2006年12月24日(日)
篠原康子
 毎年恒例★年末の一大イベント【第19回・CBファミリークリスマスパーティ&ディナーショー】が品川パシフィックにて開催されました。荒木会長からはじまった約300人の友人達が大集合、合言葉は「メリー・クリスマス♪」会長の古くからの仕事仲間、芸能界の方、マジック界の方、将棋界の方と様々なジャンルで活躍されている友人、またその友達たちが一堂に会して、全員が参加型で楽しく遊ぶクリスマスパーティー!
 会長プロデュースのもと、エンターティメントな舞台をつくりあげたパーティのスタッフがそれぞれの思いを込めてしたためたクリスマスパーティ・日記。クリスマス・ダイジェスト版・"The diary of a Christmas party" をどうぞ、お楽しみください。
舞台監督/佐々木由喜雄
 12月24日(日) クリスマス・イブ当日のクリスマスパーティ?それも日曜日!来る人がいるのかァ?と思ったら…みんな来た!1ケ月も前に発売したチケットもすぐに完売して、全国から集合した。ん〜、CBファミリー恐るべし。
 と言う訳で『第19回CBファミリークリスマスパーティ』…今年も素敵なクリスマスがやって来た。2週間ほど前、チーフの佐藤美保ちゃんから一本の電話があった。グランドピアノと人が3人乗れる台を作りたいが予算がない、との事。
 相当図々しい話だが、あまりの真剣さについ「考えてみる」と言ってしまった!さぁ大変…楽器屋さんでグランドピアノの寸法と重量を調べ、いつも舞台のカーペットでお世話になっている大道具の会社に相談してみた。さすがプロ、アッと言う間に仕様が決まった。…が、問題は値段…美保ちゃんが言う、よそでの見積りは18万。こちらは、どんなに安くしても8万は必要とかだが…ン?いけるかも?…改めてパーティの主旨などを専務に聞いて頂いた。
 結局、自分達で作る(作り方は教わる)事にして、材料と道具レンタル等合わせて、超破格の3万円にしてもらった。しかもドラム台まで追加して!…舞台美術専門の職人集団、エクス・アドメディアの中村専務、頼れる男である。「プリあらさんは特別なんで、値段の事とかくれぐれも他言無用ですヨ。」心得た!専務の男気に応えるのが男の一分。口が裂けても言いません。ただただ感謝デス。
 現場では、早朝から、プリあら組の若い衆が大活躍であった。舞台カーペットは正木、久住、秋山の若手?三人組が敷設から撤収巻き取りまで完璧だった。
 問題のピアノ特設ステージは、迷っていた微妙な位置決めが山田さんの判断でピタリと決まった。極めつけはマーカ・テンドーさんの黒のスパイダーカーテンだった。何か役に立つならと自発的に持ってきて下さっていたのだ。荒木会長の希望に応えて、ご自分で上手と下手に設置してくださった。
 ステージに素晴らしい広がりが出たばかりでなく、グレーと黒を基調にしたピアノステージ、グランドピアノのバックにバッチリはまった。ピアニスト兼司会の平川慎悟さんもすごく喜んでおられた。
 ドラム台も、キャスター付き引き枠がうまくいって、篠原さんや久住君のおかげで使いやすい頑丈な物ができた。…と大道具の方は何とかうまくいったのだが…。
 もうひとつの大役、舞台監督の方はまったくダメダメだった。段取りもキッカケも進行内容もミスだらけ。せっかく世界の深井洋正&キミカさんをメインゲストにお迎えしたのに、キャストの方々ばかりか、音響、照明も含むスタッフのみんなにも迷惑かけまくりであった。
 帰りがけ、荒木会長に「すみませんでした。自己嫌悪でいっぱいです」とお詫びをしたら、にこやかに「自己嫌悪じゃなく、自己反省だな」とおっしゃった。ガ〜ン!確かに自己嫌悪には謙虚さのカケラもない。いつの間にかまた舞い上がり、傲慢になっていた。
 更に…「何かやる時に義務感からやるのと、優しさからやるのとでは大きく違うよ」。またまたガツ〜ン!実はパーティ開始早々、我々は会長から大きなお目玉を頂戴した。それは我々の思いやり、優しさの欠如から発生した大失敗であったが、会長のあまりの剣幕に、近くにおられたマーカ・テンドーさんが割って入り、とりなしてくださった。
 優しさの欠落した我々に見せてくださった、荒木会長の厳しい優しさ。周囲のお客様にまで気を遣うマーカ・テンドーさんの優しさ。優しさを持っている方々と持っていない自分の違い。またひとつ大切な事を学んだ。
 体調が絶不調なのに、おくびにも出さず、松元ヒロさんのニュース&天気予報の『テレビ』を有り合わせの材料でわずか20分で作ってくれた山田さん。笑顔でテキパキと会場の力仕事を片っ端から手伝ってくれた秋山君。最後の最後まで、頭から湯気を出しながら、久住君と会場撤収をしてくれた正木さん。等々、沢山の人の優しさに支えられている事を知った。
 打ち上げで「参加したお客様達は口々に、楽しかった、と言ってたよ」と、会長はじめ何人ものスタッフが話してくれたのがせめてもの救いだった。改めて今回のキーワード『優しさ』の意味を考えさせられた打ち上げだった。そのキッカケをくれた佐藤美保さん、そして優しさの欠落していた私に様々な『優しさ』を見せてくださった荒木会長はじめ、キャスト、スタッフの皆様、貴重な一日を本当にありがとうございました。m(__)m
大道具班/秋山俊広
 CBファミリーって何なのか??を今回教えられた気がした。人を喜ばせたいという気持ちに妥協しない人たちは輝いて見えた。
 僕は今回初めて少しばかり手伝いをさせて貰い、当日はそれなりに充実した気持ちもありました。が、少し時間が経って思い返すとスタッフの皆が凄く羨ましくてしかたない。人を楽しませるために今の自分にできることがいかに少ないのかを痛感している。
 CBファミリーは最高!だと感じています!自分の歩むべきというか、歩みたい道をいい加減見つけたい!ということを気付かせてもらいました。ほんとに皆さん有難うございます。そしてこれからもヨロシクお願いします!
司会 ピアノ/ SWING-O(平川真悟)
 「大変だったけど、楽しかった!!」
 CBFamilyX`masParty2006の司会を勤めさせていただいた、SWING-Oです。あ、平川です、と言ったほうがいいですね?
 いやぁ、毎度のことながら、素晴らしいゲスト盛り沢山な豪華イベントでしたね。自分もエンターテイメントの世界にいる訳ですが、このパーティでは普段の自分の活動でも中々出会えない方々のステージを見れて、いつも勉強になってます。そんなパーティで、今回は司会をやらせていただけて、本当に勉強になりました。
 著名な方々を、紹介し呼び込む。そしてこのパーティの意義が上手く伝わるように、流れを作っていかなくてはならない。本番中に色んな変更点が飛び交う中、冷静なつもりが失礼な紹介をしてしまったりして、、、。司会で流れを作る難しさと、僅かですが手応えも得ることが出来たパーティでした。
 個人的にはそういう反省もありつつ、お客さんの顔を見ていると、皆大満足な顔をしていたので、ホッとしました。そりゃこんだけの素晴らしいエンターテイナーたちだもの、当然ですね。その素晴らしさを、もっと自分自身が予め知っておく、もっと調べておく必要があったなぁ。。。
 荒木会長のお誘いにより、また一つ、貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。また来年のX`masには、成長したSWING-Oをお見せできるように頑張って楽しんで生きていこうと思います。
司会 パッションローズ / 今村美佳
 私はこのCBファミリー・クリスマスパーティーに参加するのは今年で3回目です。初参加の一昨年はパッションローズの一員として。昨年はパッションローズ+笑太夢マジックさんのバックダンサーとして。そして今年はなんと!司会者という大役を頂き、ダンスをしたり、司会をしたり…息つく間のない2時間半となりました。
 司会の任命を荒木会長から11月末に受け、それからパーティーまでの約一ヶ月間。この間、私は司会者として相応しくない傲慢な言動を繰り返し、実に三度も司会を降板しかかりました。その度に荒木会長からいろんなお話をして頂きました。それでも私は「司会者」という役割、自分が任命された意味がよく分からず、当日を迎えることになったのですが…。
 まず、パーティー開始早々大変な失敗をしてしまいました。パーティー前半を楽しく盛り上げる演技の1つ、日舞の坂東流師範・村尚也先生による荒木会長のヒットメドレーにのせたコミカルな踊り。
 そのご紹介の際、村さんが荒木会長との繋がりによって、この踊りが出来上がっているので、踊りの魅せばを解説しなければなりません。それを全くしないまま演技をスタートさせてしまったのです。
 私はこの期に及んでも、ゲストや観客に対する優しい気持ちを持つどころか、「自分を格好良く見せたい」という事ばかりを気にして司会をしていたのです。
 すぐに舞台袖で荒木会長から私がしてしまったことの酷さを教えて頂き、また、今後どうすべきかというアドバイスを頂きました。
 その間わずか2、3分だったと思いますが、ド素人の私にわかり易い言葉で、的確に、私が落ち込む事なく司会を務められるように話して下さいました。
 それからは尻上がりに調子を上げてゆき、パーティーの最後には誰よりもこのパーティーを楽しんでいる自分がいました。
 パーティーは2時間半という短い時間でしたが、私は一年分に相当するほどたくさんの事を勉強させて頂いたと思っています。こんなに酷い私なのにも関わらず司会者として任命して下さり、パーティー終了後には人に感謝される状態にまで持って行って下さった荒木会長に感謝しています。本当にありがとうございました☆
大道具班 / 久住辰雄
 プリあら会に参加して早3年。今年はクリスマス&ディナーショーの裏方として初めて舞台製作にかかわった。
 今年の目玉ピアノ用台を皆で組み立てる。周囲に黒い生地を巨大なホッチキスで打ち付けると、、、即席とは思えない立派な台が完成。たぶん、パーティにきた人達は業者に発注したおもってるんじゃないでしょうか?(^^)
 ショーが始まると、Book、CDコーナーの販売も担当。値段を覚えたり、売り数をチェックしたりと緊張します。でも、おとなりのグッズコーナーで沙門さんにカードマジックを見せていただき大感動しました。
 この手作り感は学園祭の楽しさを思い出しました。お客さんとして参加するより何倍もワクワクするクリスマス会にスタッフとして参加出来て感動の一日でした。
パッションローズ/小野しの
 一年前、3歳の息子と、主人と、家族3人でCBクリスマスパーティーに初めて参加しました。生のマジックショーやピアノの即興演奏、パッションローズのダンスや荒木さん率いる生バンドなど盛りだくさんな企画すべてが楽しくて、感激しました。
 荒木先生の歌はリアルタイムでは聴いたことがなく、またどんな方なのかも、あまり存じ上げなかったのですが、クリスマスパーティで生演奏を聴かせて頂き、感激。またこのパーティーに遊びに来たいな。。という想いがつのって、つのって、今年はなんと、パッションローズの一員として、プロのエンターテイナーの方々と同じ舞台にあがる、という人生におけるマジックな経験をさせて頂けることに。
 一年前は観客として、そして今年は舞台を演出する一員として。一年前は知るはずもなかった舞台裏。それは、私が想像していたものより遥かに大変で、でも楽しくて、皆の優しさや助け合いの精神、一緒に盛り上げていこう!というプラスな力であふれていた。
 スタッフ一人一人のプラスの力と、その力のベクトルを同じ方向に向けて下さる荒木先生がいらして、こんな素晴らしいパーティーが成り立っているのを身をもって実感すると同時に、普段は〇〇君のママ、〇〇さんの奥様、と呼ばれている私ですが、久しぶりに、母でもない、妻でもない一個人として、この素敵な環境に身を置けることを、とてもうれしく思っています。
プリあらグッズ・ディラー 森田悠一
 僕は、会員の正木さんと一緒に、プリあらグッズをディーラーブースで実演販売する係でした。商品の選択や会計、ディスプレイは佐藤美保さん、五十嵐美智代さん、山田恵美子さんたちにお任せして、僕たちは演技に専念しました。
 開場と同時に、大勢のお客様がどっとブースに押し寄せてきました。自分の紹介したグッズを気に入って買っていただくのは嬉しいものです。中には、見せるそばから「いいわね。それも買うわ」と、次々買って下さる女性もいて、とてもやりがいがありました。
 初めは大人が多かったのですが、後半になると子どもたちがたくさんやってきました。大人にとっては楽しいものも、子どもには分からなくて退屈なものもありますから、すべてのお客様に楽しんでいただく上でも良い仕事だと思いました。ヒロ・サカイさんが本に書かれているように、子どもにとってのマジックは本当の魔法と同じですから、やっていて楽しく、また気合もはいります。ちょっぴりサンタさんの気分を味わうことができました。
 深井洋正さん&キミカさんのショーが始まるというときにも「スベンガリー・デックを見せてください」という人がいたのですが、「すみません!あの方は世界的なマジシャンで、めったに見られないんですうぅ〜!(><)」と言って、終わるまで待ってもらいました。
 いったいどこから出てくるのか、傘!傘!傘!後半の、007をテーマにしたマジックも面白く、さすが、世界で活躍する人は、やることが違うなあと思いました。
 パーティでは、たくさんの人を楽しませることができて楽しいクリスマスイブになりました。閉会後の打ち上げでは、一言ずつスピーチがあり、パーティーを支えた人たちの裏での頑張りが分かりました。また、女性スタッフが感極まって涙を流す場面もたくさんありました。自己満足ではなく、人の気持ちを考えるというお話もあって、最近の自分のマジックを見直そうとも思いました。一年の締めくくりにふさわしい、良いイベントでした。  
パッションローズ /隅谷治子
 パッションローズの仲間に入れてもらいダンスをはじめて、十数年。素人の私たちが、一年に一度、しかも毎年、盛大で豪華な舞台で踊りを踊らせてもらっています。
 私は、今年の1月に交通事故にあい、左脚を骨折してしまいました。病院に入院している時、同じように事故にあった人の話を何人も聞きましたが、1ヶ月意識不明とか20歳になりたての子が脚を切断とか、顔じゅう傷だらけで足首がグチャグチャとか、、、それに比べると私はなんて、ラッキーなんだろう。
 手術をしたあとは、脚を曲げることが痛くて痛くてしょうがなかったのに、驚異のスピードで回復しました。プリあら会の人が沢山、お見舞いに来てくださいましたし、会長からの励ましがあってこそ、頑張ることが出来ました。
 退院してからは、怪我したことを忘れるくらい平常に戻り、もちろんクリスマスパーティでもみんなと同じように踊りましたが、終わったあとの打ち上げでは涙が止まらなくなりました。。。。こんなに感動するとは思いませんでした。
 仲間がいて、一緒に踊れること、毎年、友達と一緒に過ごせるクリスマスパーティがあること、怪我のことを私以上に心配してくれる会長がいること、、、自分は一人ではない、、自分一人ではつくることの出来ない、友達や仲間がここにいてくれる、、、幸せな環境にいられることを実感しています。
 来年は、クリスマスパーティ20周年なので、ダンスにマジックを取り入れて踊ってみたいな〜★
 パーティーの内容もさることながら、打ち上げでのスタッフ一人一人のスピーチが、とても感動的な会でした。打ち上げも、参加させて頂きありがとうございました。
 (マーカ・テンドー)
 CBファミリークリスマスパーティーは、クリスマスに荒木会長を中心に仲間が「いつものように」集まるための理由付けという感じですね。マジックショーもダンスもバンドもゲストのスピーチも漫談も・・全て。この「いつものように」というのが大事なポイントでスゴイことだと思います。
 19回連続、休むことなく行われているとは、驚きです。深井さんを始めパッションローズも松元ヒロさんも裏方の佐々木さん達もみんな自分のポジションを楽しく演じてたのが印象的でした。お客さんも同様です。こんなに素晴らしい空間があるのかと驚きました。
 会長の歌も初めて生で聞かせて頂きました。荒木一郎の人生を感じ取りジーンときました。。僕は、いつも荒木会長に学ばせていただいてますが、今回のパーティーでは、またまた勉強になる事ばかりでした。CBファミリーのクリスマスパーティーに参加出来て光栄でした。(ミステラ)
松本ヒロ 担当/酒井玲子
 今年も第19回CBファミリークリスマスパーティー&ディナーショーが盛大に開催されました。幸せなことに私はこの19回全てのパーティに参加しています!
 時には1000人もの規模で行われた年もありました!ビンゴで外車のオープンカーが当たったり、その1年で活躍したCBファミリーの仲間達にCB会大賞が送られた年もありました。
 「人生で1番大切な財産である友達を喜ばせてあげたい。人生はあっと言う間だから1年に1回しかないクリスマスを友達と最高に楽しめる、そんなクリスマスパーティーをプレゼントできたら」会長のそういう考え方で創られるテーマのあるパーティーですから、19回全てに沢山の感動があります。
 1度参加したら楽しくてまた来年も来たい!と誰もが思ってしまうパーティー。今年、はじめて参加したプリあら会の友達は「荒木会長の歌を初めて聞いてもう感動〜!会長のマジックも凄いけど歌う姿が最高にかっこ良かった〜!きゃー」と一緒に来ていた彼もそっちのけで盛り上がっていました!気持ちわかります。
 私は今年も出演者の松元ヒロさんの連絡係と当日のゲストケアをさせていただきました。といってもヒロさんは今ではすかり慣れて、自分のことは自分でされるので、ほとんどヒロさんの楽しいお話をお聞きしているだけだったような気がします。
 ヒロさん曰く「このパーティーが来ると、あー1年がんばってきたんだな!と思えるんですよ、ここで荒木さんとスタッフの皆さんに会える事が僕にとって本当に楽しみなんですよ。このパーティーが無かったら年越しできませんよ!」と本番前の準備をしながら情熱的に話されます。ミュージシャンの息子さんとこの前、初めてリサイタルをやった時「荒木さんのヒット曲(ジャニスを聞きながら)を息子のギターで僕が歌ったんですよ!好い曲ですよね〜」と、ニコニコでした。
 このパーティーのゲストに初めて参加された時は、グループから一人独立したばかりで「44歳にして独立しました。いまは1日公演しかできませんが今に沢山できるようにがんばります!皆さん応援してくださいね」と、汗をかきながら挨拶していたヒロさん。いまでは年2回のソロライブを 昼夜何日も公演され全てチケットは完売という大人気のエンターテイナーになられたヒロさん。いつもヒロさんのお話は可笑しくて感動します。
 「このパーティーで自分を知ってくれたお客さんが何人もライブに来てくれるんですよ。本当に嬉しいですよね!自分はこのパーティーのお陰で成長できたんですよ」と、ヒロさんのお話はつきない。
 大人気タレントのヒロさんから貴重なお話を聞けたりすることは、私なんかの人生には無かったことです。荒木会長と出会って松元ヒロさんの人生も面白くなり、ちっぽけだったはずの私の人生もこんなに楽しく変化してきました。今年、初めてパーティーに参加した友達のクリスマスは今年から、ずっと楽しみな1日になるになることでしょう。
 荒木会長は、「誰でも人を喜ばせてあげたい、という気持ちはあるんだ。でも人を喜ばす事は思ってるより難しい。だからCBファミリークリスマスパーティーが1つそこにあるから、自分の友達だちを誘って一緒に盛り上がればいいんだよ。きっとパーティーが終わった時にその友達に感謝されるだろう」と話してくれます。
 今年も、パーティーが終わってからいくつもの「ありがとう」ではじまるメールが届きました。このクリスマスパーティーがあるという環境に感謝しています。来年のクリスマスパーティーまでにはもっと沢山の友達を作って盛り上がれることが今年の私の目標です!松元ヒロさん来年もよろしくおねがいしまーす。そしてありがとうございました!
舞台美術担当/佐藤理恵
 パーティー当日、私は舞台を飾るためのカーテンを担当させてもらいました。シルバーのラメ生地、赤のベルベットや白の生地を使って、豪華に、そして美しく見えるよう飾りつけて行きます。
 お昼頃マーカー・テンドーさんが素敵なスパイダーカーテンを持って到着しました。深井さんの舞台を盛り上げるためです。重たいカーテンなのに、嬉しそうに組み立てているマーカさんの姿に優しさを感じます。
 深井さんたちのリハーサルがはじまると直ぐに、会長が私を呼んでいると聞き、飛んでいくと、会長が「なんだあの黒いカーテンは?白いカーテンが隠れて、舞台が綺麗に見えない」と言いました。
 「マーカさんのスパイダーカーテンです」とは言いずらかったのですが、言うしかないので会長にそう伝えました。が、「邪魔だから、舞台から降ろすように」というのが、次の会長の言葉でした。
 私の頭の中は、えーっ!!なんて、なんてマーカさんに言えばいいの。まさか、一生懸命組み立ててくれたカーテンが邪魔になるなんて言えない!どうしよう。
 でも会長が言っているんだから、一刻も早くどかさなくては、と迷いながら、マーカさんのところに行った私は、「あの〜、とりあえず、様子をみようということなので、、、」。マーカさんは明るくうなずくと、私と二人でカーテンを降ろし始めました。
 すると、舞台監督の佐々木さんと山田さんがあわてて駆けつけて来て、「マーカさんがここに置いたんだよ」と怒り始めます。また、私が勝手なことをしてると思われているんです。会長が言ったのよ!と、言いたいけれども、マーカさんもいるし、何も言えず、「とりあえず、舞台から降ろして下さい!!」と会長から言われたことを進めるしかありません。私の頭はそれだけです。
 降ろしてしまえば、後のことは人任せ、と、私は化粧をしに楽屋に戻りました。
 ところが、しばらくのんびりしていると、「理恵ちゃん!会長が呼んでるよ!!」と誰かが走ってきました。「え、また、、、何だろう、やだな、、、」と思いながらも、仕方なく会長のところへ行きました。
 会長は、「スパイダーは、舞台で使うより、舞台の両端に置いた方が、ステージがぐーんと引き立つんだ。ピアノと司会が浮き上って来るだろう。マーカに頼んだら、クルマに戻ってすべてのカーテンを運んで来て、舞台効果が上がるように効果的に組み立ててくれたんだよ」と、嬉しそうに話してくれます。
 邪魔に見えたマーカさんのカーテンが・・・舞台ではなく、そのサイドに組み立てることによって、今までにない素敵な舞台が出来上がったんです。
 会長のアイディア、クリスマスの舞台を作ることに一生懸命協力してくれようとするマーカさんの優しさ。会長とマーカさんの友情。忘れることのない最高な舞台になりました。
 今回、19回目を迎えたCB Family Xmas Partyですが、私は15回目の参加です。15年前には、考えても見なかったことが起こっています。世界で有名な深井広洋&キミカさん、マーカ・テンドーさんをはじめ、たくさんのマジシャンが早くからきてくれて、一緒に舞台作りをしたり…そんなパーティーになるなんて、想像もつかなかった。。
 チケット製作でお世話になった会社の社長は、19回目と聞いて「パーティーを主催したりはするけど、こんなパーティーが、ずっーと続いていることが凄い。主催者がやり続けてくれていることじたい、ありえない」と、驚いていました。
 19年、毎回来ている人、しばらくぶりに来る人、それぞれ人たちの人生には色々な変化があります。でも、このパーティーをやり続けてくれる荒木会長だけは、みんなに何があってもそこにいてくれます。
 荒木会長と、たくさんの仲間たちのいるCB Family Xmas Partyがある安心感。そこに行けば、きっと心が落ち着き、幸せになれる。そんなCB Family Xmas Partyは、私の人生にとって、掛けがえのない、大事な1日です。
荒木バンド/たろう
 毎年自分の中で恒例となっているバンドです。今回はサックスとドラムが初めてのメンバーだったのでどんな展開が待ち受けているかワクワクでした。
 毎回新しい曲があり、常に緊張感のあるバンドですが、バンマスの松本さんの編曲も面白く、プロの皆さんの演奏は確かなものなので、下手な僕でも一緒になって楽しめるのがありがたいです。
 演奏の最中にギターの米山さんが、本当に楽しそうに演奏をしているのを見て、僕も負けないように楽しもうと思った途端に緊張がほぐれ、途中ハプニングもあったりと、最後まで楽しく参加させてもらえました。また次回も楽しく参加させてもらえたら嬉しいと思います。
荒木バンドと撮影を担当/斉藤恵美
 荒木バンド担当の始まりはまずは選曲からです。名曲ばかりがあるなかでどの曲を聞いても歌ってほしいものばかり!!そして今回は、今までご自身では唄った事がない歌(他の人が唄うために作られた歌が100曲以上あります)を、唄ってもらえることになりました。
 これは、荒木一郎ファンクラブのHP会長を務めている、荒木一郎さんの生き字引とまで言われている五十嵐勇吉さんが、ベストの一つと言っている「時間(とき)のクロスワード」です。五十嵐さん曰く「荒木先生の歌は人生讃歌でいつ聞いても心に響く」なのです。
 そして、今回の新たなるチャレンジ。今まで、出来たらいいなぁ〜と会長がおっしゃっていた、歌詞をモニターに映し出すことに挑戦。会長のかっこいい姿が譜面台で邪魔されなくなりました(^_^) 
 毎年一歩づつ前進できる環境に感謝です。仕事の都合でクリスマスパーティーに出席できなかった五十嵐さんでしたが、来年は、ぜひぜひ遊びにいらして楽しんでいただきたいです!だって、このCBファミリークリスマス★パーティー自体が、人生讃歌なのだから♪
チーフ/佐藤美保(1)
 去年に続いて、チーフを担当させていただきました。
チケット製作も担当し、荒木会長のアイディアで、パンジーという可愛らしいうさぎをモデルにしたデザインに決定。
 チケットというと、薄っぺらい紙で作られた細長いチケットをイメージする人がいるかもしれませんが、CBファミリー・クリスマス・パーティーのチケットは、あらゆる所にこだわりを持って作られています。今回、印刷の段階で、あり得ない事が起こりました。チケットのパンジーの目がつぶれ、鼻は黒く、まるでおじさんうさぎみたい。
 他にも印刷の色が微妙に違っています。即、印刷のやり直しです。早くみんなにチケットを渡したいという焦りから、知らず知らずのうちに、どこか妥協したものを人に渡そうとしていた自分を会長に指摘されました。クリエイトしていく、いいものを作るという意味が分かっていないと。
 多少、チケットを渡す日にちが遅れてしまったとしても、絶対にいいものを作って渡した方が、人が喜ぶし盛り上がる。なぜ毎回、チケットを細部にまでこだわって作っているのかという目的を見失うところでした。
 日常でも、考え方が違っているために、おかしな事が起こりますが、チケットの問題はその一例です。チケット製作を通し、人との関わり方やコミュニケーションの大切さなど、たくさんの事を教わりました。
 今年の司会が、ピアニストの平川真悟さんに決まり、「ピアノを弾きながら司会が出来るように、ピアノを乗せる台が必要だからね」と荒木会長に言われました。特設ステージを作って、そこで司会をするという、今までやった事がない斬新な試みです。早速ピアノ台を探し始めました。それがそれほど大変な事とは思わずに・・・。
 あてにしていたところではピアノ台が見つからず、素人では、ピアノの重量に耐えられるような台を作る事が不可能に近いとなり、業者に頼むしかなくなりました。見積もりを出してもらうとビックリ!17万円?!高すぎる!ピアノ台の予算は3万円しかないのに・・・。
 慌てて、舞台監督の佐々木さんに相談を持ちかけました。数日後、「ピアノ台、3万円で出来るようになったから」と佐々木さんから電話がかかってきました。しかもよく聞くと、メイン舞台のカーペット費用まで、その中に入っているというんです。信じられない!佐々木さん凄い!ありがとう!!あまりの驚きと嬉しさと感激で、思わずウルウルしてしまいました。
 当日は、朝から、佐々木さんを中心に男性スタッフがピアノ台製作にとりかかり、素人が作ったとは思えない見事なピアノ台が完成しました。その上にピアノを乗せると、超カッコいい!佐々木さんがいなかったら、当日の会場には、ピアノステージはなかったと思います。
 自分一人では出来ない事でも、いろんな人の協力で、出来ないと思われていた事が可能になっていく。人にやさしくあればあるほど、人のやさしさが感じられるほど物事が上手くいく。そんな事をいくつも体験し、クリスマスに向かうにつれ、人のつながりやたくさんの人に支えられて、このパーティーが成り立っている事を実感せずにはいられませんでした。
マジックショー担当/篠原康子
 私は、毎年マジックコーナーのゲストケアを担当しています。今年は、世界的マジシャン 「深井洋正&キミカさんで行きたい」と会長からお話があったのは、5月の初めの頃でした。さっそく、深井さんにコンタクトをとることに。
 マーカテンドーさんから「深井さんは忙しいから、今からお願いした方がいいよ」と、アドバイスいただき、早速、ご連絡をしたところ、ラスベガスからの深井さんから[OKです。イブの夜、皆さんと楽しむことに決めました。キミカと二人で楽しみにしています」と、盛夏の頃に、お返事をいただきました。ヤッタァ!スタッフ皆、大喜び!それから、今日という日を首を長〜くして待っていたんです。
 パーティー前日に、マーカさんと沙門零さんから「深井さんのお手伝いで参加します」と連絡が入り、高名なマジシャンお二人がお手伝いスタッフとしていらっしゃるなんて驚きました。更に、幸条スガヤさん、ミステラさんも一観客としての参加にもかかわらず、当日何かやる事があれば・・と早めの時間に来て下さいました。
 CBファミリーのクリスマスパーティーの主旨である、「主催する側と参加する側の枠はなく、全員が同じ仲間としてパーティーを楽しむ」という心が感じられ、あらためて「ステキなパーティだなぁ」と、思わずにいられませんでした。
 また、秋にお会いした時に「今年は行かせてもらいます」と会長に話されていた黒崎正博さんが、スマイル&会長へのクリスマスプレゼント持参で来場されました。
 深井洋正&キミカさんのマジックショーは、ラスベガスを彷彿とさせる素晴らしいものでした。有名な傘のプロダクション、観客と遊んでいるかのように進行される絶妙なトークマジックなど。ラストは大歓声の中スタンディングオーベーションの雰囲気に包まれました。
 ところが、「抜かりなくやるぞ」と気合をいれていたはずなのに、マジックショーの途中で音楽が違ってることが判明。実際は大会用をご用意されていたのに、流れきたのはTV用のバー ジョン。深井さんは、慌てて手順を修正されたと「打ち上げ」で話してくださいました。深井さんのボディに取りだしモノが沢山残ってしまったそうです。本当に申し訳ないことをしてしまいました。
 そんな私達の失敗をまったく感じさせずにステージを盛り上げて下さった深井さんの実力、やっぱり、超一流だなあと感じ入りました。マーカさんや沙門さんの裏方ぶりも、私達の何倍も的確で、勉強になることばかりでした。未熟な私がプロの皆さんと一緒になって、このコーナーをやらせていただいた事は、生涯忘れられない思い出です。
 パーティ後の、出演者とスタッフで催される打ち上げも大いに盛り上が りました。キミカさんが、「東京でのお仕事は、 なぜかバリアを強く感じてしまい・・あんまり好きではなかったんだけど、今日、それが全て取れました。
 そして、 トップスターのおふたり(マーカ・テンドーさん、沙門零さん)がお手伝いに来て下さったことを、心から感謝します。ありがとう、ありがとう」 と、スピーチされていました。
 深井さんからは「19回も続いているパーティを主催している会長にちょっとジェラシーを感じる、うらやましい! みんなで作っているパーティーに感動した、仲間に入れてくれてありがとう」とのお言葉をいただきました。
 こんなにも、すばらしいクリスマスパーティに毎年参加できる、私って本当に幸せだなぁ。
チーフ/佐藤美保(2)
 パーティーは大盛況のうちに幕を閉じ、今年も大成功でした。パーティーが終わってすぐに、来年の予約をされた方もいます。
 参加する側、スタッフ、出演者に関係なく、パーテイーに参加した一人一人が、楽しんで、喜んで、感動のクリスマスパーティーでした。こんなクリスマスパーティーが、19回も続いているのは凄い事だし、こんな環境を持っている事に幸せを感じます。荒木会長、ありがとうございます。
 チーフとしての役割はほとんで果たせず、失敗の連続でしたが、今年もチーフの立場で参加する機会を与えていただき、感謝しています。常に一歩先を考え行動する事の大切さ、パーティーの主旨である人のつながりについてなど、今年も会長にはいろんな事を教えていただきました。今回の失敗を、成長するためのチャンスに変えて、新たなる目標に向かってやっていきたいと思います。
 来年は、いよいよ20周年という記念すべき年を迎えます。きっと来年のクリスマスも、みんなの笑顔でいっぱいの、CBファミリー・クリスマス・パーティーになる事でしょう。今から、ワクワク、ドキドキです。