このページは2017年の「プリあら会」日記です。2016年版、あるいは、それ以前の日記をお読みになりたい方はHOMEページを開いて年号をクリックしてください。
12月3日(日)
タイマロ

 早いもので、もう今年最後のプリあら例会となります。開演前、いつもはプリあらグッズの紹介なのですが今回は特別編、プリあらグッズとして仕入れたけど、そのままではイマイチな商品を「やまひで」でリメイク。以前とは見違える商品となった物を山田さん自身がパフォーマンスしました。
 ボツとなったグッズとは思えないほどの素晴らしい物となり、大人気商品となりました〜。
 さていよいよ開演。オープニングは、お馴染みミステラさん&ぺるさん。今回は小芝居ではなくクリスマスを意識してのシルクのマジックアラカルト。華やかなマジックで会場を盛り上げます。
 次はアントレコーナー、五十嵐ひとみさん。神秘的な音楽が流れ、ブルーの美しい衣装で登場、華麗な舞にそれだけで会場は大絶賛。そこから更にビリヤードボールの演技となりボールさばきでだけでなく、妖艶な踊りもコラボした最高のパフォーマンスとなりました。
 次は魔人タジマーのコーナー。こちらもクリスマス仕様でサンタの衣装で登場。わか葉さんの風船を使ったクリスマス風メンタルマジック、タジマジックさんの今年一番の話題「トランプ大統領のマジック」とテンポよく続きます。
 そしてギリギリ間に合ったサイクロンZさんのビジターマジシャンコーナーへと。こちらもこの時期ならではの忘年会ネタ。忘年会会場でマジックをするサラリーマン、同僚の茶々が入ってなかなかマジックが進まないというシチュエーション。あるあるネタとリズム芸と少しマジックが入った斬新なネタで笑いの旋風が走ります。

 いよいよお待ちかね、メインゲスト魔耶一星さんの登場です。オープニングは他では見ない鮮やかなハンドリングでの新聞復活。マニアしか気づかない事ですが、こういう処にもちゃんと工夫を入れています。そしてライトと薔薇の演技で会場を魅了します。
 魔耶さんは、あまりマジック業界のイベントには出演しない為、なんとプリあらは13年ぶりの出演との事。それもあって今回は他では見ないオリジナルのメンタルマジックを行うという事でとても楽しみです。
 まずはWayne HouchinのFrench Kissというマジックをベースとしたマジックを。本来カードを使うのだがメモ帳を使用。お客様にメモに名前を書いてもらい、それを4つ折りにして口にくわえてもらう。次に自分の名前を書いて、それも4つ折りにして自分で加えメモ同士でキスをするとサインが入れ替わると言うものだが、ここで魔耶さんはメモを飲み込んで本当にキスしてしまうような演出。更に口からメモを取り出す時には煙を吐き出しながらという更に不思議さをプラスしている。
 次はお客様が自由に頭の中で描いたカードがカードケースにビリヤードボールの絵として出現、それが本物のビリヤードボールとなり更にケースを開けるとそのカードだけ裏返ってるという本当に見たことのないマジック。

 カード当て、オレンジの出現、ビルインオレンジ、お札の復活と一つ一つで普通のマジックとなる物を全て合わせたマジック。それに誕生日や行きたい場所、その日にちなど完全に当ててしまう読唇術など、流石マジックレパートリー3000種類マジックの申し子と呼ばれるだけあって、そのオリジナル性と不思議さに圧倒されます。大満足のショーでした。

 最後に会長コーナー。まずはミステラさんのレクチャーから。今回はティッシュのマジックです。何回か折ってちぎると丸い穴が開きます。しかし、そのちぎった切れ端は丸ではなく星形になっているという物です。
 久々にマジックらしいマジックですが(笑)更に会長が手直しをして、不思議さが増す手順に早変わり〜。結末への構成がブラッシュアップされ、不思議さだけではなく、ファンタジーな要素も加わり、上質な作品へと変化しました。
 そして会長マジックのコーナー。テーブルにはグラスが2つ、さらに中身が見えるカードケース、そしてカードが折って入ったクリスタルのボックスが横一列に並び、もうそれだけで何が起こるかワクワクしてしまいます。
 3人のお客様にカードを引いてもらい、それぞれカードにサインをしてもらいます。最初の二人は封筒にカードを入れて封をし、グラスの中に入れます。最後の一人はカードケースの中に入れます。おまじないをかけると最初の封筒に入っていたカードが消え、隣のグラスの封筒の中に!!次のカードは隣のカードケースに!!最後のカードは、ずっとあったクリスタルの箱に折りたたまれて、全てが横1つずつ移動〜〜〜。あれ、最後の折りたたまれたカード、青いカードを使っていたはずなのに赤に変わっている〜〜!!ちゃんとサインもあるのにどうなったんだぁ〜〜〜!!
 イヤー今年最後の例会にとても良いものが見れました。あとは、30周年のクリスマスパーティーがありますが、例会は今日が最後です。今年は、一年ありがとうございました〜それでは良いお年を〜。

★プリあら12月3日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

 


11月23日(木)
むっしゅ佐久間

 オープニングマジックは司会のミステラさんの3本チャイナリングから始まりました。素晴らしいリンキングリングの演技です。いつかオチが来ると会場が固唾をのむ中、期待を裏切って演技を簡潔!!久しぶりにミステラさんのガチマジックを見た観客は大喝采でした。
 司会の相方は、美人マジシャンのわか葉さんです。前回のプリあらアワードに続いて、息のあったミステラさんとのコンビネーションでスタート。
 最初のコーナーは、アントレコーナー。女子大生マジシャンのAZUSAさんの登場です。もう女子大生になったんですね〜。すっかり大人っぽくなって、師匠のケン正木さん直伝のシルクマジック、CDのカラーチェンジのマジック。新作、初披露とは思えない安定感抜群のうっとりするような舞台でした。
 続いて、師匠のケン正木さんも登場!!白紙が1000円札に変わると1万円札に変化。次から次へと出るわ出るわ1万円札の大量出現に会場は大興奮、大拍手!!いやいや、こんな楽しいマジックは見たことがない。
 魔人タジマーのコーナーは、アシスタントのわか葉さんが司会のため、一人舞台。ESPカードの一致マジックを見事に演じて会場を不思議世界に誘いました。

 さあ、いよいよ本日のメインゲスト、バードマンさんが大拍手に迎えられて登場!!今日はどんな動物が飛び出してくるか!会場全体がワクワク感にとらわれます。
 まずは手始めに鳩の出現。様々な仕掛けの中から次々に鳩が飛び出します。合計9羽の鳩が乱舞した後はウサギだ〜!!大蛇だ〜!!なんとマジックでは見たことのない大型のフクロウまで出現!!
 なんといっても驚いたのは鳩が突然、美女に変身したマジックでした。いや本当に美しい女性アシスタントでその華やかさに会場はうっとり。NHK大河ドラマを目指す女優さんの二宮響子さんです。私は、たちまちファンになってしまいました(^^♪
 ピース君の白い花の浮揚から薔薇にチェンジするマジック。おしゃれでした〜。
 イリュージョンマジックは美女の串刺し、本当に美女の胴体をやりが突き抜けて会場から悲鳴が上がりました。愉快な催眠術マジックもとても不思議でした。
 白い風船飲みと最後は真っ白な大きいオウムが出てきて最高潮の舞台が終わりました。何種類の動物が出てきたんだろう。動物マジシャンの面目躍如、楽しい舞台でした。


 ラストを飾るのは会長コーナー。今日は、プリあらマガジンNo.24が新発売!日本人なら知っていて欲しい日本を代表する女性マジシャン「松旭斎天勝」さんの伝記を荒木会長が書かれました。絶世の美女だったそうですよ。これは、是非、読んで見たい!
 続いては、ミステラさんの持ち帰りマジックレクチャー。今日は、カードが増えるコミカルなマジック。不思議で簡単!これからの忘年会にぴったりでしょう。
 会長のブラッシュアップで、完成度の高い作品になり、絶対演じたいマジックになりました。
 さて、この日の会長マジックは、不思議なBOXのマジックでした。ピンクの箱が突然、黄色に変化!その箱をおしゃれなケースに入れると怪しげな音がして、箱が消失???
 ああ〜こんな仕掛けだな!!と思わせて。。。裏をかかれてなんと黄色いボックスは 完全に消失してしまった????と思いきや、別のカバンから出現!とても不思議感いっぱいのマジックでした。なんと、これがオークションにかけられ、誰かの手に入る、とのこと!ほしい〜〜なぁ!一体、誰の手に!!
 会長マジックの興奮が冷めやらぬ間に、メインゲストがもう一度登場して、ご挨拶タイム。シャイなバードマンさんが、挨拶してプリあらの例会が無事終了。
 いつも思いますが、スタッフの皆さんの手際良さ、段取りの良さ、そのチームワークの良さに感動します。「素晴らしい」舞台を低価格で提供してくれる荒木会長に大感謝です!!


11月12日(日)
長濱 充

 今年もやって来ました、第11回プリあらマジックアワード2017!!
 司会進行は、マジシャンのミステラさん。そして、アシスタントはマジシャンのわか葉さん。このプリあらマジックアワードは、1年間をかけて行われてきた「チャレンジマッチ」や「チャレンジコーナー」「敗者復活戦」から勝ち上がってきた合計7名のチャレンジャーで競われるコンテストです。
 上位3名が表彰され、その3名には、トロフィーとCBファミリークリスマスパーティーの招待状が授与されます。さらに、グランプリの方は、そのパーティーのステージで演技を披露できるという特権付き!
 採点方法は、審査員5名の総合得点と、観客の皆さんによる投票方法。その合計でグランプリが決定します。
 どういった所を審査したら良いか見所としては、@オリジナリティー(自分らしさが出ていたか)Aテクニック(技の部分)Bエンターテイメント性 C不思議さ D全体構成、音響、照明の使い方 E舞台上でのマナー Fおしゃべり、トーク等がチェックポイントとなります。次回参加される方の参考になれば。
 審査員は、プリあらにいつも明るい華を添えている女性マジシャンのぺるちゃん。テレビ番組等で引っ張りだこの銭湯マジシャン、タジマジックさん。豪華なステージとイリュージョンで観客を魅了する渋谷慶太さん。テクニックと面白さを兼ね備えた日本が誇る大御所マジシャン、ケン正木さん。そして最後は、審査委員長を務めていただくプリンあらモードエンターテイメントクラブ会長の荒木一郎会長の5名の審査員で審査されました。
 まず、トップバッターは、いつも幸せそうな笑顔と楽しいマジックを披露する初出場の高橋完治さん。『参加出来るだけで幸せです。頑張ります』とのコメント。
 ロッキーのテーマ曲で登場。『今日は、5分間で何個のマジックが出来るか挑戦です。今までの最高が15個でした。今日はそれを上回りたいと思います。見事上回りましたら10点下さい』とステージ上で宣言。
 フローティングテーブルから始まり白紙からお札に変化。トランプを使いエースからクイーンに変化など、テーブルに20個用意した道具でマジックを披露。最後の16個目のマジックは新聞紙の復活でその中に『新記録達成』の文字が。
 僕としては正直、20個も置かずに少し減らし、その分ステージを広く使われた方が良かったかに見えました。
 審査員の感想では、ケン正木さんが『面白かったが、短い時間でいっぱいやるという設定にしては、それぞれがゆっくりで狙いが今ひとつはっきりしない。もう少し整理しとくと良いのではないか』と。審査員の合計点数は32点でした。
 2番目は、この方も初出場で若者の代表、松本奏太郎さん。『曲を変えたり、細かい所を手直し、チャレンジコーナーよりさらにブラッシュアップして仕上げてきました』との事。
 植木の水やり(ブルーミングフラワー)、白いシルクから白いバラに変化。匂いを嗅ぐと花びらが1枚落ち、その後、フローティングローズ、などなどローズつながりの作品でした。19歳、堂々として物怖じしない演技、僕としては凄く良かったと。 審査員の渋谷さんは『やりたい事は凄くわかったし、雰囲気も良く、色々と良いものを持っていたが、残念な事に主役がテーブルだった事。演技はセンターで主役。テーブルは脇役。凄く良いものを持っているので将来性を感じました』と。審査員の合計点数は36点でした。

 3番目のチャレンジャーは敗者復活戦からの初出場、マッキさん。『この1年間観てきたもの、聞いてきたもの、やってきたものの集大成』との事。
 ワイングラスを持って登場。フローティンググラスからの『いまからマジックを始めます拍手!』のメッセージ用紙を見せ、紙の浮遊などなど、、、。
 僕の感想としては、出て来た時から自信なさげで、動きがぎこちなかった事が少し気になりました。
 ぺるちゃんの講評は『オリーブの首飾りのBGMがリピートなのは良くなかった。難しい事をやろうとしてゴソゴソとなる部分が多く、最初に出て来る時も堂々と』というアドバイスをされていました。審査員の合計点数は30点でした。
 4番目の出場はコメディマジックを得意とする中村秀典さん。『今回も皆さんが楽しかったと思ってもらえるよう、かなり練りに練った演技をお届けします』と気合いの入った弁。
 音楽コメディーマジックでネタバレになりそうなので演技内容は書きませんが、かなりノリノリで演じられていました。大阪出張から一旦戻り、プリあらに出て、また当日夜、夜行バスで大阪に戻ったそうです。
 渋谷さん曰く『練りに練ったのが伝わってきました。大好きなマジックです。音楽にも上手くあわせていて気持ち良かった。ある意味参考にしてもらいたいステージマジックでした』と。審査員の合計点数は39点でした。

 5番目に登場はメンタルマジックの夢丸さん。『今回は、なるべく人のやらない世界を表現して上位を狙いたい。出るからには優勝します』と凄い意気込みが伝わってきます。
 いくつかの赤い風船を持って登場。観客の中から1人ステージにあげ、メンタルマジックを披露。スケッチブックに予言した数字を書いて当てたり、トランプで数字と赤い風船とでの数字当て。
 正直、トランプは小さすぎて良く見えずらく、トランプのカード当ても、もう少し流れ良く演じていると不思議さも増した様に思いました。
 審査員のタジマジックさんは『コンテストでメンタルマジックは難しい。しかし、喋りも良く現象もわかりやすかった』との事。審査員の合計点数は35点でした。

 6番目の登場は、推薦枠での出場。これもコメディーマジックのマギー酒井&ネコチャイナ中田さんです。『初めてこんなに練習しました。練習の成果はどうなるかわかりません。とにかく楽しんで下さい』との事。
 中田さんは虫取り網を持って登場。酒井さんは相変わらずマスクを被っての登場。虫取り網でギミックの鳩を捕まえたり、カラフルな傘の傘出し、プリあらグッズなどでの面白く楽しいマジックの数々。観客を笑わせたシュールな演技でした。もっとも終わった後のステージ上は、台風一過状態(笑)
 渋谷さんの感想は『演技も良く面白かった。マジックは練習したのかな??しかし、子供が見たら泣くかな??』と。
 ケンさんは『今までの方に比べると分かりやすく、曲も合っている。形態は中村さんに似ていて失敗を面白さとしている。オリジナリティーとプレゼンテーションの2つは大変良かったです』と普段厳しいケンさんも絶賛。審査員の点数オール8点の40点でした。

 そして最後のチャレンジャーは、鈴木唖樹さん。『前回は、和モノを演じましたが、今回は洋モノで頑張ります。小さな小道具から素敵な夢を作り上げました』との事。
 洋モノの箱を使いシルクを出したり、シャンパングラスを出し、中に注ぎ、バラの花と一緒に乾杯!と安定した堂々とした演技で最後を締めていました。
 ぺるちゃんの感想は『動きと足とかの立ち姿が綺麗で、端から端までステージを大きく使っていて、道具も捨て箱を使わず綺麗に飾り、見た目も良く、シルクの扱いも良かったです』
 荒木会長は『音楽がずっと同じだったので、もう少しダイナミックレンジを広く音に幅を持たせ、緩急自在な動きに合わせて音楽を変化させるともっと良くなる』との事でした。審査員の合計点数はタジマジックさんの満点もあり、出場者の中では最高点となる44点でした。
 全員の演技も終わり採点集計の合間、今日のエキシビションとしてお越しの古川令さんのマジックでした。
 わか葉さんのプロフィール紹介によると、古川さんは、FISM2018マニピュレーションに出場する、40年以上のキャリアを持つベテランマジシャン。特にミリオンカードでは、オリジナル技法や独自の理論を作り出してきたそうです。なんと、この演技で使われている曲は荒木会長が選曲し作られたものだそうです!
 僕も何回か古川さんの演技を観ているのですが、ブラッシュアップされた演技は素晴らしく、不思議で楽しく時としてヒヤヒヤもあり、鳥肌が立ちました。本当に大胆繊細にマジックで観客の心をぐっと掴んでいるようでした。
 まだ古川さんの演技の余韻も冷めぬまま結果発表となりました。ドラムロールがなります。第3位のプリあら特別賞は松本奏太郎さん、第2位の審査員特別賞はマギー酒井&ネコチャイナ中田さん、そして、第1位の最優秀グランプリ賞は鈴木唖樹さん〜〜〜!!と決定しました。おめでとうございます!
 早くも来年に向け、動き出している方もいると思います。来年は誰がグランプリを獲るでしょうか。来年はあなたが主役です!!
★プリあら11月12日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

10月30日(月)
村山 崇

 台風一過。昨日の大雨が嘘のような好天に恵まれての例会となりました。
 ちなみに昨晩は、荒木一郎会長プロデュース:山本さと子さん with 荒木バンドのライブ「上海愛歌」が原宿ラドンナにて盛大に開催されました!会場は超満員。食事、ドリンク、デザート付の超豪華ディナーショー!極上のジャズ演奏に酔いしれ、艶のある歌声と色気に悩殺された忘れられない一夜となりました。
 また、凛々しくタキシードを着こなし、誰よりも熱い視線をステージに投げかけるプリあらスタッフで「やまひで」社長の山田さんの姿も好印象でした。
 さて、打って変わって今日の例会は、秋田が生んだ「爆笑系エンターティナー」ブラボー中谷さんがメインゲストです。どんなパフォーマンスで笑わせてくれるのか!待合場での会員同士の会話からもその期待の大きさが伝わってきます。
 オープニングは、司会のミステラさんとペルちゃんによる「ハロウィン・マジック」、ポスターの復活やファンテンシルクの演技をハロウィンバージョンにアレンジして楽しませてくれます。勿論、笑いのオチも忘れずに!前歯がとれたペルちゃんのお歯黒ギャグも大受けでした。
 次は、チャレンジコーナーの敗者復活戦。一人10点満点の会員による投票で合否が決まります。
 まずは「ジャッキーさん」、なぜか、八百屋の帽子をかぶって登場します。数字のマジックをお客様との掛け合いで進めていきます。どうなるのかと思いきや?実は、この帽子に意外なオチが隠されているのでした。
 続いて「マギー酒井&ネコチャイナ中田」さんが、あやしげな曲に乗って登場します。一度見たら忘れられない、謎の被り物から繰り出される、そのおかしな仕草とゆるいマジックで、会場中が抱腹絶倒の渦に包まれます。

 次は、ビジターマジシャンのコーナーです。藤本明義さんは、何とお客様自身が、ルービックキューブを一瞬でそろえてしまうという超不思議なマジックを披露して下さいました。こんなネタを惜しげもなく見せてくれるのも「プリあら」ならではです!
 続いて例会ではすっかりおなじみの、ケン正木さんの登場です。本格的なスライハンドマジックをさらりとやってのけた後は、お客様が抜いたトランプを、他のお客様が当ててしまうという超不思議な現象を「インドの妖術」という怪しいストーリー仕立てで演じていきます。  
 手練、話術、アイデアの三拍子が揃った実践派マジシャンの面目躍如!毎回、こんなプロの演技を間近に見られる「プリあら」例会に感謝、感謝です。
 続いて、魔人タジマーのコーナーです。今日も弟子のわか葉さんとの共演です。「お客様が抜いたトランプを当てる」という王道中の王道のマジック。古来、その見せ方は星の数ほども考案され、もはや出尽されたと思いきや、「まだ、こんなに面白い当て方があったのか!」と思わず座布団一枚をあげたくなるようなどんでん返しに脱帽です。二人の息の合った掛け合いマジックはどこまで進化するのか。益々、目が離せません!

 いよいよ、メインゲストのコーナーです。「お笑い7割 手品3割」という宣伝文句に惑わされてはいけません!2002年には、何とSAMの国際大会で、コメディ賞を受賞している実力者です。今日も「アシスタント」兼「奥様」のハルちゃんとともに会場を不思議と笑いの渦に巻き込みます。
 恐竜に乗って登場するや、いきなりサインボール投げ。しかも「当たり」の方には、本物の「秋田こまち」のお米や「稲庭うどん」をプレゼント! マジックでも何でもありませんが、「ただ、やって見たかった」の一言に大爆笑。
 会場は一挙に、ブラボーさんの世界に染められていきます。「ハルちゃんと私は『完全に一線を越えています!』」などなど、時事ネタも織り込みながらの爆笑トークも冴えわたり、怒涛のブラボーマジックの開演です。
 「時代の先を行くマジックをします!」と期待させて、クリスマスマジックが飛び出します。「ちり紙」を「蜘蛛の糸」から「稲庭うどん」へと変化させ、うどんをすすりながら、「以上、稲庭うどんの作り方でした。400年の歴史が台無しです!」で大爆笑!
 アンパンマンの円盤が瞬間移動するマジックでは、「見えてはいけないものが、見えたと思います!」定番のコメディマジックも、この方の話術にかかると笑いのツボが100倍刺激されます。 
  エアピンポンでは、「1球、2球、サンキュー!」「これを言いたかっただけです」かと思えば、「ボンレスハムの作り方」と軽口をたたきながらハルちゃんを縛り上げるや、お客様のジャケットが一瞬で緊縛下のハルちゃんがしっかり着込んでいるという世紀の大イリュージョンもこなします。油断大敵! 鮮やかです!

 そして手伝ってくれたお客様には、ブラボー夫妻のキャラクターがプリントされた特製Tシャツをプレゼント。気前、良すぎです!
 ウサギとアヒルの騙し絵マジックから、大掛かりなチェアサスペンションへの展開は、常人には想定外で、開いた口が塞がりません。
 「浮いてます! 頑張ってます! メーカーの設定体重を越えてます!」とブラボーさん。夫婦の息の合ったパフォーマンスに、大爆笑のうちにフィナーレとなりました。

 ラストは荒木一郎会長のコーナーです。12月25日に開催される「第30回・30周年記念のCB Family X’mas Party」の全貌が紹介されました。グランドプリンスホテル高輪という場所もさることながら、何と30人以上のパフォーマーが一堂に会しての超豪華なディナーショー。荒木会長の歌と荒木バンドの演奏も聴けてしまうという、あり得ない企画をあり得ない価格での御提供! さすがにチケットは完売状態とのことです。
 さて、お待ちかねの会長マジックは、何と前代未聞、オークション商品の実演です! 10月のプリあらオークションは今年も大盛況のうちに幕を閉じましたが、紹介しきれなかった貴重なレア商品をご披露してくれるとのこと。
 殺風景な道具のため、一部を「やまひでさん」がきれいにデコレーションし直してのご提供とあってマニア垂涎の逸品が目の前に!
 手さばき鮮やか!言葉巧みに?面白おかしく会長が実演してくれるのですからたまりません。喉から手が出るほど欲しくなる…。果たして、この名器は誰の手に?
 最後は、再びブラボー中谷夫妻が舞台にあがり、会長とのトークで盛り上がります。今日の例会のためにわざわざ秋田から上京し、惜しげもなく笑いと不思議を私たちに届けていただいたお二人に、温かい感謝の拍手が沸き起こります。宴の余韻を残しつつ、今日も至福の時間が過ぎ去りました。
 二夜連続のプリあら企画。「妖艶&Jazz」「笑い&不思議」。まさにエンターテイメントクラブの名にふさわしい贅沢なひとときでした。荒木会長はじめ、スタッフの皆様のご尽力に心から感謝いたします。

★プリあら10月30日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。


10月4日(水)
遠藤 真輝

 プリあらの年に一度の大イベント、秋祭り♪オークションが開催されました。iStudioにはたくさんの方々が集まり、オークション出品者、お客様ともに大盛り上がりです。魅力的な品物の登場、会場の熱気、笑いあり楽しいオークションでした。
 価格は良心的なところからスタート!100円、500円から始まり、人気の品はどんどん値上がりしていきます。
 普段見ることのない道具、二度と手に入らない道具、ギャググッズ、初心者から楽しめる道具など、様々なものを落札することが出来ます。
 友人をお誘いしたときに「どんな物が出てくるの?」と聞かれましたが、これは参加しないと分からないですね。見にくるだけでも相当な価値を感じますし、また来年も来たいという気持ちになります。
 ちなみに僕は昨年初参加し、今回で二度目。密かに1年間楽しみにしていましたので、友人も誘って参加しました。
 出品者別に、ご紹介します。
<タジマジックさん>
 タジマジックさんと言えば、存在感のある衣装ですね。聞いてみますと40着以上衣装を持っているそうです。今回そのうちの1着が破格の値段で落札!
 マジシャンの友人も、最後の鍵を使ったメンタルマジックのネタを落札していました!友人の嬉しい顔が見れてよかったです。
<オークショナーの荒木会長が登場>
 地方会員の方が引退するので、マジック道具をたくさん、オークションに出品したそうです。まずは、バイスクル、タリホーの貴重なカードセット。カードマジック好きにはたまらない品が出て来ましたね。綺麗にセットされていて特別な価値を感じます。
 テンヨーのマジックグッズの詰め合わせは一袋10000円以上はするような品物で、マジック始めた方からマジックやっている方まで欲しがるような品物ばかり。お宝の詰合せです。

<ミステラさん>
 溢れるほどの小物、マニアックなもの、中には百人一首、マジックと直接関係なさそうなものもあり、司会進行のタジマジックさんから突っ込みが入り、会場は爆笑でした。ハロウィンで使える品物もあり、季節や時期にはぴったり。
<ぺるさん>
 出品は衣装や小物、ぺるさんらしさがでるトランプ柄でしたね。これだけのトランプ柄の衣装や小物を見つけるということは余程のトランプ柄が好きと分かりますね。
<サイクロンZさん>
 子供さんが手を上げてオークションに参加したと思いきや頭をかいていただけで、サイクロンZさんが子供さんに「買わないんかい」と突っ込んで会場は盛り上がりました。流石に面白おかしいものを持ってますね。僕も予言の際に使えるペンを落札させていただきました。

<ケン正木さん>
 出品数がなんと約30品。マジック始めたころにケンさんのDVDを見てきた僕は「コーン&ボール」が欲しかったので落札しました。
 実際にプリあらステージで披露されたネタもありました。見応えのあるネタばかり、中には数万円もする品物がありました。
<やまひでさん>
 最後の出品者は今年もやまひでさん。皆の期待が高まります。結婚式で使えるようなネタから、コンパクトなテーブルまで、一つ一つの道具にこだわりがあります。やまひでさんのアイディアの詰まった道具はクオリティーが高いですね。道具を見ていると愛情を込めて制作しているのが、伝わってきます。普通のグッズがシンデレラのように魔法にかかって生まれ変わるような感じです。そのものが世界でたった一つの道具に変わってしまうのですから。

 時間はぴったり21:20で終了しました。準備、進行がプリあらは上手ですね。悔しい思いをした人もいたのではないかと思いますが、オークションは自分との闘いでもありますね。
 出品者によって全然変わり、何の品が出てくるか分からないため、オークションの前半、中盤、後半と流れを読む必要もあるかもしれません。
 年に一度ですから今から来年のために資金も用意して来年のオークションに備えたいと思います。
 その後のお会計では落札者がワクワクしながら列を作り、品物を受け取って出品者とのコミュニケーションを取っている姿もありました。

 これだけのマジック道具をいっぺんに見る機会は本当にありませんから、マジック、プリあらの魅力は奥が深いですね。楽しい機会をありがとうございます。

 ★プリあら10月4日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

9月18日(月)
タイマロ

 台風18号も無事通り過ぎ、久々に蒸し暑い陽気のなか、プリあらスタートです。
 まずはミステラさんとぺるちゃんのオープニングマジック。おなじみとなった寸劇お笑いマジック。今回はミステラさんがマジックの先生となり、生徒のぺるちゃんに教えたロープマジックの復習をするという設定。ぺるちゃんは難なくこなして行くのに対し、先生のミステラさんは事ごとく失敗。最後には、とんでもないお姿が、、、会場は爆笑の渦の中スタートしました。

 最初のコーナーはチャレンジコーナーが2組。1番手はマッキさん。曲は、マジック業界でおなじみの「オリーブの首飾り」、実際使う人は少ない、この音楽に乗ってワイングラスを片手に登場。ワイングラスを示した後、紙を丸めワイングラスに入れるとなんと紙が踊りだす。更に紙が入ったグラスにシルクをかけるとワイングラスごと浮かび上がり最後にワインが入ったグラスに早変わり。少しおっかなびっくりな演技ではあったが何とかやり切ったという雰囲気。
 2番手は、SOUこと、松本奏太郎さん。19歳でなんと音大生!最初は紙が浮くマジックでマッキさんとかぶったかと思ったが、こちらは紙を薔薇の様に作り上げ丸めて浮かし、最後に本当の薔薇になるという演出。その後は薔薇を次々と出し、花瓶の花のついてない枝から一斉に花が咲くという華やかな演出。オートマチック・カラーチェンジングシルク、オートマチック・ブルーミングフラワーと19歳にしてはちょっとお金かけすぎと思いきや、全て手作り、とのこと。堂々とした演技で見応え十分でした。

 続いてのコーナーは、アントレコーナー。出演者は、あのプロフェッサー・サコー氏の息子さんで酒匂悠希さん。お父さんと同じく長身で引き締まった顔立ち。演技も落ち着いたクラシックマジックで鳩出しにカードプロダクションとテクニカルな物ばかり。更に至るところにファイヤーマジックを組み込んでサコーさんのファイヤーマジックを彷彿させる。まさにサラブレットといった言った演技に観客はうっとり。
 ここまでで十分なボリュームですが、まだまだ続きます。次はビジターマジシャンのコーナーでケン正木さん。今回もオリジナルマジックを披露。黒板に書かれた花がウォンドになったり、ウォンドが増えたり消えたり色が変わったりとクラシックなウォンドマジックと新しいマジックとの見事な調和に感動です。

 まだまだ続く、魔人タジマーのコーナー。今回は観客がひいたトランプが封筒に予言されていると言う、いつもやってるようなマジックかと思いきや、予言の封筒は5つもあり、その予言の封筒もお客さんが選ぶと言う。封筒には全て違うトランプが入っていて、それなのに一人のお客さんのカードともう一人のお客さんの選んだ封筒の予言が見事に一致。さすがです!
 さて、いよいよメインコーナー。はるばる名古屋から丸山真一さんが登場。今回は「今までのマルヤマとは違います」「泣きますよ」との事。どんなマルヤマが見れるのかと期待大。
 登場は、派手な音楽とともに、カードをステージいっぱいに飛ばしまくる派手な演出。いつもと変わってないような(笑)まあ登場はさておき最初のマジックは「カードを1枚引いてもらって当てるマジックはもう終わりだ」とカードを引いてもらうのではなく、適当にカードを持ち上げて見てもらい、そのままきって、それを当てると言うこと。しかも2人同時に。
 ほとんど触ることなくカードを覚えた後もよくきったし、お客さん2名でカードを交換しあったりとかなり複雑に切らした後、ポケットにカードを入れ指の感覚だけで1枚のカードを取り出します。そのカードを開くとなんと、、、予期せぬハプニングが、、、しかし二人目のカードはちゃんと当てました。よかった!
 しかし、さすが丸山さん、まったくめげる事無く次のマジックに。二人目のカードが「7」だった事から他のマークの「7」を次々と出していく。更によく混ぜお客さんも混ぜ適当にカードを取ってもらった所から「7」四枚が出現。

 その後も変わった「アウト・オブ・ディス・ワールド」など次々にカードマジックを。最後は表向きで好きに引いたカードが、ステージ上でお客さんの座っていたイスの裏に張ってあると言う超不思議なマジックでしめました。

 最後は会長コーナー、まずはミステラさんのレクチャーから。オープニングで行ったロープマジックを伝授。ちゃんとしたマジックなので使えそう。更には、そこに会長がブラッシュアップして、違うやり方と応用を加えたので、いろんな所で出来そうな応用範囲の広いマジックに大変化!!やるしかない!というマジックに変わった。
 いよいよ、ラストの会長マジック。丸山さんが「カードを1枚引いて当てる時代はもう終わった」と断言したが、これに対して、会長は今日のために用意してたマジックを急遽変更。カードを引いて覚えるのではなく、カードを見ておぼえるのでもなく、なんと透明なカードから一枚選び、それを当てるというマジックに。まさか〜〜!!
 iPhoneを持ってる観客が一人、ステージに上がります。自分の暗証番号におぼえたカードのマークと数字を誰にも見せないで、iPhoneの計算機に入力します。その後、直ぐに計算機をクリアにし、ホーム画面に戻して、更には画面ロックもしてしまう。もう誰にも何もわからない、証拠隠滅。そのiPhoneから感じ取り、なんと会長は、お客さんが勝手におぼえたカードを見事的中。

 内部のログ解析でもしない限り不可能な事!!それをやってしまうとは鳥肌物である。「これは強烈〜!」とミステラさん。タジマさんは「全然意味わからないよ〜」と二人ともに「素晴らしい!」を連呼していました。
 盛りだくさんの内容で、出演者が多数いましたが、ほとんど時間通りに終了。今日もおなかいっぱい大満足のプリあら例会でした。
 次回は、年に一度の、秋祭り♪オークション〜。かなり良い掘り出し物が出るそうなので、今から楽しみです。

 ★プリあら9月18日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

9月5日(火)
樋口 哲弥

 今日は先週に引き続いての例会です。搬入から入り、ステージのセッティングも2週連続でやったので、あまり戸惑うことなく出来ました〜。でも、さすがに汗の量は、半端ないですね。
 開演前のタイマロさんのプリあらグッズの紹介コーナーは、ビーズを使ったマジック「ラジール・ダジール」800円!
 缶の中にカラフルな色のビースが入っていて、それをタイマロさんが取り出して握ります。お客さんは、何色か繋がったビーズの中から、透明なビーズを選びました。なんと、タイマロさんが手を開くと、全部が透明なビーズになっていました。驚き〜!!
 次に大洋村バスツアーの告知が、かなえちゃん、理恵ちゃん、わか葉さんからありました。梨狩り、葡萄狩り、栗ひろい、そしてバーベキューは、新米、秋刀魚、シイタケ、大和イモと秋の味覚いっぱいのバスツアーだそうです。
 残念ながら僕は、土日が仕事なので、もう何年も参加できてませんが、バスツアーの楽しい思い出は今でもたくさんあります。
 さて、いよいよ開演。総合司会のミステラさんとぺるちゃんの登場です。オープニング・マジックは、手に持った羽がケーンに変わったり、空の紙袋からフラワーボックスが何個も出てきたりします。ミステラさん自身「ザ・マジック」と言ってましたが、マジックの王道!これぞ、マジックというアクトを見せてもらいました。
 魔人タジマーのコーナーはタジマジックさんとわか葉さんで二つのマジックを。
 まずタジマジックさんから僕が指名されて、好きなどんぶり物と好きなカードを聞かれました。僕は「かつ丼」と「スペードのエース」と答えました。次に、別の二人のお客さんに、好きなどんぶり物と好きなカードを聞きました。一人は「海鮮丼」、もう一人は好きなカード「ハートの6」。
 裏にどんぶり物の名前が書いてある52枚のカードの中から「海鮮丼」のカードとハートの6を取り出して、それぞれ裏返すとハートの6の裏にはかつ丼、「海鮮丼」の裏はスペードのエースでした。「えーーーっ!」
 もう一つは9月生まれのお客さんをステージにあげ、カードにサインしてもらいます。手作りの自動販売機の中から好きな飲み物を選んでボタンを押すとその飲み物が出てきてそのボトルの中にサインしたカードが入っている、という2段構えの楽しいマジックでした。
 いよいよメインマジシャン、キタノ大地さんの登場で〜〜〜す!!前回のプリあら出演のときは参加できずに見られなかったので、とても楽しみにしていました。
 お名前から北海道出身の方かと勝手に思っていましたが、関西の方でした。関西弁で、おしゃべりも楽しい方だな〜と感じました。
 オープニング、キタノさんがステージに颯爽と登場します。手にしたステッキが白いスカーフに鮮やかに変わり、そのスカーフが一瞬で鳩になってしまいました〜!
 いきなりの鳩出しに驚きの声が上がってました。鳩もよくキタノさんに慣れていて、客席に向かって少し羽ばたくと、きちんとキタノさんの手元に戻っていきます。
 炎を使ったマジックからシルクマジック、ミリオンカードそして又鳩出しと、スピード感あふれるマジックに目が釘付けになってしまいました。

 お客さんをステージに上げてのロープマジック、カードの剣刺し。そして、穏やかな音楽にのせてフラフープ大のリングマジックもムードがあって綺麗でした〜!
 僕が一番驚いたのが、一羽の鳩を客席に向かって投げると白いシルクになってしまったことです。空中で鳩を消すのを見たことがなかったので、ほんとにびっくりしました。
 キタノさんがオープニングで演じた、ステッキがスカーフに変わるマジックが、なんとプリあらマガジンに載ってるんです。僕はプリあらマガジンが大好きで定期購読しているので、家に帰って読み返してみようと思いました。こんなにすごいマジックを解説してるなんて、プリあらマガジンは素晴らしいな〜。
 初めて拝見したキタノさんの30分のショーは、とても素敵でした。本当に鳩を愛するマジシャンの華麗なる鳩出し、でした。

 さて、メインコーナーの後は、荒木会長のコーナーです。
 最初に、山本さと子さんのライブ告知がありました。10月29日の日曜日に、あります。お食事付きで、8,500円、原宿の「ラドンナ」というミュージック・レストランで開かれるそうです。
 続いては、ミステラさんのレクチャーです。今回は、名刺を使って中指がとれたように見せる方法を教えてもらいました。中指が取れることよりも、最後に五本の指が消えて出現するアクトの方が派手で笑えました。会長はさらに、片手で中指が無くなるように見せる技を紹介してくれました。これは、やってみよう!
 さあ、いよいよ会長マジックです。今日は贅沢にも3つもやってくれるとのこと!!
 一つ目は、絵札を使った殺人事件の推理です。ハートのKをよく見ると頭に剣が刺さっているが剣を持っている腕が誰の腕なのか?他殺なのか自殺なのか?カードにまつわる面白いお話がマジックのように綴られ、神秘的でもあり、勉強になりました。
 二つ目はプリあらグッズを使った予言のカードマジック。お客さんが引いたカードが(スペードのJ)ですが、前もって立てかけておいた予言の封筒を開いて中からカードを取り出すとハートのJでした。あれ?違う?と思った瞬間、会長が手の中でそのハートのJを表向きのまま回転させると一瞬でスペードのJに変わってしまいました〜!ウッソ〜〜〜!これが、グッズ〜〜〜?!?!不思議だし、鮮やかだし、即買いでしょ!
 三つ目は、これはすごい!!プリあら史上初、荒木会長の音楽で綴るサロンマジック!!衣装を着替えた美しいぺるちゃんがアシスタントです。綺麗なマジックボックスから、BGMにのせて、まずは花瓶が出現します。その後、何回にも渡って、どう見ても空のボックスから、バラが何本も何本も出現します。それをぺるちゃんが花瓶に挿していきます。
 全部で20本近く出して花瓶がバラでいっぱいになりました〜!その後、さらに、その空のボックスから、もう一つ箱が出現します。その中には、綺麗な真珠のネックレスが入っています。それを取り出し、会長がぺるちゃんにスッと付けてあげて、ぴったりと音楽が終わりました〜。ちょっと鳥肌が立つほどの素晴らしいマジック!会長のサロンマジックを観れるなんて、今日は超超超ラッキーでした。
 なんと、このマジックボックスが「やまひで」で販売されるそうです。絶対に欲しいでしょ。実際にボックスを買ったみなさんが、口を揃えて「会長が使った音楽とアシスタントのぺるちゃんも一緒につけて欲し〜い」なんて言ってました。まさに完成された完璧な作品でした。
 最後は、キタノ大地さんをステージに呼んでのご挨拶コーナー。ステージに上がるや否や、キタノさんの第一声は、会長マジックについて。「今日、すごいですね、荒木会長の音楽に合わせたステージマジック、感動しました〜」と、キタノさんも会長のサロンマジックを初めて見て、とても喜んでました。
 今日の例会は、キタノ大地さんの美しい鳩出しや会長の貴重なサロンマジックも見られてとても楽しい時間でした。
 会長はじめスタッフ、出演者の皆様ありがとうございます。また参加できるときは、出来る限り搬入から参加したいと思います。次回のプリあらも楽しみにしています。

  ★プリあら9月5日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

8月30日(水)
青狐レオ

 雨の多かった今年の8月。雨模様の中プリあら会場に向かいました。会場は傘の花ならぬ色とりどりの浴衣の花が満開でした。今日は年に一度の浴衣コンテストの日だったのです。柔らかな良い雰囲気に包まれ、例会がスタートしました。
 イメージチェンジをされ、より一層パワーアップしたキャラマンタイマロさんによるプリあらグッズ紹介コーナー。本日は「マインドスコープ」という今の気持ちを読み取るマジックグッズが紹介されました。なかなか面白い!子供達などに演じたら喜ばれそうです。ぺるちゃんが気に入って購入されていました。
 さて、オープニングは甚平姿のミステラさんとトランプ柄の浴衣がとてもお似合いのぺるちゃんによる金魚をテーマにしたマジック。
  ぺるちゃんのオリジナルソングに合わせて、金魚がたくさん出現しました。夏祭りを思い出し、過ぎて行こうとする季節を感じつつ、楽しめました。
 続くチャレンジコーナーは間宮唖樹さんによるステッキとシルク、それに雨の日にピッタリのパラソルのマジック。シルクも綺麗で所作が美しい。ニッコリ微笑んで傘を差し掛けられたら嬉しいですね。
 続いてのコーナーは浴衣コンテスト。21人の出場者が、華やかさ、可愛らしさ、粋、艶っぽさなどを競います。一人5秒のアピールタイムがあり、それぞれが短い時間の中で様々な思いをスピーチし、色々と可笑しかったです。そんな賑やかステージ上は色とりどりの花園のよう〜。和服は風情があって良いですね。

 ビジターマジシャンのコーナーでは、浴衣に良く合う飴細工の蜜咲ばぅさんが登場、ますます夏祭り。客席から注文のあった「パンダ」があっという間に出来上がり、大盛り上がりです。柔らかい飴にハサミで器用に形を整え、彩色していく様は芸術です。プレゼントなどに喜ばれそうですね。
 続いては、竹たけをさん。最近発売されたタバコマジックDVD作品の中から、スピード感あふれて、不思議でキレ味の良いタバコマジックを披露されました。口の中からどんどんタバコが出てくるのは、一体どうなってるのでしょう??
 そしてプリあら名物、魔人タジマーのコーナーでは、久しぶりにわか葉さんとの寸劇マジック。タイトルは「夏の終わり」、、、夏祭りの夜、金魚すくいをテーマに実演。華やかさの中にもそこはかとない哀感が漂い、そんなペーソスも感じられたマジックでした。

 いよいよメインゲスト、神雅喜さんの登場です。登場シーンからして見どころ満載。からくり人形にしか見えない足運びや手の動きの中から繰り出されるビリヤードボール、シルク、ハトなどのマジック。ステージの色使いはエレガントでまるで絵画のようです。
 ピストルを使ってのマジック、一つ一つの現象がとても凝っていて、あふれるウィットとユーモア。
 お客さんを舞台に上げ、魔法使いの弟子としてマジックを実演する物語をパントマイムによるサイレントで演じられましたが、お客さんのリアクションも含めてとても楽しく、会場は爆笑と拍手の渦です。
 キャンディ飴が一瞬でストローになり、オレンジジュースを絡めたマジックは、とても不思議でした〜。パントマイムの随所にマジックが融合され、音楽のタイミングや使い方、選曲も素晴らしいな〜と感じました。
 最後の最後まで、これぞエンターテイメント。夢のような世界へ誘ってもらいました。世界のどこで演じてもみんなが理解できて、みんなが笑顔になる素晴らしいステージでした。ありがとうございました。

 

 ラストは、プリあらのもう一つのメイン、会長コーナー〜〜〜。今日はいきなり会長のマジックから。3人のお客さんがそれぞれ思い浮かべた動物の名前、花の名前、東京23区の区名を、なんのヒントもなく、ズバリ当ててしまうという!ものすごいメンタルマジックが披露されました。こんなメンタルみたことありません!えっ〜〜〜〜!嘘、おかしい、絶対無理!タジマさんが、今年一番でしょ!とおっしゃってました。ある意味、夏の夜の怪談話のようにゾッとします。もしかしたら、妖怪サトリなのでしようか?
 続く、神雅喜さんのインタビューでは、この日初めて神雅喜さんの肉声を聞くことができました。なぜなら、約30分の演技をずっとサイレントで通されていましたので。インタビューを聞きながら、私は若い味のワインが円熟味を増して豊かに香る絵を思い浮かべていました。
 フィナーレは浴衣コンテストの結果発表〜〜。金メダル、銀メダル、銅メダルの代わりに、受賞者が豪華ジュエリーの中から、好きなものをそれぞれ選ぶという素敵なはからいでした。
 第3位は、ぺるちゃん、第2位は、3歳のキコちゃん、栄えある1位は、飴細工でプリあらに初登場された、蜜咲ばぅさんでした〜。おめでとうございます。会終了後、浴衣を着られた皆さんで記念撮影をして、夢のような夏祭りの夜は過ぎて行きました。今年も良い思い出ができました〜。

8月9日(水)
むっしゅ佐久間

 横須賀米軍基地でマジシャンをしている友人のマイクと、米国のマジック・キャッスルで活躍しているマジシャン、ロバート・バクストさんと一緒に、プリあら例会に行きました。
 ロバートさんをケン正木さんに紹介したら、二人はすでにキャッスルで会ったことがある知り合いだそうで、ビックリしました。フィズムのお笑い部門に出場したこともある有名マジシャンです。
 ロバートは、プリあらグッズの素晴らしさと値段の安さに驚いていました。ゴルフボール型のカップ&ボールをゲットし嬉しそうでした。
 さて、司会は浴衣姿のミステラさんと、可愛いぺるさん。オープニングは金魚すくいのマジックでした。パドルムーブを使った金魚すくいマジックのアイデアはすばらしかった!この時期にぴったりの涼しげなマジックで場内もホンワカムードでした。
 ビジターマジシャンのコーナー。私の故郷:長野から、わざわざこの日のために来ていただいたSATOさんのミュージカルマジックはとってもおしゃれでした。分裂スプーンの鮮やかさ、薔薇の出現の幻想的な演出、どれをとっても最高レベルの舞台でした。
 小太郎さんは、400年の歴史を持つ独楽回しの芸で出演していただきました。信じられない独楽の動きは、たゆまぬ訓練のたまもの。観客から大拍手が鳴り止みませんでした。

 サイクロンZさんは「バナナアンブレラを売りに来た」と言いながら渾身のお笑いマジック。「そんなバナナ傘」は大人気、完売、間違いないでしょう。
 ビジターコーナー、ラストは、プリあらのレジェンド・マジシャン、ケン正木さんの登場です。コンビニで買ってきたと言うペットボトルのコーラで、素晴らしいマジックを披露していただきました。不思議でした〜〜〜!!本当に不思議なマジック!!どうやったんだろう??今でも狐につままれたようです。
 魔人タジマー&わか葉さんのメンタルマジックは、わか葉さんが大活躍!風船が割れるイラストに合わせて、バン、バン、バン、とページをめくっていきます。最後は見事に予言が大当たりで爆笑マジックでした。

 さていよいよ今日のメインゲスト、トリットさん率いる、手品家さんご一行の登場で〜す。トリットさんは、全国に8店舗のマジックバーを経営する凄腕マジシャンで、その軽妙洒脱なトークと人を惹きつける笑顔とサービス精神は、まさに日本のトップマジシャンです。
 手品家、新宿店の店長:東邦さんは古い知り合いです。長身イケメンで笑いを振りまきながらのボーリングマジックは素晴らしかった。
 小柄ですが、その存在感が凄いなおとさんのリングマジックには本当に驚かされました。3本リングマジックが見事につながると思った瞬間、口から、、、、、、、、、、とんでもない現象が起こります!!!場内騒然!!!何事もなかったようにリングマジックが続きます。
 つながらないリングマジック??????またもや、とてつもない現象が起こります。そしてもう一度!!!(笑)結局リングはつながらないまま、場内大爆笑のなおとさん、驚愕のマジックでした。
 続いて、なおとさんの得意技:シルクマジック。他の人を寄せ付けない斬新でコミカルでスピーディーなシルクマジックは職人技。このタイプのブレンドシルクは初めて見ました。
 そしてそして、トリットさんの登場〜〜〜!!この日は3回の衣装チェンジ!!小田和正になりきっての顔マジック?もとい、シルク・スルー・ミラーは圧巻です。スポットライトを使った演出は、お腹を抱えて笑いました。

 ペーパーオーバーヘッドはもう芸術の域です。リズム感、観客への気配り、そして絶妙のトーク力、流石です。大歓声、拍手喝采のエンディング。観客は完全にトリットワールドへ、まさに手品家を堪能させてもらいました。今宵のテーマ「★マジックで世界を元気に!★」、そのタイトル通り、とても楽しいショーでした。

 ラストは、会長コーナー。まずは、ミステラさんのレクチャーから。今宵は絵札のカードを使ったマジック。毎度、このレクチャーでは、会長のブラッシュアップがとても楽しみなんです。思ってもいないことや、なるほど〜と思うことがいくつもあって、どんな意見が飛び出すか期待が高まります。今回も一工夫加えることを教えてもらいました。勉強になります!
 そして、いよいよ会長マジック。派手な舞台のあとに地味なマジックをやると言って、観客の笑いをとる荒木会長。この日は6冊のハードカバー本を使った大掛かりなブックテストでした。ブックテストは数多くのマジシャンが演じていて、色々なバージョンを見ていますが、今日のは、すごい、凄すぎる!!ブックテストの最高峰!!ありえないシチュエーションで、絶対にありえない予言が見事に的中しました!!
 毎回のことですが、会長の1回だけのオリジナルマジックには本当に驚かされます。この日のためだけにマジックを作り出すことが、どれだけ難しいかは、マジックを少しかじっただけの人でもいやというほどわかると思います。それも毎回世界レベルのクオリティーの高さです!!会長マジックだけで編集したマジックの本を出版してもらいたいと心から願っております。
 今宵も、大興奮、大いに楽しませてもらったプリあら会でした〜。ありがとうございました〜!!

  ★プリあら8月9日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

7月31日(月)
長濱 充

 梅雨明けというのに、ここ数日戻り梅雨のような、どんよりとした天候が続いていますが、皆さん体調管理はしっかり出来ていますか?そんな天候にもかかわらず、ここ梅ヶ丘パークホールは夏の熱気をすべて集めた様な雰囲気になっていました。
 そうです!今夜は昨年大好評だった上口龍生さんの『スペシャルマジックレクチャー』の日でした。
さすがプリあらの会員の皆さん、見渡せばいつもと違い片手にメモ張等を持って着席されている方を多く見ました。中にはプロマジシャンのぺるさん、南海子さん、小林恵子さん、五十嵐ひとみさん、のお顔も。皆さんそれだけ注目度が高く、この日を楽しみにしていたんだなぁと実感しました。
 まずは、開演前、タイマロさんによるプリあらマジックグッズの紹介です。紹介したグッズは、MAJIC CAT『LONG-SHORT CAT』というグッズです。扇形でできたネコの全身姿の厚紙2枚を扇形をしたスケールでサイズを計るとあら不思議。目の錯覚を利用したマジックグッズです。小さいグッズなので、タイマロさんは、クリエーターらしくステージ用に大きく加工した物を製作してマジックを披露されました。
 さて、定刻通りプリあら月例会の開演です。司会者のミステラさんとタジマジックさんの二人が登場。ミステラさんより『今回はスペシャルレクチャーという事で、初心者から上級者まで覚えられる、マジックをたくさん教えていただけますよ〜。さていくつ覚えられるでしょうか?』と、期待の高まる一言が!
 レクチャー前に、ご挨拶がてら、お二人それぞれが、一つずつマジックを披露してくださいました。ミステラさんは、夏らしく、ハワイアンのBGMで。
 続いて、タジマジックさんは、自分自身のDVDの中から予言のメンタルマジックを披露。僕もタジマジックさんのDVDを持っていますが、どれも楽しい内容です。

 そして、いよいよ上口龍生さんの登場です。オープニングマジックを披露された後、第一声『今日は、皆さんとマジックの勉強をさせていただきたいと思います。マジックに勉強が必要なのですか?なんでも勉強が大事なのです』
 そうなのです、この勉強こそがマジック界の百科事典である「ターベルコース・イン・マジック」すなわち「ターベルコース」なのです。
 それをハーラン・ターベル博士がマジシャンを通信教育で養成するという試みのオリジナル講座が「ターベルシステム」です。
 上口龍生さんは、それを現代向けに翻訳され、レクチャーをされているプロマジシャンです。今更と言われるかも知れませんが、わからない方の為に書いておきます。
 いよいよレクチャーの開始です。最初のレクチャーは、マジックのタイトルがわからないのでとりあえず『ミイラの包帯』としますが、四千年前、当時??の包帯を使い、その包帯を引き裂いて、二つの輪を作り、ひとつをあの世とし、もうひとつをこの世とし、その輪が繋がり結ばれるという不思議なマジックでした。
 実際はこの当時、マジックはなかったようですが、ターベル氏は、色々な理屈を付けておもしろく語る事によりマジックがおもしろくなると解説しているそうです。マジック独特の話を作るしゃべり方の事をパターと言うそうです。
 その後演じられたのは『ジャパニーズ・ペーパー・テアリング』でした。プリあらマガジン20号に掲載されています。日本では『紙破り』というタイトルだそうで、ティッシュペーパーなどを用意し、何回かわからないくらいに破る。パーム、もしくはパーミングのテクニックを使いあたかも破いた紙がもとに戻ったかのように演じられレクチャーされました。

 観客の注意をそらす「ミスディレクション」の技術やミソとなるウォンドを使い、レクチャーならではの楽しい演技が勉強になりました。次回出るプリあらマガジンに詳しく解説されるそうです。楽しみに待ちましょう〜!
 上口さんいわく『第一期から第三期まで100種類以上あるマジックの作品を、全部覚えるのは大変なので、まずは、簡単な事だけを覚える。第一期でもっとも重要になる原理は、フィンガーパーミングです』と、おっしゃっていました。
 確かにいっぺんに色々やってしまうと全部ダメになる事がある。まず、ひとつの事を確実に出来るようにしてから、次のステップにいく事が大切なんだと実感しました。

 紙玉を握っていても実は何も持っていないよ、という心理的な暗示の力「パワー・オブ・サジェスチョン」「重要なおしゃべりとなるパター」そういった原理を理解する事によってマジックが少しずつ進歩するそうです。
 次は、ライジング・カードのマジックです。3人の方に好きなところでストップをかけてもらい、そのカードを覚えてもらう。そのカードを好きなところに入れ戻してもらう。そのカードをグラスに立てて入れると、3人のカードが、自動的に上がって来ます。
 続いては、昨年も演じられた24枚のトランプのカードを使うマジックです。お客さん二人をステージにあげ、12枚づつ配ったのだが、龍生さんがカードを手に取りカウントすると、片方の枚数が増えたり、減ったりと。それを見た会場内では『すごい』と言う声より『うまい』と言う声が。

 お次は、ターベルシステムの中にあるサムタイ特集の中から。ステージ上大きく使えるよう二本のロープを使ったマジックで、日本では『神田まつりの原理』、欧州では『おばあさんの首飾りの原理』と呼ばれ、古来のマジックだそうです。
 この『神田まつりの原理』というのは大変応用範囲が広くクロースアップでも可能で、素晴らしい原理だそうで、是非覚えて下さいと言われていました。
 そして、次はターベルシステムの第三期で解説されている『コインの飛行』を。500円玉と二個のワイングラスを使い、コインが飛行し、片方のグラスから片方のグラスへとコインが移動。先程のライジングカードの原理の応用として、レクチャーされました。
 まだまだ続きます、続いては、ハンカチの消し方、出し方のマジックをキャンドルとマッチとマッチ箱を使ってレクチャー。色々な仕組みのシステムで僕が興奮していたのもありますが、会場内の雰囲気も最高潮に感じました。
 最後は、ハンプティ・ダンプティ・アウトダーン『玉子の手順』のマジックを。お客様が玉子が割れた事に驚いたりと、実際は難しいマジックだそうで、ターエッグバッグ、エッグシェル、デビルハンカチーフなどを駆使し、ターベルコースには簡単なやり方が書いてあるそうです。時間の関係で、この続きは、次回のレクチャーで、という事で。
 1時間15分の中で、ぎっしり教えてもらったにも関わらず、時間は、あっという間に感じました。
 最後の会長のコーナーで、まず、ミステラさんが『頭がパンパンだと思いますが、家に帰って復習して下さい』と。うん、しっかり復習しよう。
 残念ながら、今日は会長マジックはありませんでしたが、荒木会長も、コインの飛行マジックは、面白い、とおっしゃっていました〜。
 さらに、今日はプリあらマガジン第23号の発売日です!この中でも、龍生さんの「ターベル・システムに学ぶマジシャン養成講座」と題して、連載が載っています。
 またまた、今回のマガジン、表紙がすごい!!世界で活躍するトップマジシャン:シュート緒川さんと、そのお仲間、インターナショナルな皆さんが、浴衣で夏祭り〜〜!この表紙を見てるだけで、楽しくなります^ ^
 最後になりましたが、熱く語り、時にはジョークを入れつつ、もしかしたら、上口龍生さんはターベル氏よりマジックの伝道師ではないか?そんな事をレクチャー中思った、楽しい時間でした。
 〆として。真夏のミステリーか??ホールの後片付けの最終確認をしていた際、床に無数にキラキラ光る魚の鱗のような物が散らばり落ちていました、僕の満足した心の中の輝きかもしれない(笑)。来年のレクチャーも楽しみにしています。

7月11日(火)
タイマロ

 もうすっかり夏らしく、ちょっと動いただけで汗だくになる陽気ですが、今日も元気にプリあら例会スタートです。
 オープニングはいつものようにミステラさん、ぺるさんによるオープニングマジック。前回同様寸劇マジックで、今回は暑い陽気を涼しくしようと言う事で怪談がテーマ。怪談氏に扮したぺるさんが次々に怖い話をしていくと思いきやダジャレの連発。よく考えるとマジックはほとんどやってないような(笑)

 次はビジターマジシャンのコーナーです。ケン正木さん、今回も新ネタマジックで、時事ネタ「豊洲の水」をテーマにしたマジックを。真っ黒に汚れた豊洲の水が飲めるように透明になったり、ワインになったり。最後は金魚が出てきたりと。金魚の出現部分はプリあらグッズを使っているとの事。一工夫入れると使いやすくなるそうで、500円と激安アイテムです。
 次は魔人タジマーのコーナー。まずは、わか葉さんによる「お寿司のメンタルマジック」。ホワイトボードを使い説明しますが、なかなかお客様に伝わらず成功するかドキドキ。でも見事選んだお寿司を当てることが出来ました。
 タジマジックさんのカード当てに続きますが、こちらも選んだカードが中々当たらない。どうなる事かと思われましたが、こっちはちゃんと演出の一部、最後にタジマジックさんが客席後方を指さし、お客様が一斉に振り向くと、会場の入口に既に予言として引いたカードが貼ってありお客様は唖然としてしまいます。

 オープニングマジック、ビジターマジシャンのマジック、魔人タジマーとわか葉さんのマジックで、盛り上がったところで、いよいよメインのサンキュー手塚さんのコーナーへ。
 手塚さんは、大道芸のワールドチャンピオン!しかも最近はマジックを取り入れたパフォーマンスも行っているとの事で楽しみです。
 最初は、サンキュー手塚さんではなく、メルシー手塚ボクーさん(笑)が登場。フランス人風に扮し、フランス語風のギャグ、パフォーマンスを連発。会場は爆笑の渦に。
 そしてサンキュー手塚さんにバトンタッチ、まずは恐怖シリーズで、水撒きのホース、ゆで卵、回転ずしなど次々とショートコメディパントマイムを披露。日常にありうるシチュエーションの中で、ありえないことがジャンジャン起こり、大いに笑ってしまいました。
 次に「花束マン」という大人のヒーローが登場。マジックを取り入れたパフォーマンスですが、ここが手塚さんの真骨頂、ただのマジックにとどまらず人の一生の物語になってます。最後は、心がジーンときて感動。

 ラストは新ネタの紙飛行機。紙飛行機を飛ばすとこから始まるラブコメディなのですが、多分ハンガーラックだと思いますが、その中が舞台になっていて、そこが結婚式会場になったり、車になったりと変化してきます。他の大道芸でもマジックでも見たことない、お客様が参加して更に一緒にストーリーを作って行くパフォーマンス。笑いあり涙ありのストーリーが完成です。心温まる数々のパフォーマンスをありがとうございました〜。

 さて、最後は会長コーナー。まずはミステラさんのレクチャーマジック。水をコップに注ぐと水が消えて氷になってしまうという。しかし実際レクチャーをしてくと色々問題点が出てきて改良しないと、ということに。会長のアフターソーツで、気持ちよく、問題点が解決してスッキリしました〜。
 そして会長のマジックですが、今回は特別ゲストとして謎のマジシャン「マギー酒井」が登場。MPが奪われてしまいそうな不思議な踊りを踊りながら次々と怪しいマジックのパフォーマンス。夜、夢に出てきそうです〜笑。
 パフォーマンスが終わり、なんと会長とマギー酒井でのマジックです。20本ぐらいのDVDを並べ好きなDVDを5本、観客に選んでもらいます。更にもう一人の観客にその中から1本選んでもらう。その工程を一切見ていないマギー酒井が、見事にタイトルを当ててしまうという!
 全てマギー酒井が当てていると見せかけて実は会長が色々やっているのだろうと思いながら、ずっと見ていたが全くそのそぶりもなくどうやったかまるで分からない。すごく不思議!!
 今夜はマギー酒井さんの奇妙な踊りと、この謎に悩まされ眠れないでしょう〜笑。次回は、上口龍生さんのレクチャーです。前回、大好評だったレクチャー、今回もたっぷりと、教えてもらえるので、今から楽しみです。

  ★プリあら7月11日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

6月27日(火)
樋口哲弥

 今日はイリュージョンマサキさんがメインゲストです。ステージもイリュージョン仕様の横長。舞台袖のブルーのカーテンがとても綺麗で、準備段階からどんなイリュージョンが見られるのか楽しみでワクワクしてました。
 タイマロさんが、「キャラマンタイマロ」という新しいコスチュームで登場しプリあらグッズの紹介です。
 今日は「トランプ」のマジックと言いつつコインをとり出してパフォーマンスを始めましたが、よく見るとトランプ大統領の顔が描かれたコインです。さらに、トランプ大統領の紙幣を紹介してくれました。コインが500円、お札が200円です。ギャグに使えそう〜〜〜笑
 会場が暗くなり司会のミステラさんとぺるちゃんが登場し、いよいよ開演です。
 今日のお二人のマジックは七夕の寸劇マジック。ぺるちゃんが書いた短冊の「お花をたくさん見たい」という可愛らしい願い事から「鼻息でゴム手袋を割るのを見たい」というような無茶苦茶な願い事までをミステラさんが叶えていく笑えるマジック。ミステラさんの体を張ったパフォーマンスに会場は大爆笑でした。ミステラさんのクラッカーを口にくわえて鳴らすのは、いつ見てもビックリです。

 さて、チャレンジコーナーはTaishiさんの華麗なスライハンドマジック。Taishiさんの指先からカードが現れては、パラパラと散っていくシーンは幻想的でした。
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。今夜は心さん、小太郎さん、そしてお馴染みのケン正木さんの3人です。
 心さんは子供をステージに上げて一緒にフローティングテーブル。心さんからの告知で、フロテで有名なロザンダーが来日して、最後には、なんとテーブルが消えるという凄いフローティングテーブルが見られるショーがあるそうです。
 大道芸人の小太郎さんは、和傘を使った芸で楽しませてくれました。手まりを傘の上で転がす芸も楽しかったですが、和傘を開いた状態で、傘の骨一本でバランスをとって、あごや頭で立てるワザはすごかったです。一つ一つのワザが決まるたびに拍手喝采でした!
 プリあらではお馴染みの大御所マジシャン、ケン正木さんは、3色の玉を使った、とても不思議なカップ&ボール。カップ&ボールは最古のマジックと言われているそうで、古代の壁画にも描かれているそうです。
 魔人タジマーのコーナーはタジマジックさんと、わか葉さんのメンタルマジック。僕と女性のお客様が指名されて、1から52の中で僕が奇数、女性が偶数の思いついた数字を言いました。タジマジックさんと、わか葉さんがそれぞれに、カードのマークと数字を予言してスケッチブックに書きます。一組のカードの上から僕と女性の言った枚数目のカードを抜きだすと、なんと予言通りのカードでビックリ。思わず「え〜!」と声を上げてしまいました。タジマジックさんのメンタルマジックは何度見ても驚きます。

 魔人タジマーのコーナーが終わるといよいよイリュージョンマサキさんのマジックショーです。音楽と共にアシスタントの美女二人が登場しダンスをした後、オリの中に火を点けました。
 幕で一瞬オリを隠し再び幕を開けると、なんとオリの中にマサキさんが現れました。まさに一瞬の出来事でビックリです。
 スライハンドマジックもテンポよく、トークも軽妙です。お客さんの言ったことをすべて予言していたというマジックには驚きました〜。
 中盤では、お客さんを箱の中に寝かせて胴体を切断してしまう恐ろしいマジックがありましたが、マサキさんとお客さんとのやりとりが楽しくて、心和むとてもいい時間を過ごすことができました。
 ショーのフィナーレを飾るのは、大掛かりな人体交換です!舞台いっぱいの大きな装置が登場し、そのガラスの囲いに囚われたマサキさんが、外にいるアシスタントの女性と、瞬時に入れ替わってしまうのです!も〜大興奮でした。
 名古屋から、こんなにもたくさんのイリュージョンを運んで、素晴らしいショーを見せてくださって、本当にありがとうございました〜。

 ラストは、会長コーナー。まずは、ミステラさんのレクチャーから。今日は五枚の千円札を使ったマジックです。お札を表、裏の順で重ねていくのですが、広げると全て表になってるというマジックを教えていただきました。
 それを会長のブラッシュアップによって、不自然さが全く無く見せられるということが知れました。勉強になりました〜!
 いよいよ、僕の大好きな、会長マジック。今日は会長のアイディアで、会員の山田さんが立ち上げたマジックグッズ工房「やまひで」とのコラボで出来たマジックだそうです。
 とにかく、すごい現象が起きてしまったのです!会長が「プリンあらモード会」から連想するものを観客の中からランダムに選ばれた人に言わせると「ハイ・クウォリティー」と、その人が答えました。「ハイ・クウォリティー」から連想するものを、次にランダムに選ばれた人に言わせると「牛乳」。え??牛乳???なんで??と思いつつも、「牛乳」から連想するものを、また次の人、なんの根拠もなく選ばれた人に言わせると「牛」と答えました。それぞれ答えた人は、客席にボールが偶然きて選ばれているので、さくらではありません。
 最終的に会長が予言していた封筒から、たった一枚の紙を取り出すと、なんと、なんと「3人目の人が牛と答える」と書かれていました。
 え〜!ありえない!!!!!!会長のマジックは、19年続くプリあら会の月に二回ある例会で、同じマジックは2度とやらないので、とても貴重なものなのですが、なんとこのマジックが「やまひで」で発売されるかもです。凄すぎる〜〜〜。こんなマジックができたら、もう神の領域ではないか!と叫びたくなったのは、僕だけじゃなかったでしょう。
 興奮冷めやらず、会長コーナーの最後は、会長とイリュージョンマサキさんのご挨拶タイム。楽しい時間が、あっという間に過ぎていきました。
 マサキさんはプリあらのホームページで紹介されてるタイトルの「愛のイリュージョニスト」の名の通り、老若男女問わず愛され、楽しませることができる方だと実感しました。
 今日もとても贅沢で楽しい時間を過ごすことができました。これも、会長はじめスタッフ、出演者のみなさまのお蔭といつも感謝しています。
 僕も出来る限り参加しますし、お手伝いもしますので、これからもよろしくお願いします。次回のサンキュー手塚さんも楽しみにしています。
  ★プリあら6月27日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

6月13日(火)
遠藤真輝

 例会に参加させて頂き本当にありがとうございます。プリあら日記を担当させて頂けまして誠に光栄です。
 始まる前に、タイマロさんのプリあらグッズ宣伝コーナー。この日からコーナーが一新され「キャラマンタイマロ」というニューキャラクターで登場!!
 ロープマジックのご紹介でした。黄色と緑色が交互になってる新しいロープなんですね。ロープマジックといえばタイマロさんが思い浮かびます。是非教えてもらいたいなと思っています。
 続いては、プリあらバスツアーの宣伝コーナー。黒潮と親潮がぶつかる大洋村に、荒木会長の別荘があり、そこで美味しい野菜、魚、果物が食べられるそうです。案内人のお二人の食べるメロンがめちゃめちゃ美味しそうでした。
 都会から離れて自然のある素敵な場所に是非行ってみたいと思いました〜。マジックだけではなく、プリあらが用意してくださる環境は楽しみ方の幅が広がりますね。
 さて、いよいよ開演。司会のミステラさんのオープニングマジックは三本のロープを使ったマジック。とても不思議でした。
 いつもキレがあるミステラさんのマジックは吸い込まれます。ご自分でも日本語が変なところで間違えるとおっしゃっていますが、あれは笑いをとるための計算なのでしょうか。
 司会のもう1人は、ぺるさん。今宵は、バーディーコヤマさんのマジックの一部、二部の間に10分間のスペシャルタイムがあり、そこでも、ご出演されるそうです。

 続いては、新コーナー。プリあらMagicマガジン実演コーナーです。これは素晴らしいアイデアですね。とても可能性を秘めたコーナーが出来ましたね。
 実際マガジンを読んでみるだけと、生の演出を見るのでは、感じることなど全然違いますし、お客様のことを考えていることがよく分かります。プリあらは本当に素晴らしい環境と改めて感じました。
 今日は、将来大物になりそうな大学生、鈴木隆世さんのトランプマジックでした!次回以降もこの企画は楽しみですね。
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。1人目はTaishiさん。私は同じ東北出身ということで共通の知り合いも多数で親近感を感じています。
 音楽も見事にマッチさせた四つ玉とトランプのマジック。色も緑で綺麗でした。何度も見たくなる若手のホープですね。


 お二人目は、太田ひろしさん。福島の仕事があったついでに東京によってプリあらにも来てくださいました。
 メインゲストで来て頂いたばっかりと記憶していましたので、またお会い出来て嬉しいですね。ルービックキューブマジックは笑いもありながら片手で揃えるビックリするものでした。
 3人目は、ケン正木さん。連想ゲームと書かれた筒と4枚の紙を使った、お客様参加型のマジックです。例会終了後にケンさんのマジックをやりた〜いと盛り上がってる会員の方がいらっしゃるくらい、楽しくて不思議でした〜。
 続いてのコーナーは、プリあら専属マジシャン、魔人タジマーとわか葉さんの登場です。赤と青のトランプとホワイトボードを使用してお客様2人にもご協力頂く大掛かりなメンタルマジック。荒木会長は同じマジックを二度としないとおっしゃっていますが、タジマジックさんは「上手くいったらずっとしますから」と会場を笑いで湧かせて、見事に決まりました!マジックも大切ですが、その場が盛り上がるトークも流石、計算されていると感じました。

 さて、いよいよメインゲストのコーナー、バーディーコヤマさんの登場です。私は数年前に札幌でバーディーコヤマさんのマジックを見た事がありました。今日の日を本当に楽しみにしていました。
 一部は和妻です。傘が出て来たり、火を出したり、シルクが出現したり。所作も美しく、何より袴姿のバーディーコヤマさんが見れたのは、とても貴重です。いつものバーディーさんとは違う、もう一面を見せていただけたのは、ラッキーでした。
 さて、一部が終わり、ぺるさんの登場です。ぺるさんのマジックは鳩出しでした。バックには荒木会長が編集したという音楽が流れ、面白いストーリー性が含まれたもので、とても素晴らしかったです。また、カラオケに入ったというぺるさんの音楽に合わせたマジックは、とても可愛いらしかったです。
 さあ、再びバーディーコヤマさんの登場です。二部では雰囲気が変わってダンディーなスタイルで、ビジュアルがすごく決まっていました!

 

 ワイングラスの中に丸めた紙が宙に浮く。見た目もマジックも音楽もとてもマッチしていて、素敵です。次回のプラあらマガジンには、なんとそのネタが載るということが分かりました。出たら即パクりたい、、いや実演してみたいです。
 ラストマジックは、ご自身が感動されたという、大きなトランプを使ったマジック。ピストルを使っての演出で、私も大変笑わせて頂きました。

 続いては、荒木会長のコーナー。まずは、ミステラさんのレクチャーから。今日は、コインマジックでした。簡単に出来るマジックに荒木会長の視点から工夫が加わり、より自然なマジックに変身。私も早速何人かに披露しました。
 さて、いよいよ会長のマジックです。今日は、会員の山田秀樹さんが立ち上げられた「やまひで」グッズを使った不思議なトランプマジック。
 以前会長レクチャーでも登場し、とても素晴らしいマジックと思って、私はすぐに山田さんに発注しました。カードが変わるマジックでも、その変わり方が斬新で本当に驚きます。とてもオススメですよ。
 会長は同じマジックをしないと言うほど、例会の都度、新しいマジックを披露してくださいます。探究心や好奇心、また相手を喜ばせたいという気持ちが会長のマジックには現れています。さらに相手の良さを引き出し、可能性を広げることも会長はアドバイスしてくださます。
 プリあらに、また来たいと思ってもらえるような事を常日頃から考えてくださっていることが本当に有難いです。
 今宵は、バーディーコヤマさんがメインゲストということで、観客はもちろん、プロマジシャンの方々の表情も心待ちにしていたような感じが見受けられたのが印象的でした。
 素晴らしい例会が続いていることに本当に感謝します。


  ★プリあら6月13日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

5月30日(火)
青狐レオ

 現実の世界の中に不思議な世界を創ることがマジックの魅力。それに惹かれて、今宵もプリあらの例会に伺いました。
 開演前のタイマロさんによる「プリあらグッズ紹介」コーナーでは、ペンキ缶から真っ赤なペンキが飛び出してくる「魔法のペンキ缶」が紹介されました。これはドッキリの演出ですね。
 オープニングはミステラさんとぺるちゃんの名コンビ。混ざり合ったビーズが一瞬で分離したり、あっという間にネックレスに早変わりしたりと少女の夢の世界を実現したような、おしゃれなマジックでした。

 次は今回からスタートしたチャレンジコーナー。年一回の「プリあらアワード」出場権獲得のため、チャレンジャーが得点を競います。今回のチャレンジャーはMISAさん。AKB48の曲に乗せ、女子高生コスチュームで色とりどりのシルクやカードを使ってカワイイ、カラフルな世界を演出されました。
 ビジターマジシャンのコーナーでは、黒服のイケメンマジシャンTaishiさんが、しっとりした音楽に乗せ流麗なカードマニピュレーションを披露。カードの色が次々に変わったり、煙りや紙吹雪になってしまったりとまるでエルフの国にいるようでした。

 続いて魔人タジマーのコーナー。わか葉さんは、時計が木箱を通り抜けて別の木箱に瞬間移動したり紙袋に入ったりするマジック、タジマーさんは、お客さんの誕生月、血液型、自由に選んだカードを予言するというマジックを、それぞれ演じられました。現実の世界では有りえないことをいともたやすく起こしてしまうのがまさに不思議の世界ですね。

 いよいよ今宵のメインゲストの登場となります。LiLeeさんのステージです。第1部はボーイッシュないでたちで、ボールのマニピュレーションや踊りながらのスリーカードモンテ、ファンカードの演技などでLiLeeワールドの花を咲かせました。
 コミカルなタッチを入れたり、ステージ狭しとダイナミックなダンスを繰り広げたり、LiLeeさんの魅力が満開です。
 中間部はつねむねさんによる紙切り。寄席などで見ることはありますが、プリあらでは初めて見ました。LiLeeさんの演技が息もつかせぬサイレントだったのに対し、つねむねさんはおしゃべりで会場を盛り上げます。
 ほっこり場が和む中、紙とハサミだけで美しいシルエットを造形します。ニュースでも話題となった某スナック菓子のCMのキャラクターも登場するなど、伝統芸能を楽しみました。
 LiLeeさん、第2部のステージでは赤いドレスで登場。大きな銀の輪(フラフープ)との出会いと交流がパントマイムで演じられます。ミュージカルの1シーンを見ているかのようでした。
 その後大きな銀の輪は増えていきます。LiLeeさんの華麗なダンスに合わせて輪はつながり、様々な姿を形作ります。銀の輪の動き、音楽、ダンスが渾然一体となって互いに共鳴し、壮大な絵が完成したとき会場は大きな歓声に包まれました。

 

 興奮覚めやらぬ中、会を締めくくるのは荒木一郎会長のコーナーです。まずは、ミステラさんのミニレクチャーから。今回は、お客さんに指をつまんでもらった状態で輪ゴムがその指を通り抜けてかかるコミカルなマジックを紹介されました。
 これは会場で見ているみんなに言葉での解説が不要でした。誰でも出来て道具もほとんど要らず、笑いが取れるマジックで良かったです。その後の会長のアドバイスで、さらに状況が膨らみ、そんな使い方もあるんだな〜と勉強になりました!
 さて、いよいよ会長のマジックです。今日は、プリあらグッズを用いた演目で、一つ目は、トランプが折ったお札を通り抜けてしまいますが、なぜかお札は切れていないというもの。グッズの解説書に書いてあるやり方ではなく会長流にアレンジしたエッセンスが加わっている、とのこと。超不思議です!こんなに不思議なのに、グッズのお値段は、なんと400円。安〜〜〜〜!
 二つ目は、南京錠と複数の鍵を使ったマジックです。このグッズでは、多くの場合、マジシャンだけが錠前を開けられるという演出になりますが、ひと工夫加えた味わいが会長流。予言の封筒を開くと、錠前を開けることができた人の名前が書かれていてビックリです。ちなみにグッズは1,800円、こちらもビックリの激安価格。通常のショップでしたら、5,6千円、いや8千円くらいするでしょう、とミステラさんがおっしゃっていました〜〜
 コーナーの最後はメインゲストのLiLeeさん、つねむねさんと会長のトークです。LiLeeさんはとても緊張されていたとのこと。また、つねむねさんは、これからも紙切りに精進されるとのこと。今後のますますのご活躍が期待されます。
 同じ道具を使っても、演じる人の個性などによって表現方法は異なります。それぞれの個性によって創造された世界は様々な色で輝いています。今宵もそれを味わうことができた素敵な例会でした。

  ★プリあら5月30日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

5月18日(木)
村山 崇

 待ちに待ったプリあら例会、まずは「プリあらグッズ」の紹介からスタートです。解説書のやり方に一工夫アイデアを追加して演じるのがタイマロ流。今回は、通常の「エバーフィリンググラス」の演技に、プリあらマガジンNo.21「新春号」に掲載された化学マジックのネタを取り入れたところが流石でした。化学マジックは私が投稿した記事なので、使って頂けて嬉しかったです。
 オープニングは、ミステラさんとペルちゃんによる、息の合った演技。バラのブレンドシルクから花束出現への鮮やかな現象に、会場からは大きな拍手が沸き上がります。

 次は、会員マジックのコーナー。プリあらマガジンで紹介されたオリジナルマジックを考案者である会員自身が実演します。
 今日は、青狐レオさんによるタロットカードを使ったマジックです。占いというストーリーがピタリとはまり、トランプを使ったカード当てとは全く違ったテイストが斬新でした。このマジックは、プリあらマガジンNo.18で解説されています。

 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。一人目は、Taishiさん。ピアノの調べにのせて静かに繰り出されるカードマニュピレーションの妙技に会場中が息を飲みます。黒のタキシードとは対照的な白いシルクが白いカードへと変化し、やがてそれがピンクのカードへと変化していくといった様は、「色」を自在に操る貴公子そのものでした。
 ビジターマジシャンの二組目は、ケン正木さんと花島世津子さん。大御所二人による豪華な競演です。「連理の紙」から「紙うどん」へと、江戸時代から伝わる和妻の伝統芸をたっぷり演じ切り、大喝采の嵐です。

 魔人タジマーさんのコーナー、まずは弟子のわか葉さん、3人が別々に覚えたトランプを、大きな一枚の画用紙を切り抜きながら、次々と当てていきます。
 続いて、師匠のタジマーさんもこれに負けじと2人の選んだトランプを一枚の紙を切り抜いて当てるのですが…。予想を見事に裏切る結末が待っていました。さすがです!
 いよいよ、本日のメインゲスト、渋谷駿さんです。マジックとダンス、そしてジャグリングを融合させた独自の境地を切り開いた若干19歳の好青年。
 日本人最年少でのマジックキャッスル出演の実績もあり、将来を嘱望されている期待のホープ。黒のタキシードに身を包み、満を持しての登場です。
 オープニングマジックは音楽にのっての、ステッキ・ハト・ミリオンカードなど、クラシックな王道マジックを堂々と演じていきます。
 続いては、アシスタントのKAHOさんとの演劇風ストーリーマジック。場面は、とあるカフェ。男と女の駆け引き劇が展開されて…。「マネー」をモチーフに、ハイテンポで夢が実現していく様は、見ている者も幸せにしてきます。黒から白へのドレスチェンジが印象的でした。
 派手な演技の後は、「少年時代の回想シーン」へと場面を一転させます。動から静への演技構成の妙が光ります。子供の頃に見た、幻のような「思い出のマジシャン」の姿が、観客自身の脳裏にも浮かぶような静かな語り口と、何気ない動作の中で次々とハンカチの色が変わっていく様子がとてもよくマッチしていました。

 次は、アシスタントのKAHOさんが一人でマジックを進めます。「マジシャン見習い」と自己紹介し、たどたどしい素振で「色変わり袋」のマジックを演じますが…。
 いやいやどうして、その可愛らしさと「マジシャン見習い」の装いに騙されてはいけません。独自の演出と台詞の一言一句にも計算された仕掛けが施され、よくあるマジックが新たな命を吹き込まれ、新鮮な輝きを放っていました。とても素晴らしかったです。

 ラストは、マイケルジャクソンの曲に合わせてのダンスとマジック、そしてジャグリングを融合させ、海外でも高い評価を得ている演技を、ここプリあらの舞台で間近で演じてくれました。
 キレのあるダンスの中から次々と繰り出されるマニュピレーションとジャグリングの数々に、ただただ圧倒・圧巻の大スペクタルでした!
 ラストは、荒木一郎会長のコーナー。まずは、ミステラさんのミニレクチャーから。と言っても、今日もマジックではなく、「生活の知恵」を教えるコーナーに。納豆フィルムのきれいな外し方!とても役立ちました!
 いよいよ、会長マジックで〜す。一つ目は「プリあらグッズの実演」から。なんでもなさそうに見えるグッズも、会長の手にかかると何万円もする商品に思えてきます。これがたったの300円!安い〜〜〜〜!
 本題の会長マジックは、予言のマジックに「トランプ」と「絵画集」という異色のものを組み合わせる面白さ!「おしゃれで意外、不思議で分かりやすい」、そんなお客を楽しませ、幸せな気持ちにさせようとのコンセプトからこんなに楽しいマジックが発想されるのでしょうか???予言のフクロウもお茶目で可愛い〜。今日も超不思議!大満足の会長マジックでした。
 最後は、メインゲストの渋谷駿さんと会長とのトークコーナー。5月12日が誕生日で、19歳になったばかりということで、会長から花束のプレゼント。
 今日の会長マジックも然りでしたが、渋谷さんのマジック・ダンス・ジャグリングと、異色のものを組み合わせる面白さと楽しさを存分に味わうことができた、と同時に、人を喜ばせようとする会長のコンセプトがベースに流れていることを、つくづくと感じた心地よい空間でした。今日も素晴らしい一夜を本当にありがとうございました。

  ★プリあら5月18日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

4月26日(水)
長濱 充

 4月も後半、気付けばもう5月の足音が。暖かくはなってきましたが、まだまだ夜は花冷えのする陽気。皆さん、健康管理はしっかりされていますか?
 この日のメインゲストは人気者のサイクロンZさんという事もあり、外の寒さがウソのように会場内は開始前から早くも熱気に溢れていました。
 そんな中、定時となり今宵もプリあら開演!タイマロさんによるグッズ紹介のパフォーマンス、プリあらロッジ計画の告知も終わり、総合司会のミステラさんとぺるちゃんの登場。
 赤い風船を膨らましプードルを作ります。それを紙袋に入れ、その紙袋を両手で割り、それでも中のプードルの風船は割れていないという『風船の復活』のマジックを披露。もちろんその後、プードルの風船を前列にいた女の子にプレゼントするというおまけ付き。ほのぼのとしたオープニングマジックで掴みはOK!
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー、本日は三名。まずお一人目は、初登場のロボットのぞみさんです。ぺるちゃん曰く『マジシャンというより、パフォーマーでテレビ番組のあらびき団で共演。いつもはロボットの被り物でシュールなパフォーマンスをされますが、今回は被り物ではなく素顔で演じます』と言っていたように、素顔で演じられました。
 僕も被り物の時は、知っていたので素顔を見る事が出来、何か感動。軽快なテクノ調の音楽に乗り、トランクケースを加工したモニターを使いながらパントマイム。LEDの付いたスティック、グラフィックポイ道具を両手に持って赤や緑の色がスティックからスティックへ移動、回転させたり、きれいな模様に変化したりと、スティックを上手く駆使し楽しく美しくパフォーマンスされました。

 お二人目は、ケン正木さん。新作のワインマジックを披露。グラスにボトルの液体を注ぎ、黒い筒を被せると…色々とワイングラスの色が変化するというおしゃれなマジックで大人の雰囲気のある落ち着いたマジックを披露されました。
 三人目は、パフォーマーの謳歌さん。最近は海外でパフォーマンスをされていて、5年ぶりに帰国。帰国後、初めてのステージがこの「プリあら」だそうです。一から自分自身で製作した、S-staffという木製のS字型をした道具を2枚使い、まるで生きているかの様な動きで、非現実的にそして幻想的なパフォーマンスを披露。さすがに海外で活動されているだけあり堂々とした演技に周りからは、ため息が出ていました。
 続いては、魔人タジマーのコーナーです。今回はマジシャンのわか葉さんが『母からの手紙』というメンタルマジックを披露されました。ここで載せてしまうと何かネタバレになるようなので控えますが、とても楽しく、演じてみたいなぁ〜と思うマジックでした。
 そして、いよいよメインゲスト:サイクロンZさんの登場で〜す。ぺるちゃん曰く『プリあらのアンケートで呼んでもらいたいゲストのベスト3に入るほどの人気マジシャン』だそうです。
 今宵は、太田プロ後輩の芳賀さんと、いのけんさんのお二人をアシスタントに、楽しく、ユーモラスにスタート。まずは勢い良くスプーンやレンゲ、折りたたみのワンタッチ傘、CD、ロープ、ハンガー、ルービックキューブ、新聞紙、リング、赤いスカーフなど色々な小物を使い、次から次へとマジックを披露。いや、マジックなのか?!どっちにしても、大笑い!
 次は、サイクロンZさんといえば定番の『モヤモヤマジック』。色々とマジックらしい事を演じられていましたが、どれもこれも何かモヤモヤ。なんだろうこのスッキリしない感は。これが狙いとのこと(笑)
 そして、AKB48のフライングゲットの曲で躍りながらのマジック。これも果たしてマジックなのかは置いといて、、大爆笑〜

 『手品やりたいだけ刑事』では、ひとりコントマジック、最後は『15分のマジックの持ち時間を3分で演じるマジシャン』を熱演!
 コント紹介のスケッチブックには、サイクロンZさんのオリジナルグッズの物販宣伝が加わってるのが、なぜか可笑しかったです。

 最後は、会長コーナーです。まずは、ミステラさんのレクチャーから。ミステラさん曰く、『お越しいただいた皆様にプレゼントがてら、何か簡単なマジックとか豆知識を教えるというコーナーです』と。で、今回もマジックではなく『マジックにも使われるであろう、こんな風な事をやったら喜ばれるであろう、というものをひとつ』教えてくださいました。
 コーラのペットボトルを使って、相手にメッセージを送る、という確かに豆知識でした。ところが会長が、こんな風にアレンジしたら、と、あることを紹介してくれたのです。この一捻りで豆知識がマジックになるという、まるでマジックをみてるようでした。納得!!
 そして、いよいよ荒木会長のマジック。今回も山田さん製作の「やまひでグッズ」を使い、ここだけの1回限りのマジック。
 お客様を1人ステージに上げ、その方が勝手に選んだ図形と数字の2つをズバリ当てるという予言のマジック。しかも、予言の書いてあるボードは本人のサイン入り。超不思議でした〜!
 「さりげなくやりましたけど、すごいことが起きましたね〜」とミステラさん。いつもながらタジマジックさんが欲しがった事はいうまでもありません(笑)
 近々、改良型として販売する予定だとか。欲しい人、殺到でしょう〜これは!
 最後のゲストマジシャンのインタビューコーナーでは、サイクロンZさんとアシスタントのお二人が再登場。なんと、サイクロンZさんは、昨日、男の子が誕生し、初ステージだったそうです。子供の誕生時に感動の涙でマスクがぐしょぐしょになったという裏話もされました。いつになく思い出になった舞台ではないでしょうか。おめでとうございます!
 お笑いサイクロン旋風が吹き荒れた、楽しい時間でした。本日も、ありがとうございました〜〜〜。 
  ★プリあら4月26日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

4月19日(水)
むっしゅ佐久間

 本日は、久しぶりに例会に参加しました〜。司会は、プロマジシャンのミステラさんとぺるちゃんのコンビ。オープニングマジックは、なんとミステラさんが完全に飲み込んでしまった風船が、ぺるちゃんの胸元から出現するという驚きの展開でした。会場内は騒然!!

 最初のコーナーは、新企画:プリあらマガジン実演コーナーです。プリあらグッズのディーラーブースでも活躍している、ジュクさんが登場。なんと私が指名されてステージに上がり、かわいい中学生の琴海ちゃんとつながるという、フィンガートラップを使った面白いマジックをやってくれました。
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。今日は4名の方々が遊びに来てくれました。
 トップバッターは、会津から上京した超イケメンマジシャンのTaishiさん。フィズムに挑戦中のカードマニュピレーションは素晴らしかった!!幻想的でうっとりします。
 2番手は、美人ダンサーマジシャンの五十嵐ひとみさんです。抜群のダンスに合わせたリンキングリングのマジックはとても美しかった!!

 続いてのサイクロンZさん、この日は、消える水の新バージョンマジックで観客を笑わせてくれました。サイクロンZさんは、次回の例会のメインゲストです。今から、とても楽しみです。
 そして、そして御大ケン正木さん登場。おしゃべりお絵描きマジックは、見たこともないような面白い発想で、非常に楽しいマジックでした。観客を惹きつけるトークあってこそのマジック、さすがでした!!

 続いてのコーナーは、プリあら専属マジシャン、魔人タジマーさんの登場です。おなじみのメンタルマジックが炸裂!!美人アシスタント、わか葉さんとの息のあった掛け合いでパタリロのブックテスト。まさにメンタリスト:タジマジックさんの真骨頂。本当に魔人というにふさわしい不思議を演出していただきました。なんと、このマジック、プリあらマガジンの最新号(2017年4月号)に載ってるそうです。早速、チェックしてみよ〜う。
 いよいよ、メインゲスト渋谷慶太さんの登場です。「永遠の王子:渋谷慶太のワンダフルワールドへ!」とのタイトル通り、慶太王子のマジックはまさに圧巻!!!鮮やかな鳩出しマジックはまるで夢の世界でした。さらに驚愕メンタルにマジックマニア騒然。
 お子様向けのプリンの出現マジックは楽しかった〜。人体浮遊??????人間って本当に浮いちゃうんだ????
 一番度肝を抜いたのは、ボールの色あて:メンタルマジックでした。ありえないシチュエーション、ありえない現象、ありえない色の一致!!会場は騒然!!
 この後、マニアといろいろ話し合う機会がありましたが、誰もがきっかけつかめませんでした。メンタルマジックでこんなに驚いたのは生まれて初めてでした。いやあ 渋谷慶太王子、凄いわ!!

 人体交換のイリュージョンも凄かった。ボックスの中でシルクを振っていた渋谷さんが次の瞬間、笛を吹きながら客席後方から出現。これにはもう〜観客は唖然!!大拍手にフィナーレ!!素晴らしいステージをありがとうございました。

 さて、最後に最も楽しみにしている、会長コーナー。まずは、ミステラさんのレクチャー?!お持ち帰りマジック?!今日は、数理マジック????というよりは豆知識。これは、マジックではなかったけど、面白かった〜。今までで一番の傑作!!今度、使ってみよう〜。
 いよいよ会長マジックです。今日は簡単なマジック2つ、と言ってましたが、、、、とんでもない不思議なエースの出現トランプマジックでした。さりげなく演じていらっしゃいましたが、とてつもなく不思議なマジックでした。是非マガジンに掲載して頂くか、レクチャーをして頂きたいものです!
 もう一つのカードマジックも凄い!会長のマジックはもう百回以上見ていますが、すべてオリジナルで、それもこの日だけの限定。一回こっきりというのが信じられない!頭の中はどうなっているんだろうかといつも思ってしまう!!
 私の友達、谷君が会長のアシスタントに呼ばれ、ステージに上がりました。彼は、ピアニストでマジシャンでもあるのですが、会長マジックに終始びっくりして、凄い、凄いを連発していました。
 楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいますね。例会が終わると同時に、会員総出で撤収に突入するのがまた素晴らしい会ではないですか!!スタッフ一同の緻密で熱心な努力、これからも長く長く発展してゆくことを願っております。


 ★プリあら4月19日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

3月28日(火)
タイマロ

 いつものようにプリあらグッズの紹介から始まるプリあら例会ですが、今回はプリあらロッジバスツアーの案内もありました。4月22日(土)で新鮮なタケノコ掘り放題!食べ放題!スライドで現地の様子が上映され、すごく楽しそう。
 さて、プリあら本編がスタート。まずはMCミステラさんのオープニングマジック。華麗なるタバコのマジックだったが、そこへMCアシスタントのぺるさんが参戦し、次第にコメディマジックへと。このお二人のコンビは、常に息があっていて、楽しいです。

 次はアントレコーナでわか葉さん。いつもは魔人タジマーのコーナーでタジマジックさんと一緒に登場しますが、今回はソロで。わか葉さんらしいセクシーな?!カードマジックからスタートし、本日販売の「プリあらMagicマガジン4月号」に掲載されている「透けるとんマジック」も披露。本で読むより実際の演技を見ると益々やりたくなってしまします。
 わか葉さんマジックで、なんとなくほのぼのとなった会場の中、次はビジターマジシャンのコーナーです。
 最初に、女性マジシャンのリリーさんが登場。5月30日(火)にプリあらメインゲストを飾ってくださるので、その日の予告をしてくださいました。「パフォーマジック」と称して、2部構成で新しい世界観を見せてくださるとのこと、今から楽しみです。
 次はケン正木さん。ケンさんも「プリあらMagicマガジン4月号」に掲載の演技を披露。コーンとボールの演技で仕掛けを使わず全てスライハンドでの構成です。少し難しいですが習得すればテーブルからサロン、ステージまで幅広く演じられる素晴らしい作品。更にマガジンには載ってないちょっとしたヒントなども惜しげもなく提供してくださいました。お得感、倍増です。

 さて魔人タジマーのコーナーですが、わか葉さんがアントレコーナーに出演の為、久しぶりにタジマジックさん一人で登場。なんとなく寂しそうですが、いざ始まると次々にありえないようなメンタルマジックを。怒涛の3連発は、流石です。
 いよいよメインゲストのコーナー、初登場のマジシャンSATOさんです。初登場と書きましたが、以前アントレコーナー、また、CBファミリー・クリスマスにも出演しています。長野県を拠点に活動をしているため、東京ではあまり見る事が出来ないので、とても貴重な体験です。
 アンティークなガス灯を背景に、SATOさんがステージへ。フレンチコートで身を包み華麗なタップダンスを踊りながら次々に傘を出していきます。まるでミュージカルを見ているような演出の中、バルーンアートも絡め、より夢の世界へと誘ってくれます。
 スイングジャズを中心に派手なリズミカルな演技、最後はしっとりとバルーンで作った花嫁さんを空中に浮遊させ、花を差出しプロポーズで終わる。バルーンで作った花嫁さんがとてもリアルで風船で使ったとは思えないほど美しいのです。
 このバルーンアートを見れるだけでも価値あるものです。ショー全体が物語っぽくなっていて、今までにない、うっとりとした感覚で楽しめました〜。

 ご本人曰く、初めての「メインゲスト」というプレッシャーから、ここだけの話、冒頭の「タップダンス」は、足ガクガクで全然踏ん張れなかった、とのことですが、全く、そんな様子は感じられず、素晴らしいショーでした。ありがとうございました。

 さて、最後は会長コーナーです。まずは、ミステラさんのレクチャーから。が、しかし、これはマジック?笑→額に100円が張り付いていて、取ると100円に釘がついています。100円は張り付いていたのでなく刺さっていたのだ〜〜〜、ヒェ〜と言う恐怖のマジック...?でした。
 流石にこれは会長も何も付け足すことは無いだろう、と思われましたが、ちゃんとマジックっぽいコンセプトを付け加えブラッシュアップしました。やっぱり会長はすごい!
 いよいよ最後は会長マジック。本邦初公開、日本で誰も見たことがないマジックです!クリスタルの綺麗な台をテーブルに置き、4人のお客様とゲームを始めます。5枚の封筒があり、1枚だけに1万円が入っているそうです。これを、お客様によく切ってもらい、そのまま台の上に並べていきます。
 4人に、コインを改めてもらってからサイコロ代わりに振って、裏の枚数で封筒を決めて行きます。最後に1枚封筒が残りました。つまり、4人が、それぞれ、コインを振って自分の封筒を決めて行ったわけです。いよいよ、封筒を開けます。4人が順番に開封しますが、そこには「お札ではありません」の紙が入っています、、、なんで、、、?なんと、最後に残った封筒だけに1万円が入っていたのです!すごいドキドキ感。サイコロとかではなくコインをグラスに入れて相手に振らす所も素敵な演出です。
 これを2度とやらないとはもったいないですが、その分プリあら例会に参加する価値が上がるという事でしょうか。Magician SATOさんの夢のような世界、会長の貴重なマジックに酔いしれながら、次回4月19日(水)永遠の王子:渋谷慶太のワンダフルワールドへ!、、、楽しみにしています。
 ★プリあら3月28日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

3月14日(水)
佐原有紀

 トランプの描かれた紙を四つ折りにし、端っこを破いて火をつけると復活してしまう。オープニングで会場を温めてくれる総合司会のミステラさんのマジックは、毎回趣向が異なっていて新鮮さを失いません。 
 MCアシスタントにはぺるさん。このお二人の掛け合いもしかりです。『プリあらMagic Magazine』は、この国でも唯一、雑誌としての美しさに妥協を見せないマジックマガジンで、マジックをやる人々には毎号、興味深い特集や記事が掲載されています。
 会員だけでなく、マジックバーやショップなど、全国のマジックスポットでも目にしたという方もいるのではないでしょうか。

 今をときめくマジシャンたちに迫るインタビューやエッセイ、そして貴重なのは、荒木会長が執筆を続けておられるコラム、マジック史に名を刻む伝説的人物たちや作品についての評伝です。
 歴史や遺産について語られることが極端に少ないように思われる日本のマジック界において、まさに先に残すべき意義のある試みではないだろうかと感じています。
 さて、最初のコーナーは、そんな「プリあらMagic Magazine」に作品を発表された会員の方にそのマジックを実演してもらおう、というものです。第21号(2017年1月発行)に「化学マジック」というマジックを発表されたのが村山さん。
 グラスに水を注ぎ、軽く振ると、瞬間に紅茶へと変化。今度はその紅茶を使って、マジックの古典「新聞と水」の演技へと移っていきます。新聞に注いだ紅茶が消失し、折り直した新聞をかたむけると、紅茶はメロンジュースになっているというマジシャンウケのあるマジックでした。水が紅茶へと変化し、紅茶がメロンジュースに変わる秘密を知りたい方は、ぜひ「プリあらMagic Magazine」第21号をご覧ください。
 魔人タジマーとわか葉さんのコーナー。今夜は、わか葉さんが主導となって観客の一人をアシスタントにマジックが進んでいきます。観客の操作によってカードを動かし、スケッチブックをめくると、そのすべてが予言されています。
 段階を追って予言の難易度が上がっているようですが、最後の最後はタジマさんの用意した予言。すべてが完了したと安心している観客が、今、たまたま手にしているカードまでも予言されているのには不意を突かれました。
 さて、日本の大御所マジシャン≠ニいうと、想起される人物は誰ですか? そう質問すれば、マジックファンの間ではだいたい共通した名前があがってくるような気がします。そして、その中でも「ケン正木」氏の四文字はかなりの上位にランクインしているはずです。
 ぼくが初めてケン正木さんのパフォーマンスを見たのは2003年、NHK-BSで「SAM世界マジックコンベンション」の模様が放映されたときでした。その番組には、今はなきマーカ・テンドーさんやリ・ウンギョルとか、クリストファー・ハート、そしてなんとリングをヌンチャクのように振り回す若き日の(?!)ミステラさんも出演していて、そうした面々のなかでケン正木さんがシンブルを操る姿は印象的で、それからしばらく自分もシンブルを弄んでいたような気がします。
 日本のマジックシーンにおいては、その確実な芸を伝え、新たな才能を育てる指導者として、お弟子さんを抱えておられますが、今回は「ケン正木ファミリー☆スペシャルマジックショー」と称して、ケン正木さんとその遺伝子を継承するお弟子さんらによるバラエティ豊かなステージが展開されたのでした。
 まずは、師匠・ケン正木さん、お馴染みのカラオケマジックでの幕開けです。すっかり定着しているこの十八番ネタですが、今夜はアシスタントに五十嵐ひとみさんを迎え、小ネタからギャグまで歌詞の語呂合わせで次々と繰り出されます。五十嵐さんも、「濡れた瞳で〜♪」というところではキチンとアピール!
 雰囲気は一転、和風の音楽に。お弟子・AZUSAさんの「傘出し」です。プリあらと荒木会長との出会いがきっかけでマジックを始められ、ケン正木さんのもとで修業を積まれています。鮮やかな手つきで和傘を取り出す彼女も大学生になったとのこと。若き和妻師の艶やかさに、惹き込まれたことでしょう。

 空に星があるように 浜辺に砂があるように〜〜。ピンスポットで照らし出され、ウクレレを手に歌うのは、そう、「空に星があるように」。どこか幕間といった感じのステージ。なぜだか今夜のケンさんは、唄います…。大御所なのに…。そして、大御所の一言。「前にギターを浮遊させるマジックをやりました。今日は、ウクレレが浮遊します。なぜなら『浮くレレ』…」。ダジャレ…。大御所なのに…。でもちゃんとマジックはやります。BGMのボリュームが大きくなってくると、ウクレレが少しずつ動き出したような?パントマイム?またちょっと動いた?浮くか、浮くか……浮いた!…浮くレレ。
 つづいては、一門で最高齢、御歳八十五歳という伊能さんの、海賊をモティーフにしたパフォーマンスです。「お客様の拍手がわたしの元気の源だと思うんです」と語る伊能さんのマジックはシルク、フラッグ、宝箱と老いとは無縁のアイテムに彩られたステージでした。

 十代から八十代という幅広い年齢、マジックに対するスタンスも異なるのであろう方々をお弟子さんに持つケン正木さんの価値観は、このあたりに示されているようです。
 「ケン正木ファミリー☆スペシャルマジックショー」のトリを飾るのはもちろん、一門の長・ケン正木さん。さきほどまでの出で立ちとは打って変わり、タキシードに身を包んだ姿は、まさにThe Magicianの風格をそなえています。ぼくが初めて見たシンブルもしかり、ケンさんのマニピュレーションマジックにおける存在感には揺らぎないものがあるでしょう。
 おそらく誰もが背筋を伸ばして、ケンさんのカードと鳩の演技をご覧になったろうと思います。鳩とマジシャンのイメージはあまりにも密接です。マジシャンと聞けば「鳩出して!」と叫ぶ子供。カードマジックなんかを見せたあとに「あのぅ、鳩なんかも出せるんですか?」と真顔で質問してくる大人。そもそものイメージは、イギリスのマジシャン、チャニング・ポロックが映画「ヨーロッパの夜」で七羽のハトを出したことから始まるそうですが、次号の「プリあらMagic Magazine」では、会長の手によって、その演技で世界を風靡した島田晴夫氏と鳩出しの物語が書きおろされているということです。
 今夜のケン正木さんの磨きあげられた芸を見て、そのルーツを辿ってみると、マジックの奥深さにまた魅せられることになるかもしれません。
 最後は会長のコーナー。まずはミステラさんのレクチャーから。宴席で使えそうなコミックネタを教えてくださいました。ネクタイの糸がほつれてしまってピロピロピロと揺れるタイの先っちょに思わず吹き出してしまいます。
 ラストは会長のマジック。「遺言書」を手に入れたんだ、と言う会長。それはとある宝石商が子供たちに宛てた遺言でした。なんでも、所有する17個のダイヤモンドを遺産として三人の子供に分け与えるのですが、そこに書かれているのは物理的に無理な内容なのです。
 ところが会長、その無理な遺産相続を成立させる方法を考えてあげたんです。巾着からこぼれ出てきたのは、この遺書にあるのと同じ17個のダイヤモンド。偽物の宝石を使っても面白くないから、とダイヤはすべて本物です。遺言書に従って、それを分配していくのですが、不思議とダイヤは消え、分配は成立という摩訶不思議なことがおこりました。それはどこか一種のクイズのようでもあるし、魅惑的な雰囲気を醸し出す宝石の魅力のような気もします。こうして今夜のプリあらは、ダイヤの輝きと一抹の謎を残したまま終わっていったのでした。
 次回もまた、宝石のような珠玉のマジックに出会えるでしょう。ここでしか見れない会長マジック、皆さんも絶対に見逃さないように〜。
 ★プリあら3月14日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

2月22日(水)
樋口哲弥

 僕にとって、今年初めての「プリあら例会」です。今日は搬入から参加し5時に会場に着くと、すでにキャラメルマシーンのおだじさんが、おだじさんも入れそうなほど大きなスーツケースを運びこんでいました。
 大変そうなので少しお手伝いしましたが、ふだん力仕事をしている僕も驚くほど重かったです。マジシャンは力もなければいけないのか〜!
 そして、久しぶりに会ったスタッフ達とステージや照明、音響機器、プリあらグッズなどの搬入作業。ステージの組み立て、グッズ売り場のセッティングを終え、しばらくプリあらグッズを見たりタイマロさんや長濱さんから、やり方を教わったりして過ごしました。こういう時間も僕にとってプリあらに来る楽しみのひとつになっています。
 プリあらマガジンの最新号とサムチップを買いました。スタッフミーティングが終り、席について開演を待っているとタイマロさんのプリあらグッズの紹介が始まりました。ひょうたん型のボトルに入った水をグラスに注ぎきっても、またボトルから水が出てくる不思議なボトル「エンドレスワイン」を紹介してくれました。限りなく出てくる水にびっくりです。

 会場が暗くなり音楽が流れ、いよいよ開演です。オープニングは総合司会のミステラさんのマジック。あらためた空の箱からシルクと大きなクス玉が出てきました。
 MCアシスタントはトランプ柄のかわいい衣装で登場した、ぺるちゃんです。
 最初のコーナーは、チャレンジマッチ。観客の投票で勝敗が決まります。今回から、二組のチャレンジャーが登場して、それぞれ自己紹介と勝負にかける意気込みを発表することになりました。
 目にも鮮やかな赤いラメのジャケットとネクタイで身を固めた先攻の高橋完治さんは、横浜でスーパーと居酒屋を経営されているそうで、自称「居酒屋マジシャン」。
 後攻のジャッキーさんは、ご自身でワッペンやバッジでカスタマイズしたブルゾンで登場。わか葉さんのお弟子さんだそうです。

 高橋さんは「人を幸せにするマジック」、ジャッキーさんは「不思議なマジック」ということで、いざ勝負。
 高橋さんはお客さんの引いたカードを当てるマジックなのですが演出がすごい!自分がカードを見ないように紙袋を頭にかぶるのです。で、その紙袋を脱ぐとトランプ大統領の覆面姿に〜!後ろを向くとその後頭部にお客さんの引いたカードと同じカードが貼ってありました。
 お客さんにも無理やり安倍首相の覆面をかぶらせて二人でフローティングテーブル!最後は合衆国国歌がかかり日の丸と星条旗を振って終わりました。
 ジャッキーさんは「プロジェクトA」のテーマ曲にのって登場!辛い物好きということで七味唐辛子の容器を一味唐辛子の容器に変え、次にタバスコの容器をグリーンペッパーの容器に、辛子のチューブをわさびのチューブに変えるネタがばればれのマジック!終わるとわか葉さんが「私の教えたのをひとつもやらなかった」と怒ってました〜。


 ビジターマジシャンのコーナーはサイクロンZさんとムーラさん。サイクロンZさんは、タバコのスライハンドとロープのマジックを激しいダンスのステップとともにスピード感たっぷりで見せてくれました。3月に初めての単独ライブがあるそうです。打ち上げにも参加できるみたいです。
 ムーラさんは帽子とお手玉のジャグリング。上手く決まるとクラクションが鳴る演出で、途中から僕がクラクションを鳴らすことになったのですが、なかなかタイミングを取るのが難しかったけど、楽しかったです。
 魔人タジマーのコーナーは、タジマジックさんとわか葉さんのメンタルマジック。消防車やパトカーなどの車の絵の描かれたカードが5枚、その車に対する消防士とか警察官などのカードが5枚。お客さんが車のカードをテーブルの上に適当に裏返しに並べ、その上に人物のカードをタジマジックさんが置くとみごとに全てが一致してました。
 いつもタジマジックさんは不安そうに演じるんだけど、最後はアッと驚かしてくれます。それが面白くて好きです。
 そして、いよいよキャラメルマシーンの登場!クールにマジックをする貞さんとその邪魔をするおだじさんのコンビ。プリあらのアンケートで「また見てみたいマジシャン」で常に上位にランクされています。
 新聞紙の復活やルービックキューブ、カードマジックは6人のお客さんがそれぞれ覚えたカードを一気に言い当てました。これには言い当てられたお客さんも観客もビックリです。
 女の子をステージに上げてティッシュペーパーのマジック。鳩出しではおだじさんの鼻の頭にハトのフンが付くという奇跡も起こりました。
 不安がる貞さんを箱の中に入れて、おだじさんの剣刺し。終わると穴のあいたシャツに血のついた姿で出てきました〜!本格的なコメディーマジシャンを目指すお二人のスリーカードモンテはリズミカルで何度見ても飽きません。
 プリあらマガジンの最新号に「キャラメルマシーンの軌跡」という特集が載ってます。このページだけでも、面白くて読む価値があるそうです。コンビ結成の秘話からプリあらとの関わりをベースにマジックを取りいれて軌道にのるまで、など。キャラメルマシーン大好きなので、家に帰って、ゆっくりマガジンを読もうと思います。

 最後は、会長のコーナー。チャレンジマッチの結果は54対11で高橋さんの勝利でした。ジャッキーさん、次は、わか葉さんのご指導のもと、敗者復活戦、頑張ってください。
 いよいよ、会長マジック。会長は同じマジックは二度とやらないので、絶対に見逃せません!今回は、インスピレーションで3人のお客さんが思ったことを当ててしまおうと、いうことに。一人は4ケタの数字、一人は動物、もう一人はESPカードからひとつのマークを思ってもらい、それを会長がメモして、今買ってきたばかりだという綺麗な3つのカップにそれぞれ入れていきます。
 会長の使う道具はいつも綺麗で、会長曰く道具が綺麗だと簡単なマジックも高級なマジックに見えるということですが、会長のマジックは元々高級なマジックです。
 それぞれが思った数字と動物、ESPカード、それぞれのカップからメモを取り出して開いてみると、見事に一致していました。フォースは使ってないって、ありえないマジック!
 なんと、このマジックの解説がプリあらマガジンの最新号に載っているというので、さらにびっくり、嬉しいです。これまた、最高のお土産をもらった〜と思っていたら、今日一番のビックニュース!
 情報が盛りだくさんに詰まったプリあらマガジンを定期購読すると、特典として年に一度、会長のレクチャーDVDがもらえるそうなんです〜!もともと欠かさずプリあらマガジンは楽しみに購入しているので、さっそく定期購読、申し込みましたよ〜。
 今日は僕の好きなサイクロンZさん、ムーラさん、キャラメルマシーンさんが一度に見られて最高でした。たくさんの楽しみを、ありがとうございました〜。
 ★プリあら2月22日のダイジェスト版 です→こちらをクリックしてご覧下さい。

2月8日(水)
高橋正樹

 オープニング前のプレオープニングは、タイマロさんのプリあらグッズ紹介。紙袋の中でコーラの瓶とポテトチップスの缶が入れ替わるギャグマジック。中に残された瓶は、紙袋と共にクシャクシャにされて消え「さては残った缶の中に瓶が、、、、」とお客が缶の蓋をあけると、ビヨーン!とバネ仕掛けの巨大な蛇が飛び出し、びっくり仰天!!
 このコーナー、いいよね〜。まだ席の暖まらないざわついた空気からオープニングへ向けての期待感が高まります。

 さて、本格的オープニングとなり、いつものようにミステラさんが、まずは一人で登場。今日は念動トリック。ハンガーに結ばれた4色のシルクのうち、客の選んだものだけが!とにかく不思議。
 ここで本日のMCアシスタント登場、秋山りこさんです。iColor’sのリーダーで、4日前に荒木会長プロデュースのライブで主役を務めたばかり。「お風呂の中でもセリフを覚えてました」という高校三年生、ウ〜ン、かわゆい。
  続くチャレンジマッチは、マッキさんVS中村ひでのりさん。先攻マッキさんは、ステージマジックには初挑戦とのこと。オープニングは封筒に入れた赤、黒一本ずつ二本のマジックが、なぜか融合して一本になってしまう。これは不思議だった。
 その後はカードマジック。お客を三人ステージにあげ、それぞれが選んだカードを目隠しして当てる。ところが、テーブルのペンやスケッチブックを取ったり、置いたりの所作が妙に的確で「ホントは見えてんじゃねえか」と、客席のあちこちでクスクスと失笑が漏れる。それが妙に愉快でおかしい。二人目までは見事に当たったものの、三人目のカードは行方不明のまま、笑いのうちに終了。
 「スゴイものを見ましたね」というミステラさんのコメントで、場内、更にドッと沸きかえります。
 後攻は中村ひでのりさん。Mr. マリックばりのサングラスをかけて登場。袋のなかでのフォーク曲げに始まり、ピコタローのリズムも交えて、紙吹雪と共にウォンド出現。その色変わりと、あとはウォンド中心の演技。
 途中「体力がなくなっています、エネルギー補給」というナレーションが流れ、リポビタンDを飲む。いささかぎこちないウォンドの扱いと動きが、何やらロボットのようで、場内、笑いが止まらない。

 お笑い対決の様相を呈した今日のチャレンジマッチ。演者はむろんだが、感心したのはミステラさん。短いコメントが、常に場の空気を捉えて当意即妙!個人的には、あなたに一票をいれたくなった。
 続くビジターマジシャンのコーナー、今日は師弟二人です。まずは弟子のAZUSAさん。ダンシングケーンの演技。もう、安定感、安心感抜群!!
 危なげというものがまるで感じられない完成された演技。彼女がケン正木師の門下に入ったのは中学生の時か。その後、迷いなく、まっすぐに修行されていることがつくづくと感じ取れる、良いステージでした。明日のマジック界のためにも、大いに飛翔してください。

 お後はお師匠さん、ケン正木師の演技。まずはスライハンド的に4枚のキングが鮮やかに出現。続いてコインの移動マジックを挟み、メインと思われるゴールドフィンガー(金色に光るサムチップのような、珍しいオブジェ)を使った、金貨、銀貨の入れ代わり。ラストは、いつの間にか財布もカードも金色になり、更には両手に金色のシンブルが一瞬にして出現!!
 魔人タジマー&わか葉さんのコーナーは、おなじみメンタルマジックです。今日はわか葉さんが演じるということで、タジマーさんの手には「そこそこスゴイ予言」と書かれた紙が。使われたのは、裏に様々なシンボルマークの描かれたジャンボカード。
 まずは表向きに配り、お客が自由にストップをかけ、選ばれたのは??、次に裏向きに配って、選ばれたのは錨のマーク。ところが予言の紙に書かれていたのは♣3とスマイルマーク。「何じゃこれは?」と思っていると、カードをひっくり返せば、??3の裏はスマイルマークで、錨のマークの裏は♣3。
 なるほどそういうことか。メンタルマジックでたまにある、いったん喉もとに引っかかり、ちょっと考えてスッと腑に落ちるというパターン。確かにそこそこスゴイ。タジマーさんが最初に示した「予言」は、見事に的中したとも言える。
 さて、メインゲストは、北の国から初登場、札幌から来られた太田ひろしさんです。紅白シルクからクモの糸が鮮やかに空中に舞うオープニングから、子供の喜びそうな手をつなぐ人たちの現れる紙切り、ファンカードからミリオンカードと、ここまではBGMに乗った軽快なアクト。
 ここでミュージックが止まり、トークの演技。いわゆる「松竹梅」カードの名前バージョン。なるほど、これは自己紹介に使えると、参考になりました。
 続いて、メンタルマジックをはさみ、観客の少年(陸君)をステージにあげ、カードマジック。陸君がデックをシャッフルしてる間に、牛乳パックが珈琲牛乳に変わるマジックを披露、最後はペットボトルになってしまう。
 カードマジックの方は、いわゆる「風船カード」、最前列の何人かが耳をふさぐ中、パン!と割れた風船から出たのは、陸君が選び、サインしてデックに戻したカードかと思いきや、ぜんぜん別のもの。
 「あなたのカードはペットボトルの中」と書かれている。で、何と、先ほどのペットボトルの中からサインカードが出現!クラシカルな風船カードと思って見ていた私の目には、なんとも不思議、驚きの結末となった。
 この後は再びBGMに乗った演技。五本リングだが、これが実にきっちり、かっちりしていて、見ていて気持ちが良い。その後は20世紀シルク、ブレンドシルクと続き、ラストは鮮やかにジャンボフラッグが出現!!見事で華麗なエンディングとなりました。
 太田さんのアクトを見ていて浮かんだのは「楷書」の2文字。マジックとして”ヒネリ”はあっても、余計なジョークやおふざけ、奇をてらったような所は一切ない。明るくスッキリと、一本筋の通った演技には、誰もが好感を抱くだろう。正統派のマジシャンです。  締めの『フォーシングバッグ』では、お客様をステージに上げて「プリンあらモード 大好き!!」の文字で拍手喝采!会場の盛り上がりは最高潮でした。

 最後のコーナーは、まずはミステラさんのレクチャー。客の手のひらに音を立てながら1枚ずつ4枚のコインを渡していくが、なぜか1枚抜き取られているというもの。知ってはいたが実演したことないもので、比較的やさしくでき、実践的な良い作品だと再認識しました。
 続いては、チャレンジマッチの結果発表。この時点で、今思い出しても可笑しいお笑い対決だったが、笑いが前面に出ていた中村さんの勝利。「ゲラゲラ」が「クスクス」に勝ったというところでしょうか。
 お後は、ミステラさん告知(MOMに出演するぞ!)の後、メインゲストへのインタビュー。インタビュアーはケン正木師。「普段は一般人に見せていますが、今日は師匠を始め、マジック関係者ばかりなので、緊張しました」と太田さんの弁。
 その師匠からは「僕よりうまかったんじゃないの」と、お褒めの言葉が。そう、この太田さんも正木一門である。正木一門は、お弟子さんたちが個性豊かで多士済済、僕の目には最も和やかに見える一門です。誰からも愛されるケン正木師の人柄ゆえであろう。
 今日は会長のマジックがなかったのが、非常〜に非常〜に残念ではあったが、充実感と満腹感。振り返ってみると、各コーナーのメンバーが、それぞれに、そのコーナーでなくてはならない存在となっている。それも、プリあら例会の魅力か。
 会を終えて出た外は、このところ続く寒風。だが、胸の内は満ち足り、春近しを感じさせる家路となりました。

1月30日(月)
長濱 充

 記念すべき、今年最初の『プリあら』例会の日記は長濱が担当させていただきます。
 今年も何回か書かせていただくと思いますが、1人でも多くの方に、この会の魅力を発信出来ればと考えています。そういうわけで、今年もよろしくお願いします。

 タイマロさんのグッズ紹介で会場内が暖まり、例会の開演です。
 司会はマジシャンのミステラさんと女性マジシャンのアイドル的存在のぺるちゃんが担当。白いシルクを箱に入れると、白いマフラーに変わり、それが今度はハトに変わったりと。オープニングにふさわしい楽しいマジックと息の合った寸劇を披露されました。

  次は、ビジターマジシャンのコーナーです。今回は二組。
 須我田三四郎さんとケン正木さんです。須我田さんは、ケン正木さんの相棒でピエロみたいな姿で登場!ロープを使ったループマジックや水に浮くウォンドそして、新聞紙の復活を披露されました。愉快な音楽にのってテンポよく演じられるパフォーマンスで楽しくなりました。
 ケン正木さんは、変化するウォンド、シルクの変化、ロープとシルクを使った『結び目のエスケープ』、そして新春第一段、年の始めという事で今年の干支の『酉を』使ったニワトリのマジックを披露されました。最後の『コケコッコー』の音響は耳に残り印象的でした。
 アントレ(美味しい前菜)コーナーは、この会の会長である荒木一郎会長がプロデュースしているダンシングチーム「パッションローズ」の花形ダンサーである五十嵐ひとみさんが華麗に飾ってくださいました。
  最近は、色々な場でマジックを披露されていて、観る度に演技に磨きがかかり、安定感、妖艶というかセクシー感が増していくように思いました。
  ミステラさんいわく「なまめかしい雰囲気が出ていて、魅力的」と大絶賛。蛍光色を使ったロープを使い、ダンスをマジックパフォーマンスに取り入れた、スタイリッシュで切れの良い演技を披露されました。
 魔人タジマーのコーナーは、わか葉さんと二人で『食欲の冬?!』にちなんだ、赤いバッグを使い○○限定マジックを披露。○○に入る文字はこのマジックの為に伏せておきます。
 そして、メインゲストのマイク太田さんの登場です!遠方の新潟よりお越しになられました。ミステラさんのプロフィール紹介から引用しますが、学生時代より地元のマジックサークルで活動、海外のマジック大会にも参加、マジックサークルの講師、マジックグッズの企画販売等、幅広く活躍されています。
 なんと、今日発売の「プリあらマガジン新春号」にも登場されていて、ロープとシルクの演技を解説してくれています。この演技もショーの中で披露してくれました。
 僕は初めて拝見させてもらいますが、マイクさんは、とてもダンディーでスマートでありながら、おしゃべりの中にコメディチックな部分を取り入れられ、立ち居振る舞いなども、とても勉強になりました。
 さらに、解説付きの紙をお客様に配りレクチャータイムを設けるなど、まさに新年第一段に相応しいマジックをアシスタントの桜さんと共に披露されました。
 締めの『フォーシングバッグ』では、お客様をステージに上げて「プリンあらモード 大好き!!」の文字で拍手喝采!会場の盛り上がりは最高潮でした。

 最後は会長コーナー。
 まずは、ミステラさんによる簡単なマジックのレクチャー。今回はトランプの出現・消失を、練習しなくてもすぐに出来るというやり方を教えていただきました。いつもながらこの為だけに考えていると聞かされ、感謝感激!さらに、会長のブラッシュアップで、よりマジックらしく、ビジュアル的になり、なるほど〜と思いました。
 そして、僕の大好きな、会長のマジックコーナー。会長いわく『本邦初公開でやった事がなく、いつも頭の中で組み立てて、これをこうしたら出来るのではないか』というのを実際に演じるマジック。なのでここで演じたらそれで終わりなのです。ですから、これだけで必見なのです!!
 今回は時間に余裕があるので2つ披露されました。ヤッホーい!一つ目は、ステージに上げたお客様にカードを1枚、覚えていただき当てるというマジックですが、全くもって当たるわけのない状況で、ピタッと当ててしまいました。こっちのマジックは「おまけ」と言ってましたが、とっても不思議!かなり不思議!シンプルなだけに、ヤバイくらい不思議!タジマジックさんも、ミステラさんも、ガチで驚いてました。
 もう1つのマジックは、ストーリー仕立てのマジックです。会長のお友達が、世田谷のボロ市にあった骨董品屋さんで、スゴい怪しげな箱を見つけました、、、というところから、お話がはじまるのですが、この箱、超不思議!このストーリーの面白さと不思議さで、会場は大盛り上がり。この箱が欲し〜い、と何人もの人が言ってました。
 こういった箱を使うマジックは、よく見ますが、ここまで、クリアに現象が起こせることに、かなりビックリしました。
 今日は、会長マジックが2つも見れて、超ラッキー。心地よい余韻に浸りながら、今宵も外の寒さがウソの様な熱気溢れる会場で大盛況のうちに終演しました。今年も、プリあらで、楽しんで笑って、有意義な一年を過ごしたいと思います。

1月8日(日)
古川 令

 2017年最初のプリあら恒例イベントは、1月8日の荒木会長のバースデーパーティでした。今年は日曜日でしたが、曜日に関係なく毎年1月8日に荒木会長宅で開催されます。
 今年も総勢100名近くの方がiStudioのパーティに集まりました。プロのマジシャンだけでもケン正木さん、ブラック嶋田さん、タジマジックさん、わか葉さん、ぺるさん、サイクロンZさん、キャラメルマシーンのおだじさん、ドリームかずよしさん、竹たけをさん、菅原英基さん、五十嵐ひとみさんなどで、途中から、小林恵子さん、将棋の森内永世名人もお祝いにかけつけました。パーティー前、ヒロ・サカイさんもプレゼントを持って、会長宅にいらしたそうです。

 (株)ミューズ・プランニングの代表取締役:新田博邦さんによる乾杯から始まり、今年はMCにわか葉さんが初担当、酒井玲子さんと2人で会を進行していきます。
 また、今年もプリあらスタッフの女性陣による美味しい手料理が並びました。出来上がった料理だけでなく、途中で出来立ての温かい料理も運ばれるのですが、誕生日プレゼントのタコ焼き器を使ったアヒージョが運ばれるなど、料理にも毎年工夫があります。

 最初のクライマックスは、名物の巨大なバースデーケーキの登場です。いつもは、銀座プランタンでパティシエをしていた佐藤理恵さんの手作りですが、今年は、有名なパティシェである藤原敬三さん(なんと、マジシャンの藤原邦恭さんの弟さんです)とのコラボで、3日前から構想会議、2日前から作成を開始したそうで、卵120個、生クリーム40箱、いちご8パック、バナナ20本、他にもいろいろと入っている大作です。ケーキ作りのお手伝いをされたわか葉さんがその量に驚いたそうです。
 荒木バンドの桜井さんのバイオリン生演奏でケーキ登場。例年は2階から登場するケーキが今年は庭から運ばれてきます!なんと大き過ぎて家に入れるのに手間取り、その間ハッピーバースデーの曲が何度も流れていました。みんなで、バースデーソングを合唱し、iColor’sの皆さんと会長とで、ローソクを吹き消します〜。
 その後は、会長とケーキと一緒に記念撮影です。荒木会長の長年のご友人、マジシャン、プリあら、ダンス関係などグループ毎での撮影会でした。

 9時頃からは、荒木会長がパーティの参加者一人ひとりを紹介され、紹介された参加者が会長へのお祝いの言葉と共に持参したプレゼントの紹介をするという、恒例のプレゼント・オープンコーナーです。
 プレゼントは皆さん趣向を凝らされて多彩です。個人的には小林恵子さんが緒川集人さんと選ばれた、マジックキャッスルの切り絵師に特注した「荒木会長の横顔の切り絵」が印象的でした。

 「やまひで」というマジックグッズの事業を始められたプリあら会員の山田秀樹さんによるプレゼントは今年も新作のマジック道具(取り出し箱)でした。お客さんが選んだ果物の種を箱に入れると本物に変わるという現象に面白い演出を加えての実演もありました。
 私は、昨年個人的に荒木会長にお世話になった事もあり、トランプのデザインに荒木一郎の名前入りの黒と赤のタオルのセットと、以前に友人が作成した「Four of a Kind」というマニアックなマジックの小冊子全8部(それぞれ私のミリオンカードの技法が解説されている)をプレゼントさせて頂きました。

 プレゼントタイムでは、プロマジシャンのパーフォーマンスも楽しみのひとつです。ケン正木さんは、スカイツリーの置物、ディライト、ミニ吸盤を使ったカード当てのマジックのセットを実演後にプレゼントされ、さらにその後に藤原邦恭さんの商品のバースデーバージョンの演技を披露。
 ぺるさんはシカゴオープナーのバースデーバージョンと普段とは違う演技でした。サイクロンZさんとキャラメルのおだじさんは2人で楽しいコント。
 竹たけをさんは、荒木会長から突然のマジックのリクエストに困惑しながらも、その荒木会長を予言に使う(Aと6のフォース)という即興のカードマジックで盛り上がりました。

 プレゼントタイムの特徴は、荒木会長への想いや感謝の気持ち、プレゼントを選んだ理由など気持ちを込めて話す(涙ぐむ方も)方が多いのですが、そこに会長の突っ込みが入り、笑いが絶えない事です。
 プレゼンター:「先生が私と同じ時代に生まれて頂いて幸せです。もし、先生が江戸時代に生まれて織田信長だったら・・」
 会長:「信長は江戸時代に居ないよ」(笑)
 また出席者には荒木会長にお世話になっている期間が長い人が多く、過去のエピソードなども楽しく紹介されます。昔は問題児や落ちこぼれだった人も笑って荒木会長にお世話になった過去を話していましたが、荒木会長はそのようなサポートを楽しんでおられるように感じました。
 将棋の森内永世名人は、彼女の作り方を会長に相談された事があり、女性を送迎するための運転免許取得を勧められた事、免許を取っても恐がりで運転できなかった事を暴露され、「ずっとゴールド免許です」と切り返して笑いを取っていました。
 荒木会長は、プレゼンターへのツッコミで笑いをとるだけでなく、自分からは言わない本人のすばらしさを紹介するなど、配慮は絶妙のバランスで、いろいろと勉強になります。
 なお、今回ちょっと気づいたのは、荒木会長がお使いのマイクの音量だけでなく音質を何度かチェックされていた事です。マイクの音量や音質は、私にはまったく気にならなかったのですが、少しでも心地よい声で伝えたいという荒木会長のこだわりに感心させられた次第です。
 実はこれに気づいた背景には、以前に荒木会長に音楽(マジックのBGM)について相談させて頂いた時に、音で観客を心地よくさせる事の大事さを教えて頂いた事があり、なるほどと思った次第です。
 パーティの最後に、荒木会長が人生においての環境の大事さに触れられました。簡単にまとめると、個人はドアの取っ手のようなもので、取っ手が役立つにはドアが必要で、そのドアは環境や努力でどのようにも変わる。よい環境にしてあげる事がその人へのサポートであり、荒木会長の場合には、自分も楽しみながら回りの人達をサポートされてきたのでしょう。その結果として、多くの方がこの誕生会に毎年参加されているのだと思いました。
 「サポートに対する最大の恩返しは、自分が成長した姿を見せる事」という荒木会長の言葉で今回のレポートを締めたいと思います。これは、恩返しとして自分自身が頑張る事の大事さだけでなく、自分が人をサポートする時に相手に何を期待するかの話でもあるかと感じました。
 今年も、荒木会長をはじめ、スタッフの皆さまのおかげで楽しい時間を過ごす事ができました。改めてお礼を申し上げます。2017年がプリあら関係の皆さまにとって素晴らしい年である事を願っています。

このページは2003年からの「プリあら会」日記です。2016年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。
その他の年号の日記を開きたい方は、一旦、ホームページに戻って、下欄の表から、その年をクリックして下さい。