕自身もこういう「場所」を持つことができていると言うことに感謝して、これからも、プリあらに、荒木会長に勉強させていただきたいと思います!
3月6日(日)
むっしゅ佐久間
 フレンチドロップのトップマジシャン『沙門零』さんの素晴らしいプリあらマジックショーでした。 ミニスカートがとても似合う、かわいらしい隅谷治子さんと、最近ますます渋みを増した佐々木さんの息のあったMCはもう10年になりますが、見ていて安心感があります。 けだし名コンビです。
 会員マジックとして紹介されたのは中宿君でした。びっくりです!!! 先月の福田ライブで一緒に苦労して来た大根役者同士!(笑)楽屋では、マジックを教えたり教えられたり、大変お世話になった息子のような好青年です。ステージのマジックは初めて拝見しましたが、堂々としていてオーソドックスなレコードのカラーチェンジ、4つ玉のルーティーンを難なくこなしていてお見事でした。
 続いて登場のビジターマジシャンは、何と私のお友達マジシャン、凄腕:石井裕さんです!! 銀座ポイントなど、超有名マジックバーで活躍されているだけあって、語り、テクニックと最高のパフォーマンスを見せていただきました。
 もう一人の有名美人マジシャンのぺるちゃんは、肉まんから華麗にハンバーガーに変えるという驚愕のマジックをいとも簡単に演じてくださいました。
 次週のぺるマジック教室発表会の告知をされていました。
 来月に迫ったライブの練習で頑張っているキャラメルマシーンのお二人が、ハンカチたまごを演じて会場の爆笑と大拍手を浴びていました。ライブショーが本当に楽しみです。
 タジマジックさんとわか葉様のコンビは先日の顔田ライブで大好評だったメンタルマジックの名シーンを再現して大成功でした!!
 バスツアーの案内はシイタケの大きさとハマグリの大きさに圧倒されました。 今度参加してみたいです。

 さてさてメインゲストの沙門零さんのマジックショー!! フレンチドロップは私がマジックグッズを買うプリあら以外唯一のマジックショップと言ってもいいでしょう。もちろん フレンチドロップ会員です。 毎週フレンチドロップから送られてくるメールは軽妙洒脱で、このメールを読むのがいつも楽しみです。
 舞台をフレンチドロップのマジックバーに仕立てて、素晴らしいクロースアップマジックは息をのむ素晴らしさでした。
 鍛えられた難波のマジシャンのトークに会場は大歓声!!大拍手で大盛り上がりでした。あのトークはいくつも取り入れたいセリフがあって大変参考になりました。

 んーーーーん!!シンブルを最後まで傘の石突きと言いきってしまうのが凄い!!(笑)アンコールのササニシキがコシヒカリに変わるマジックもとても不思議でした。
 最後は会長のマジックタイム!!
 この盛り上がった会場でどんなマジックをやるか、いつもドキドキする瞬間です。 プリあらグッズの幽霊のプレートを使った見事なメンタルマジックは非常に不思議で全く仕掛けが解りませんでした。改めて荒木会長の力量の凄さに感動いたしました!!
 いつも楽しい舞台を提供していただいてプリあら感謝です!! プリンさんの病状もだいぶ回復されている様子で安心いたしました。 一日も早く元気な姿を見たいものです。
2月23日(水)
関口伸光
 今日の例会は特別な日です!荒木会長によるレクチャーが行われるのですからね。このチャンスをまだかまだかと待ち望んでいた人は多いはず。事実、会場には多くの方が、早い時間からわんさかと押し寄せてきていました。
 会場に入るとビックリ!いつもの例会の時とは違って、客席に机が配置されています。まさにレクチャー会場という雰囲気ですね。ステージ上には、半円形のクロースアップテーブルにワインレッドのクロスがかけられ上品な雰囲気が漂っています。さらには天井にビデオカメラまで設置してあるではないですか!レクチャー時の会長の手元のアップをモニターし、上から見た映像をプロジェクターに映し出すという手法です。『すごい!そこまでやるか!』と感動しました。
 今回のレクチャーでは『マジックの完成度をあげる方法』がテーマという事ですが、会場の設営やら、機材の準備やらと、マジック以外の部分に関しても、随所に、そのこだわりがとても感じられ、『なるほど!完成度をあげるとは、こういうところからすでに始まっているんだなぁー!』と、レクチャーを受ける前から感動していました!
  客席を見渡すと、プロマジシャンのミステラさんと、あさおかるいさんがいらっしゃいました。
 さて、いよいよ時間になって、荒木会長が登場し、レクチャーの開始です。まずは、今回のテーマでもある、完成度を高めるという事について、いろいろためになるお話をして頂けました。お話の中で、先日開催された「顔田ライブ」の事に触れていましたが、このライブを作るにあたって、どのようなこだわりがあったかという事をお話されました。
 ライブの各シーンをとりあげ、『○○のシーンではここがこうでなくてはならないんだ!』というお話をいくつか聞いて正直ビックリしました。
 というのも、私もライブは見ましたが、うまくいって当たり前という客目線では決してわからない、裏側でのこだわりの凄さなんです!
 荒木会長が、プロデューサーとして各役割に当ったスタッフの特徴を把握した上でのやりとりを通して作り上げた、極上のライブだったという事があらためてわかり<人に感動を与えるライブを作る>ためには、ここまでするのかという事を実感し、とても感動しました!
 ぺるライブでもそうでしたが、荒木会長の『来てくれたみんなに感動を持ち帰ってもらうんだ!』という、熱きマインドを感じ、あらためて感動が湧き上がってきました。
 さてレクチャーですが、今回は、会員の赤嶺智史くんと佐原有紀くんの演技をベースに、ここからいかにして完成度を上げていくかという手法で進行していきます。
 隣を見ると、アシスタントはなんと、ケン正木さんとタジマジックさんなのですから、緊張しないわけがありませんよね。
 それぞれお2人の演技を見て、そこから、荒木会長によって適切なアドバイスがあります。ただでさえ緊張する上に、豪華なアシスタント陣からは<完成度の低い部分>を、わざわざ指摘するべく進行するのですから、お2人にとっては結構、辛い心境ではなかったのかな?とも一瞬思いました。
 ・・・が、よくよく考えてみたら、1人の演技にこれほどまでに真剣に向き合ってもらえるのだから嬉しい事なのだと思いませんか?もちろんレクチャーを受ける側としても、今回のような手法によって通常ではわかりずらい部分が、とても理解し易いものとなり、とても有り難かったです。
 カードマジックの部分でも、荒木会長から『最後、手に持っていたカードが消えるというのはストーリーとして意味がない。こうすればどうだろう・・・』と、すぐに荒木会長によるアレンジを加えたバージョンを披露されると、会場からはどよめきが・・・。
 凄い!ほんの少しアレンジしただけなのに、きちんとストーリーとしてつながって行くのですから、見ている側にも違和感なく、本来の<不思議さ>の部分がしっかりと伝わってくる!
 このレクチャーでは、技法とか手順よりも、<見せ方><考え方>という、DVDとか解説本では決して学ぶ事のできない大切なものを学ぶ事ができるのです。
 レクチャーの後半では、技法の部分にも触れました。
 カードマジシャンにとっては正によだれものですね。しかも手元を真上から映し出したモニターによって、通常では見えずらい部分まではっきりと確認する事ができるのですから嬉しい限りです。
 簡単にできるセルフワーキング的な「Aオープナー」や、さらにはハイレベルな技法を屈指した「今までに見た事もないギャンブラー対マジシャン」になると、皆、身を乗り出して荒木会長の解説に集中しています。気づくと、荒木会長の隣でケン正木さんまでしっかりメモを取っていました。
 マジックのレクチャーというと、解説がメインとなる事が一般的ですが、今回の荒木会長のレクチャーでは、その事よりももっと大事な部分であり、今回のレクチャーのテーマでもある「考え方」というものについて学ぶ事ができたと思います。
 最後は、ケン正木さんによる「未完成」と言うマジックがご披露されました。ん?未完成?どこが?と思ったほどとても素晴らしい傘の演技でした。
 が、何でもケンさんが学生時代に考えられた手順だそうで、当時、深井さんがすでにプロとして傘の演技をされていたのを見て、「同じものをやってもしょうがない」からと、完成しないままやめてしまったので、「未完成」という事のようです。
 しかし「未完成」と呼ぶにはもったいないくらい素晴らしい演技だったのは会場の誰もが感じた事でしょう。それよりも、学生時代に作られた手順を今ここで再現された事に感動しました。まるでタイムスリップしたかのような貴重な時間をケンさんありがとうございました。
 気がつくと、時計の針は撤収時間ギリギリ10時までほんの少しとなりました。他では味わう事のできない贅沢なレクチャーをたっぶりと堪能する事ができて幸せです。荒木会長ありがとうございました。
2月11日(金)
村山 崇
 小雪舞い散る、梅ヶ丘の午後7時。寒さなどモノともせずに、会員・知人が続々と会場に足を運びます。今日は祝日とあって小学生の元気な姿も多数あり、いつもとは少し違った例会の雰囲気。そうです!今日は年に一度の会員達が自慢の腕を競う「プリあらマジックアワーズ2011」が開催される日です!
 厳しい事前審査を通過した10名のコンテスタントの妙技を一目見ようと、そしてグランプリの行方への期待と緊張で、開演前の会場は、いつにも増して華やいだ賑やかさに彩られていきます。
 いよいよ開演の時を迎えます。司会の佐々木さんと隅谷さんがいつものように登場し、少し緊張した面持ちで「これよりプリあらマジックアワーズ2011年を始めます!」と元気に開会宣言を行います。
 右手に目をやると、いつの間にか、一段高い雛段には、今回の審査委員5名も勢ぞろい。ダーク広和さん(最初は山田秀樹さん)、魔人タジマーさん、ケン正木さん、ペルさん、荒木一郎会長の面々も「いざ審査!」とばかりに万全の態勢でトップバッターの登場を待ち構えます。
 さて、いよいよ始まった「プリあらアワード」。
 その緊張のエントリーナンバー1番は「わか葉」さん。魔人タジマーさんのお弟子さんでもありますが、マジック歴は1年9ヵ月とのこと。今日の演目は「女版・緒川集人」。赤い帽子とブーツのコントラストが絶妙です。最近、プリあらの例会では、師匠と繰り広げる笑寸劇が好評ですが、今日は一流のステージマジシャンの余裕と自信が全身に漲ぎっています。
 いつものコケティッシュな印象は微塵も感じさせず、音楽とピタリと合った演技と、終始絶やさぬ笑顔が、いつしか新鮮で初々しい、いつもと別人の「わか葉ワールド」へと観客をいざないます。
 ステッキ、ロープ、シルクと女性らしい華やかさと、さりげなく繰り出すスライハンド腕前は、「もしや師匠を越えたのでは!」と観客を唸らせます。審査員タジマーさんの、嬉しいような悔しいような何とも言えない苦渋に満ちた表情が忘れられません。
 エントリーナンバー2番は「菊池俊幸」さん。マジック歴は5年とのことです。黒の燕尾服で固めたその風体は、正に「正統派マジシャン!」。演目もステッキ、ハト、シルク、パラソル、ミリオンカードとクラシックのイイとこどり。思わず「マジックの宝石箱やー」と叫びたくなるような内容と、真面目を絵に描いたようなキャラクターが見事にマッチしています。
 「地球(テラ)へ」という壮大なタイトルからも、菊池さんの心意気が窺え、大技を存分に出し尽くして無事、地球に着陸です。ちなみに、そこで使われたBGMは「ダカーポ」の曲とのこと。ダーク広和先生も気に入られておりました。
 エントリーナンバー3番は「ピーロ」さん。マジック歴は1年とのことです。演目は「彼女が家にやってきた」で、一人芝居風に舞台が進行していきます。ピーロさんはジャグリングの名手とあって、随所にその「技」が折り込まれます。お笑い芸人の「陣内」さんをも彷彿とさせる一人コントの情景に、「台詞と音楽」、「マジックとジャグリング」が不思議な形で融合します。
 この得も言われぬ世界は癖になりそうです。これからも寄せ鍋風・一人演劇の進化に目が離せません。個人的にはマジックの具材をもっと増やしてもらえると、一層おいしく食べられそうです。
 エントリーナンバー4番は「秋山紀夫」さん。マジック歴は8年とのことです。演目は「危険と平和」ということで、重厚な音楽といかめしい顔つきから、一体どんな「危険」が繰り広げられるのかと会場にも緊張が走ります。取り出される、火、カミソリ、吹き矢...。迫真の演技に圧倒されていくのです。そんなデンジェラスな舞台が進む中、「平和の象徴・ハト」との絡みは何とも言えず、いい味が出たシーンで忘れられません。
 それは、意に反して舞台の彼方に飛びっ去っていくハト達に、秋山さんが全く慌てることなく、怪しくも満面の笑みでバイバイと手を振る姿に象徴されていたのでした...。そこには危険な男を演じる秋山さんの「素」の人柄が滲み出て、会場に安堵の笑いが湧き起こりました。
 エントリーナンバー5番は「むっしゅ佐久間」さん。プロのマジシャンになって3年との紹介に、会場に笑いが起こります。「一体いつプロになっていたのか?」「嘘か真か」、早くも会場が煙に巻かれます。演目は「会長のアドバイスから考えたオイル&ウォーター」。
 「結果について会長に責任転嫁しようとしてますね!」との温かくも辛辣な身内のヤジに動じることなく、テーブル上では本格的なカードマジックが進行します。
 それにしても、最近出演した顔田ライブでの衣装とキャラクターをそのままに、こうしたクラシックなマジックを大真面目に演じる度胸には感服します。しかしながら演技後、会長からは、愛するが故の厳しい指摘も。中でも「ストーリー性を大切に」とのコメントは胸に響きました。また、あのプロットだと最後は「クイーン」に変化しないとおかしいとのご指摘も。確かに!
 エントリーナンバー6番は「川崎雅司」さん。マジック歴は4年とのことです。演目は「相棒」で、カードを使ったクロースアップマジックを披露してくれます。
 お客様を舞台にあげての演技は、今日の出演者の中では唯一となります。いつも寡黙に一人黙々とマジックに取り組んでいる印象があるだけに、今日はどんな形でお客様とのやり取りが進行するのか興味津々!しかし、始まってみると意外や意外(失礼!)。探偵カードのプロットをご自分なりに構成し、お客様とのやりとりも軽妙洒脱に淀みなく進めます。最後に「あっ」というどんでん返しの「落ち」もあり、会場中を唸らせます。
 しかしながら、荒木塾の生徒でもある川崎さんに対して会長からは愛の鞭のコメントも。「探偵と泥棒」という話の中にあって、あの最後の「落ち」は、ストーリー性を弱めはしないかと…。言われてみれば「なるほど」と頷けます。
 エントリーナンバー7番は「中村秀典」さん。マジック歴は15年とのことです。演目は「ウィザードイン主催マジックコンテスト・コメディ部門準優勝作品プリあら版」。
 中村さんはプリあらの名物会員で、その掴みどころのないキャラクターが皆から愛されています。今日も中村さんが登場した途端に、会場の雰囲気が一気に和みます。マジックは、山本リンダの「どうにも止まらない」、マンガ主題歌「マッハゴーゴーゴー」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「時の流れに身をまかせ」などなど、歌謡マジックのオンパレード。これには替え歌マジックの元祖「ケン正木」師匠も舌を巻いていました。
 一体、いくつのマジックが繰り出されたのでしょうか。次々と音楽が切り替わり、それに合わせて180度、異なるマジックをかぶせていくスピード感には圧倒されます。計算された面白さと、中村さんのキャラクターが醸し出す「計算外の笑い」が大いにはじけ、会場中を沸かせに沸かせて拍手に送られ退場します。
 エントリーナンバー8番は「小澤洋一」さん。マジック歴は6年とのことです。演目は「ザ・大道芸」。去年のチャンピオンだけに会場の期待も一挙に高まります。いよいよスタート! 
 いきなり、1輪車に乗っての登場に会場がどよめきます。あくなきチャレンジ精神!これだけでも「アワード」にかける執念と、陰の努力の凄まじさが忍ばれます。マジックに年齢は関係ありません!観客の目の前で繰り広げられるパフォーマンスを支えた小澤さんのマジックにかける情熱が痛いほど会場に伝わります。ちょっとしたアクシデントもありましたが、会員一同が祈るような気持ちで見守る中、最後までやり切った根性はさすがです!来年も楽しみにしています。
 エントリーナンバー9番は「鈴木唖樹」さん。マジック歴は「わかりませーん」とのお答え。演目は「レッド」。鈴木さんは一昨年のチャンピオンでもあります。今日は、黒の衣装でビシッときめての登場です。次々と繰り出される「赤色」のアイテムが、この黒の衣装とのコントラストに美しく映えて、力強い印象を舞台に残します。
 鈴木さんは、2年前とは見違えるような自信に満ちた表情とステージ度胸。ディーライト、ファンカード、シンプルなどの難しいスライハンドへの挑戦。そうした、あくなき向上心とチャレンジの姿に、会場に熱い共感と感動の波が静かに広がります。
 難易度の高い演目にチャレンジし、みんなに見せてやろうという気迫に圧倒されました。観客が鈴木さんに完全に呑まれていた! そんな迫力ある演技でありました。
 エントリーナンバー10番は「玉置慶子」さん。マジック歴は10年とのことです。演目は「色彩(イロ)の香り」。登場と同時に舞台に花が咲いたような明るさが灯り、それが瞬く間に会場にて伝播します。幼稚園の先生か、はたまたNHKの歌のお姉さんのような人懐っこい陽気さは、舞台と客席の距離を一気に縮めます。
 楽しい音楽に合わせた全身を躍動させてのパフォーマンスに自然と会場に手拍子が重なります。老若男女の誰もが安心して楽しめるマジック。女性ならではの柔らかい仕草と微笑みは、その場の雰囲気を、幸せで温かい「春の日差し」に変えていきます。「ケン正木」先生の講評も「構成も申し分ないし、何より余計なことをしないのがいい!」と絶賛でした。 
さて、ここでコンテストの結果が出るまでの間、審査員でもあり、浅草演芸ホールから駆け付けてくれたゲストマジシャンでもある「ダーク広和」先生のエキシビジョンタイムとなります。
 味わい深い独特の語り口と、プロならではのこだわり、というより一マニアとしてのあくなき探究心の結果極めた珠玉のカードテクニックに会場からはため息が漏れます。最後にパノラマファンで観客を唸らせた後は、ちゃんとズッコケて観客を笑わせ、厭味なく舞台を後にします。
 芸を極めるとは、単に『技』に秀でるだけでは足りず、360度、様々な部分に隅々まで神経を行き届かせてようやく完成する厳しいものと、改めて認識させられた次第です。
 いよいよ結果発表です。グランプリは、、、、「わか葉」さん! プリあら特別賞は「玉置慶子」さん! そして何と何と急遽、設けられた「会長賞(特別賞)」には「鈴木唖樹」さんが選ばれました!今回は、女性3名の受賞です。
 荒木会長からは「僕は、挑戦する姿が好きだ。情熱は必ずお客にも伝わるし、それを見た人は勇気や感動がフツフツと沸いてくる。皆さんも、是非、挑戦する気持ちをもって来年、このステージを目指してはいかがでしょうか。」と激励のお言葉ををいただきました。
 個人的には、どの演技もその人なりの個性がよく出ていて甲乙つけ難く、とにかく感心したり笑ったり、大いに楽しませてもらっているうちに瞬く間に過ぎ去った至福の2時間半となりました。
 この日のために、日夜、練習に励まれたコンテスタントの皆さん、そしていつもいつも、プリあらのために黒子に徹して、準備に進行にとご尽力いただいたスタッフの皆さま。本当にありがとうございました。
 他では味わえないアットホームで温かみのあるコンテストの余韻をそのままに、いつしか雪の止んだ「凍天」を背にしながら、足取りも軽く梅ヶ丘を後にしました。今から来年の「アワード」が楽しみです。
1月27日(木)
川崎雅司
 サッカーアジアカップで日本がいよいよ決勝にむけて盛り上がっている頃、梅ヶ丘にある小さなパークホール(公民館)でも熱気溢れるプリあら例会が開かれました。
 佐々木さん、隅谷さんの司会で例会は始まりました。まず始めは、会員マジックです。
 プリあら例会に入会して3年にして初めて演技する藤生昭彦さんです。健康を兼ねて自転車通勤をしている藤生さんは、今日も出勤してからの例会のため、通勤着姿のラフな格好での登場です。
 買ってきたばかりの大きな封筒を使ったメンタルマジックを披露してくれました。藤生さんの優しいルックスで会場の観客と会話しながらの和気藹々としたムードで、封筒に入れた物を次々と持ち主を見事に当てていきました。
 次は、魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナーです。いつもの軽やかな音楽で登場してきたのは、背の高い派手な衣装の魔人タジマーではなく、キラビヤかな白色のロングスーツを纏った伝説の魔人ケンマー(ケン正木)さんの登場です。
 魔人タジマーの代役ということですが、今日は、ビジターマジシャンが一人も来ていない為、魔人ケンマー・マジックオンステージとなりました。魔人ケンマーさんは「おめでたい席でのマジックを」ということで、松・竹・梅の文字が書かれたカードマジック、紅白のロープマジックそして華やかなフラワー・ボックス・プロダクションを演じてくれました。
 それぞれのマジックを個々に演じても完成しているものを上手く組合せ、見て行く内にどんどん幸せな気分にさせてくれました。演じたマジックグッズは、なんと会員の山田秀樹さんの手作りで、しかもグッズがすべて折りたたみ式で、小さなカバンに収まるようにも工夫されてされていました。
 いよいよメインゲストの沙神妃梛(さがみひな)さんです。
 藤山新太郎氏の一番弟子とあって、まず、着物に袴姿のいでたちで和妻の奇術を見せてくれました。和妻は江戸時代から伝わる日本古来の奇術です。奇術で使う道具は着物生地の袋や木製の葛篭(つづら)箱を使い、歌舞伎役者のようにしなやかな動きで卵、シルク、花束そして和傘を流れるように出現させ、日本の伝統文化を感じさせてくれました。
 また、観客をステージに上げてのロープマジックでは、長さを揃えて切ったはずのロープがなかなか長さが揃えられなかったり、2本のロープが1本に繋がったり、別れたりと観客を魅了していました。
 最後に見せてくれた7本のリングでは、通常の繋げたり離したりするだけでなく、リングのつなげ方を工夫し、犬や籠の形を作るという趣のある演技を見せてくれました。
 最後は、会長のコーナーです。会長のマジックは毎回信じられないカードマジックを披露してくれます。今回、私は運よくステージに上がることができ、ケン正木さんと一緒に会長のしぐさを間近でスキなく見ていました。
 会長は、赤色・青色2組のデックからそれぞれ、1つのスート、つまり13枚のカードと2つの無色透明なクリスタルグラスのコップだけを使いました。
 ひと組目のカードは1から13まで数字通りに綺麗に並んでいることを確認してシャッフルしてグラスの中に、もう一組のカードは、観客に1枚のカードを選ばせ、ひっくり返して、ミルクシャッフルしグラスの中に入れました。
 次の瞬間に起こったことは、両方のカードが全く同じ順番にならんでおり、しかも、ひっくり返したカードまでもがひっくり返った状態で現れてきました。これには、さすがのケン正木さんも驚愕し、観客の誰もが目の前で起こった現象を認めることができませんでした。
 今回の会長のマジックは、クリスタルグラスを使うことにより仕掛けがないことを明示し、少数のカードを使うことにより誤魔化しのカードテクニックができないことを観客に暗示することで大舞台で演じるイリュージョンマジック以上を見せてくれました。
 私は、それぞれの道具の持つ特徴と道具の組合せ、そして最適な演じ方で、マジックの効果を最大限に引出すことができることを学んだように思いました。
 会長マジックの余韻覚めやらぬ中、沙神さんのアンコールマジックです。
 さっきまでの着物姿から今度は一変して、現代風の洋服姿で登場し、軽快なラテン系の曲に合わせてシルクマジックなど多くのショートマジックを見せていただき、最後に、縫いぐるみのウサギが、生きているウサギに変身し、例会の幕はおりました。
 今日の例会は、和妻奇術と西洋マジックを一度に見ることができ、会場の観客はきっと和妻奇術の奥深さと西洋マジックの華やかさを感じたことでしょう。また、同時に、和妻奇術の進化も感じ取ることができたと思います。
 いつか、例会で、マジシャンの体や小道具から水がほとばしる水芸を見てみたいと思いました。スタッフの方、よろしくお願いいたします。
12月26日(日)
CB Family Xmas Show & Dinner Party
 昨年末、品川プリンス・ホテルのステラボールで催されたビッグイベント。CBファミリーのクリスマスパーティの日記が公開されています。
 2010年のクリスマスの一夜、日本の最大のライブハウスであるステラボールにて、あり得ない空間を現出させたスタッフ & キャストの感想,そして作られて行く過程における想いがつづられています。
 こちらをクリックしてメイキングをごらん下さい→クリスマス・パーティの日記
1月14日(金)
藤吉成興
 2011年、新年初回のプリあら例会は、内閣改造が伝えられた寒い夜に、いつもの梅ヶ丘パークホールで開催されました。
 今年の冒頭を飾る会員マジックは、古川令さん。手慣れたカードマニュピレーションの演技です。何も無い手からカードが次々と現れ、弧を描いて宙に舞い、ジャンボカードが面白いように体の周りを一回転。演技の締めくくりはあざやかなミリオンカード。
 いったい何枚のカードが乱舞したことでしょうか。     続いては魔人タジマーとビジターマジシャンのコーナー。
 今回のビジターマジシャンはケン正木さん。年末のクリスマスパーティーでは火気厳禁につき不完全燃焼だったということで、カラオケにのせ、お札を完全燃焼させるマジック。もちろんお札はしっかり灰から復活し、大成功。
 魔人タジマーとわか葉さんは、すっかりおなじみとなった寸劇マジック。
 高校の奇術研究会をモチーフとした予言のマジックなのですが、メンタルマジックというよりはもう劇団型マジックと言ってしまった方が近いような、お笑いがいっぱいのマジックでした。
 いよいよ本日のメインゲスト、亜羅仁&有加さんによる華やかなステージが繰り広げられました。
 2年ぶりのプリあらのステージだということですが、オープニングから、アップビートな曲をBGMとして、色とりどりのハンカチが杖に変わったり、ロープを通り抜けたり、青と黄色のハンカチが本物のオウム(マリンちゃん)に変身してしまったりと、息もつかせぬ見事な演技に会場は自然とヒートアップしていきます。
 それから少しペースを変え、会場のお客さんと話をしながら、ルービック・キューブのマジックや有加さんによるフラフープのマジックなどが演じられていきました。
 この間お二人は数度衣装替えをされ、最後はイリュージョンで締めくくります。有加さんの閉じ込められた箱には巨大な鉄の輪が通され、その輪をライトセーバーが直角に貫きます。スリリングでとても美しいイリュージョンに喝采が湧きました。 
さらに、会長コーナーの後にアンコールも。しっとりとした和風の音楽、有加さんの朱色の振袖スタイルのキモノドレス、亜羅仁さんの黒と金の衣装にお正月気分を思い出しながら、色とりどりのハンカチと花が舞う豪華なステージに魅了され、贅沢を尽くしたマジックの宴を堪能しました。これぞお正月。
 会長のコーナーでは、一人のお客さんの選んだ好きな時刻をもとに、三人のお客さんの覚えたカードを操る、ものすごいカードマジックが披露されました。
 新しい年のはじめに、まったく新しいマジック。みんなによく見えるようにという配慮で、カメラを天井から吊り、カードテーブルの上がはっきり見えるようなアングルで進行されました。
 人を喜ばせるためにベストを尽くすことが、新しいものを創造することにつながるのかもしれませんね。また、そこからは、何かを創り上げるという喜びが生まれてくるのだろうと思います。
 2012年はうさぎ年。マジックにもたいへんなじみの深い動物の年ですね。
 干支にちなんで今年もプリあらでマジック三昧。そして不景気を吹き飛ばしてジャンプ!という具合に行きたいと思います。
1月8日(土)
佐原有紀
 2011年がスタート!1月8日、毎年この日は、、、そう、荒木一郎会長のBirthdayです。年の初めに、会長に親しい方々が i-Studioに集合します。荒木ファミリーが、一年で初めて集い、会長を祝うこのパーティー、その数、総勢100名近く!!初めて来たときはその広さに誰もが驚くと言うi-Studioも、この日ばかりはすこしばかり狭く感じます。
 女性スタッフの手によって、次々と料理が完成。いよいよ荒木会長が拍手の中、登場です。「おめでとうございまーす!」と言う声が飛び交います。
 芸能プロデューサー新田さんの号令で乾杯!パーティーには、会長の高校時代からの友人や映画関係、音楽関係、古くからのファンの方、マジック関係等など、とにかくあらゆる層、あらゆるジャンルの方々が集まるので、会長への呼び方も、「荒木先生」「荒木さん」「一郎さん」「荒木会長」「いっちゃん」など様々で、会長の今までの多彩な活躍ぶりがそれだけで良く分かります。
 俳優として、歌手として、監督、小説家、プロデューサーとして、なぜこんなにもあらゆるジャンルで活躍出来るのか!?
 そんなことが今の僕に分かる訳がありませんが、そこに一貫しているのは、『面白いことを、人が感動することを』というキーワードなのかもしれません。
 常に面白いものを、あるいは面白いことをするために考え、追求していらっしゃる会長の話の多くはそういうことで、「こういう事をしてみようと思うんだよ」という、何気ない呟きから今まで多くの奇想天外!面白すぎる!企画が現実のものになった、と言うエピソードを何度も聞いたことがあります。
 実は先日、僕も、その会長の奇跡の呟き?を聞く事ができて、今回のパーティーでも同じトピック(←マジシャンの映画を会長がプロデュース!!)に触れていたので、これはまた面白い事が起こる!?と密かに期待しています。
 さて、乾杯の後は、しばしディナータイムです。i-Studioにこれほど沢山の料理が並んでいるのを見るのは初めてでした。今月30日に開催される、顔田ライブの主演、顔田顔彦さんと初めてゆっくりとお話することができて良かったです。
 会場には、昨年のCBファミリークリスマスパーティーで、ドルフィンマジックカンパニーとして、素晴らしいショーを見せて下さった、あさおかるいさんと五十嵐ひとみさんの姿もありました。
 ディナータイムが終わると、会場が暗転ノ暗いリビングの中を超特大なバースデーケーキがゆっくりと登場です。ピーロさんの指揮とS-Wingoさんのピアノ演奏に合わせて、ハッピーバースデートゥーユーをみんなで合唱!ケーキのろうそくが吹き消されました。
 合唱が終わると、皆さんがそれぞれ用意した、プレゼントを会長が一つずつオープンしていきます。マジシャンからはブラック嶋田さん、藤本明義さん、ケン正木さん、タジマジックさん、竹たけをさん、大道芸のムーラさん。途中から、ダーク広和さんも加わりました。(真夜中には、なか。たつやさん、ぺるちゃんも駆けつけたそうです)
 造形作家の茨木彰さんは、毎年、ご自分で製作された作品を贈られているそうで、それはもう迫力あるものでした。編集者の池畑さんは、画集をプレゼントされていて、会長は絵画にも造詣があることを知りました。
 皆さん、会長の為に、それぞれ、趣向を凝らして色々なプレゼントを贈っていらっしゃいました。実業家の方や、数十年来のファンの方もいらっしゃいました。会長は、そのそれぞれ一人一人を紹介し声を掛けていきます。
 そうやって、その空間に、皆に一体感みたいなものが生まれていきました。時間が迫ったので僕は、途中で席を外させていただきましたが、このパーティーに参加させていただけたことは本当に幸せなことだと思います。
 会長を慕う人々が年の初めに集い、会長の誕生日を祝うと共に、荒木ファミリーを確認し、実感する。あらゆる世界で活躍する、いろんな人々が会長を取り巻いているんです。会長のフレンドの輪の広さを垣間見る事ができた気がします。そういう人たちが集う輪の中に入れていただけるわけですから、僕が持つ環境は実に恵まれたものだと思いました。
 バースデーパーティーに大勢の人々が集う、それはやはり会長のこれまでの実績と、そして、その人間性の深さを証明しているものなのだと思いました。これで、2011年がはじまりました。今年も人間的にあらゆる面で成長出来るように、マジックや芝居等、勉強していきます!

このページは2003年からの「プリあら会」日記です。2010年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。
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